クロス瓦版

電力の自由化ってどういうこと? -クロス瓦版 No.001-

質問者のみーちゃん
そもそも電力の自由化ってなに?

解答者のあーちゃん

2016年4月より「電力の小売り自由化」がスタートしました。
1月から事前予約がスタートし、各社がCMなどで宣伝を開始した為、名前は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

解答者のあーちゃん

実は、自由化の始まりは電力会社へ民間企業が電力を販売する事が認められた1995年にまでさかのぼり、その後2000年に2000KW以上の大口受電にむけての「PPS」による小売りが認められ、2004年に500KW以上に、2005年には50KW以上に引き下げれれました。その後2016年より50KW以下の一般家庭等も契約できるようになった経緯があります。

解答者のあーちゃん

これまで、電気は地域の一般電気事業者10社

【北海道電力・東北電力・東京電力・中部電力・北陸電力・関西電力・四国電力・中国電力・九州電力・沖縄電力】

が独占的に電気を販売し、ユーザー側は電力をどこで購入するのかを選ぶことが出来ませんでした。
しかし、「電力の小売り自由化」によりユーザー側が購入元を決定する事ができるようになり、自信のライフプランにあった、電力会社を選択できるようになりました。

質問者のみーちゃん
自由化のメリットは?

解答者のあーちゃん

先述の通り、お客様が電力会社を選ぶこと事が出来るようなったことにより、これまでになかった電力会社同士の競争が起こり、各社ユーザー獲得の為に、料金単価のひきさげや、独自のサービス(ガスや電話料金、インターネット料金などとのセット割引)を受けられることが見込まれます。

質問者のみーちゃん
自由化のデメリットは?

解答者のあーちゃん

電気料金の値下げが見込まれる自由化ですが、必ずしも電気料金が安くなるわけではありません。既に電力の自由化が行われているアメリカやイギリスなどは、自由化の開始直後は一時的に料金が下がった国は有ったものの、化石燃料等の市場取引の価格の影響をダイレクトに受けたり、電力会社の寡占化により競争が生まれていない事などにより長期的にみると逆に料金が上がっているのが現状です。

質問者のみーちゃん
結局、今後どうすればいいの?

解答者のあーちゃん

選択の自由ができたぶん、電力会社を選ばれるお客様にも責任がありますので、自由化によるメリット、デメリットや各社の契約内容等をしっかり理解し、慎重に選ぶことが最適な契約を選ぶための秘訣かと思われます。

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