この電気料金速報もスタートからはや半年。やっと皆さんに値下げの報告が出来る日が来ました。
といっても、一部地域では値上げor据え置きになるんですがね。
7月の電気料金について、電力大手10社のうち、北海道、北陸、関西、中国、四国、沖縄の6社が前月から引き下げることが22日、分かった。火力発電の燃料となる原油や石炭の価格下落が反映される。標準家庭では5~25円程度の値下げとなる見通しだ。
7月の電気代の値上げ幅は?
今回値下げになるのが北海道・北陸・関西・四国・中国・沖縄の6エリア。
横ばいになったのが東北・九州の2エリア。
逆に値上げになったのが関東・中部の2エリアです。
では各社の値上げ幅一覧を見て見ましょう。
【2017年6月 電気代の値下げ幅】
●北海道電力:19円
●東北電力:横ばい
●東京電力:+5円(値上げ)
●北陸電力:15円
●中部電力:+13円(値上げ)
●関西電力:6円
●四国電力:15円
●中国電力:13円
●九州電力:横ばい
●沖縄電力:23円
ちなみに、先月の上昇幅はと言うと…
【2017年6月 電気代の値上げ幅】
●北海道電力:58円
●東北電力:34円
●東京電力:52円
●北陸電力:37円
●中部電力:36円
●関西電力:60円
●四国電力:41円
●中国電力:44円
●九州電力:30円
●沖縄電力:65円
値上げ幅より値下げ幅のほうが狭いような気もしなくはないですが(苦笑)
今回の燃料費調整制度の推移
今回は、期間中の石油・石炭の調達コストは減少したのですが、LNG(液化天然ガス)の価格が上昇。
火力発電の依存度が高い中部電力は値上げ幅も大きかったという事になりました。
※今回、2017年2月分の電気料金については、2017年2月~2017年4月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。
WTIの原油価格は
・2月:53.40ドル/バレル
・3月:49.58ドル/バレル
・4月:51.17ドル/バレル
といった感じ。
5月はやや上昇気味ですが、このままいくと8月は大幅な値上げという事はなさそうな感じですかね?
このままペースで、夏場の電力需要が伸びる時期には下がってくれてると良いんですけどね。