相変わらず暑い日々が続く7月。テレビでは日々熱中症に関する注意喚起がなされ一歩外に出るともう汗だくに…なんて日々が続いていますね。
わが家でも朝からエアコン嫌いの妻がエアコンを稼働させたりと、例年より消費電力があがってそうな状況です。
もちろんそれはどこの世帯でも同じでしょうし、実際問題春と比べて国内全体の消費電力が増加しています。
今のところ電力の供給量は問題なさそうな感じですが、先の西日本豪雨のように何か災害が発生した時には電力の供給が滞る可能性も0ではりません。
そんななか、電力広域的運営推進機関と送電事業者大手10社は計画停電に関する考え方を公表したと言うニュースが流れてきました。
そもそも計画停電とは?
まずは計画停電と言うものがどういうものかご説明しますね。
猛暑による需要増加や災害等による発電・送電設備の不具合等が発生し得電力の供給量に問題が発生した場合、最悪該当する電力事業者の管轄内において大規模な停電が発生する可能性があります。
こういった事態を避けるため、電力会社が予め電力事業者が日時や時間、一般家庭や事業用といった用途を指定し計画的に電力の供給を停止する事で大規模な停電を避ける手法で、特に地域を区分して順番に停止を実施する場合は輪番停電とも言われます。
実際2011年の東日本大震災の発生時、東京電力の管轄内に置いて大規模な計画停電が実施されました。
各電力会社による考え方について
計画停電は実施する地域により詳細が異なります。
大手10社では、自社のHPに詳細な情報が公開されています。
各ページには、本日の電力需要のお知らせなど様々な情報が公開されていますので、一度ご覧になってはいかがですか?
計画停電の例:関西電力
関西電力の管轄エリアを6グループに分け、各グループ約2時間程度順番に停電を実施します。
停電時間帯が公平となるように、毎日1時間づつ停電する時間はずれます。
【該当する都道府県】
大阪・京都・兵庫・奈良・滋賀・和歌山
本件は去年の10月、総合資源エネルギー調査会(経済産業相の諮問機関)による審議会で、災害時等緊急時の対応として電力大手10社に向けて計画停電の対応を考えるよう指示が出されたために発表されたようです。
もちろん、こういった状況にならない事に越した事は無いのですが、昨今の異常気象や地震など災害を予測する事が困難な事態が現実として発生している以上、自身や家族の身を守るための知識として知っておいた方が良いかもしれませんね。