【COOLBIZ】環境省推奨の室温28度の意味って知ってますか?

【COOLBIZ】環境省推奨の室温28度の意味って知ってますか?

ここ最近、全国で6月なのに30度を超える真夏日が続いています。なんなら35度を超える猛暑日が発生する地域も多々あり、異常な事態が続いています。

暑いのが苦手な私には、毎日の通勤で事務所につく頃には汗だくになっているとっても嫌な季節が始まってしまいました・・・(苦笑)

ところで、この時期になるとメディアでもちょくちょく取り上げられるようになるCOOLBIZ(クールビズ)。

百貨店でも専門のコーナーが設けられる時期になっていますが、オフィスの室温は28度になっていますか?

環境省によると、「オフィスの室温を28度を目安にして夏を快適にすごす」事により、Co2削減に取り組みましょう…といった案内がなされています。

最近では単純な電気代の削減だけではなく、サステナブルファッションやテレワークの推進等、時代の変化とともに新しいアプローチも増えてきています。

今日は体にもお財布にも地球にも優しい、クールビズについて少し掘り下げてお伝えしたいと思います。

 

そもそも、COOLBIZって何!?

まずは基本的なところから。

環境省のHPによりますと…

地球温暖化対策の一環として、2005年から政府が提唱する、冷房時の室温28℃を目安に夏を快適に過ごすライフスタイル。

 

冷房温度の適正化とその温度に適した軽装や取組を呼びかけており、人の居場所を見分け気流を制御する機能を有する省エネ型エアコンへの買換え、西日よけのブラインド、日射の熱エネルギーを遮蔽する効果がある緑のカーテンなど、気軽にできるアクションなどを呼びかけています。

 

昨年度のクールビズ実施率は「71.5%(家庭部門)」となっており、引き続き取組を推進していきます。

エアコンの温度設定を28℃にしたところで、必ず室温が28℃になるとは限りません。

例えば西日のよく当たる大きな窓があったり、オフィスの空調がフロア毎にまとめて設定されるタイプだったり、人やOA機器の稼働状態だったりと、室温が上昇する原因は様々です。

そもそも使用しているエアコンの性能も違うのだから、「一律28℃に設定しなさい!!」と言うのは、少し無理があるとは思います。

環境省もそのあたりは良く解っており、あくまで「快適に夏を過ごすための目安となる温度」が28℃なのです。

 

なぜ28℃なの?

正直なところ、暑がりの私はスーツで室温28℃では汗が噴き出てしまいますが皆さんはどうでしょうか?

ご存知の通り、COOLBIZは例えばノーネクタイや半袖、ポロシャツ等薄着で就業する事により体感温度を下げる事が前提となっています。

(財)省エネルギーセンターによると、「上着を脱いでネクタイをはずすと体感温度が2℃下がる」という報告がなされています。

つまり、室温28℃時の「軽装」と室温26℃時の「スーツ」の温熱感はほぼ同じでる。よって、衣服の量をコントロールする事により体感温度を下げて快適な職場環境を整えよう!!

と言う話なんですね。

 

環境省も体調を壊してまで節電しなさいとは言っていません。あくまで体調に配慮しつつ可能な範囲で節電にご協力くださいといったスタンスです。

とは言うものの、取引先に行くのにノーネクタイでは…と言う方もまだまだいるのが事実。

節電と言う観点だけでなく、仕事がしやすい環境づくりといった点からも、COOLBIZが広まっていくと良いなと思いますね。

環境省のHPでは、脱炭素の観点からクールビズの解説を行う特設HPを設置しています。

ご興味のある方は、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?

●デコ活(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動) | 環境省
クールビズ/COOLBIZ|COOL CHOICE 未来のために、いま選ぼう。
https://ondankataisaku.env.go.jp/decokatsu/coolbiz/

【電気代削減】オフィス電気機器を丸ごと節電!~パソコン編~

【電気代削減】オフィスの電気機器を丸ごと節電!~パソコン編~
このシリーズでは、オフィスでよく使われる電気機器で必要になる電気代と節電方法をご紹介。
機器によってはご自宅の節電にもなるのでぜひ試してみてくださいね。

今回は、多くの人が毎日使っているであろうパソコンに関する情報をお伝えします。

そもそもパソコンの電気代はどれくらいかかるの?

まずは現状市場に出回っているパソコンがどれくらいの電気代がかかるのかをお伝えしたいと思います。

そもそも、パソコンには大きく分けてデスクトップパソコンとノートパソコンの2種類があります。タブレットもパソコンと言えばパソコンかもしれませんが、今回は割愛します。

当たり前の話ですが、ひとえにパソコンと言ってもその性能はマチマチ。年式や使用年数によっても消費電力は変わってきます。

よって今回は、同一メーカーでほぼ似たような性能のデスクトップパソコンとノートパソコンを比較してみたいと思います。

※今回、周辺機器については計算しておりません。

デスクトップパソコンの場合

某パソコンメーカーの現行モデルを調査。価格は140,000円ほどでディスプレイ付き。事務用に使うなら十分すぎるほどのスペックを持ったパソコンです。

【デスクトップパソコン 消費電力の一例】
・デスクトップパソコン(CPU coer i7 ) 標準時:5w 最大:272w
・24インチIPS液晶モニター 標準時:16w 最大:42w
※メーカーのカタログスペックを参照
※電気代は、1w=25.61円で計算

ちなみにデスクトップパソコンの電気代は、ノートパソコンに比べて割高になります。
主な原因としては以下のような理由です。

■ディスプレイと本体の両方に電力が必要である。

単純な話、ディスプレイと本体がバラバラになっているので、消費電力が多くなります。
また、ディスプレイがノートパソコンと比較し大きいので、単純に消費電力が増えるという事情もあります。

■ノートパソコンと違い、携帯することがない

そもそも持ち運ぶことを考慮していないデスクトップパソコンは、「バッテリー」を搭載していません。技術の進歩により、パソコン自体の消費電力は下がってきていますが、ノートパソコンに搭載している機器と比較すると、どうしてもデスクトップパソコンは消費電力という面では劣っていることが多いのが現状です。

その反面、同じ価格帯でもノートパソコンよりデスクトップパソコンのほうが性能が良い事が多いですけどね。

ノートパソコンの場合

【デスクトップパソコン 消費電力の一例】
・15インチノートパソコン(CPU coer i7 ) 標準時:8.1w 最大:65w
※メーカーのカタログスペックを参照
※周辺機器は接続していないものとする
※電気代は、1w=25.61円で計算

えーっと、標準で8.1wですか?時間当たりの電気代は…0.3円ほどですかね?デスクトップパソコンと比べ、標準時・最大時共にかなり消費電力が抑えられています。

一昔前のノートパソコンは、新品でフル充電でも3時間も電源が持てば良いほうだったんですが。最近は使い方によっては6時間以上余裕で持つようなパソコンもありますからね。

本当に技術の進歩は素晴らしいですね。

ただし、気をつけなければならないのは、この値はあくまでメーカーが提示しているカタログスペックということ。

車を購入されたことのある方ならお分かりになるかと思いますが、燃費はカタログ通りの値にはなりません。これはパソコンに関してもしかり…です。

パソコンの節電テクニック

ここまでデスクトップパソコンとノートパソコンの消費電力を見比べてみました。この値を見て

「これだけ消費電力が少ないなら、節電なんて意識しなくていいのでは?」

とか、思いませんか?

2011年と少し古いデータにはなりますが、マイクロソフトのHPにOSの種類とデスクトップ・ノートパソコン毎の平均消費電力が掲載されています。

OS 平均消費電力
Windows XP DesktopPC 102W
Windows Vista DesktopPC 80W
Windows 7 DesktopPC 52W
Windows XP NotePC 36W
Windows Vista NotePC 31W
Windows 7 NotePC 16W

※マイクロソフトHP 消費電力基本情報: アイドル時の消費電力 (W)より
https://technet.microsoft.com/ja-jp/windows/hh146894

最新のノートパソコンの消費電力が7w。10年以上前のデスクトップパソコンは104w。実に10倍以上の差があります。

さらに、古いパソコンは処理速度も遅く、作業時間も長くなりがち。その分パソコンの起動時間も長くなるということです。

パソコンはつけっ放しのほうが電気代が安い?

一時期パソコンはつけっ放しのほうが電気代が安いという話があり、私も実践していました。これはパソコンは電源の投入時、終了時に一番電力を使うことから、マメに電源を切るよりは数時間ならそのままつけっ放しのほうが電気代が安くなる…という話でした。

しかし、パソコンの消費電力が少なくなってきている今、起動時の消費電力も抑えられており、今では電源を消したほうが電気代が安くなることが多くなっています。

目安としては、パソコンの消費電力にもよりますが2時間ほど席をはずす場合は電源を落とした方がよさそうですね。

ディスプレイの輝度(ブライトネス)を下げる

デスクトップ用のLEDディスプレイは、工場出荷時の設定で輝度という値が最大に設定されていることがあります。輝度とは画面の明るさで、この値を下げることにより消費電力の削減につながります。

もちろん、下げすぎると実務に影響が出ますので、作業がしにくくならない程度に下げてあげることが重要です。

一番の節電は、買い替え!?

これを言ってしまっては身も蓋もないのですが、古いパソコンを使われている場合は、買い替えされるこで節電につながる可能性があります。

特に必要以上に性能の高いPCを使われている場合、ある程度性能を落としたほうが消費電力が落ちる可能性があります。(高性能なパソコンほど、消費電力が高くなる傾向があります。)

節電とは少し離れた内容になってきていますが、壊れたパソコンの復旧という時間と経費の浪費を抑える意味でも、一度ご検討されてはいかがですか?

今年も酷暑!?大手10社25年7月の電気料金は?

"GW突入!!大手10社25年6月の電気料金は?

梅雨の足音がそろそろ聞こえてきそうな6月。

連日の夏日(最高気温が25℃以上)に疲弊している方もいらっしゃるのではないでしょうか?

気象庁の長期予報によると、今年の夏も平年より暑いなるとの事。

とはいうものの、毎年暑いと言われているのに、「平年より」ってどういう事なの?と感じてしまう今日この頃。

今年は去年より暑いって意味であってるんでしょうかね?

…あまり考えたくはないのですが(苦笑)

では、そろそろ本題へ。

 

7月は9社値下げで1社据え置き

先日、以下のようなニュースが報道各社より伝えられました。

ことし7月に請求される電力大手10社の電気料金は、火力発電の燃料価格の下落が続いていることから、10社のうち9社で値下がりとなりました。

 

出典:NHK 7月請求の電気料金 大手9社で値下がり

先月の速報で「しばらくは値下がり傾向かも?」とお伝えしましたが、その通りの結果になりましたね。

 

それでは具体的な金額を見て見ましょう。

 

【2025年7月 使用量が平均的な家庭での電気代前月比】

電力会社 最新料金 前回料金 差額(前回比)
北海道電力 9,413円 9,505円 -92円
東北電力 8,719円 8,857円 -138円
東京電力 8,852円 8,979円 -127円
中部電力 8,595円 8,764円 -169円
北陸電力 7,639円 7,738円 -99円
関西電力 7,791円 7,791円 ±0円
中国電力 8,310円 8,453円 -143円
四国電力 8,439円 8,643円 -104円
九州電力 7,594円 7,671円 -77円
沖縄電力 9,361円 9,556円 -195円

 

今回の電気料金上昇の原因は?

今回の値下げの背景には、火力発電所の燃料となるLNG(液化天然ガス)や石炭の価格が減少したことが原因です。

ここ最近は値下げ傾向が続いていて、良い感じですね。

※今回、2025年7月分の電気料金については、2025年2月~2025年4月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。

 
ちなみに今回の指標には、政府が発表した夏期の電気料金補助は含まれておりません。

7月検針分にはこの補助が適用されるため、実際の請求額は上記表よりもさらに500~600円程度安くなる見込みです。

●政府の夏季電気料金補助金(7~9月使用分)として、月500kWh使用の家庭で
7月・9月:2.0円/kWh → 約520円補助
8月:2.4円/kWh → 約624円補助

色々と言いたいことはありますが、電気代が下がること自体は喜ばしいことですね。

それでは、次回の速報をお楽しみに。

経産省、令和7年夏期のエネルギー価格の支援について発表

少し前から政府が物価高対策による各種エネルギー価格の補助を導入する旨、各種メディアで報道がされていました。

本日、経済産業省より具体的な支援内容について発表があったので、お伝えさせていただきますね。

 

エネルギー価格の支援について

本件は令和7年4月に石破総理の記者会見内での発言がきっかけで実施されることとなりました。

実施される背景が、経産省のHPに載っていたのでご紹介させていただきますね。

令和7年4月22日、石破内閣総理大臣は、米国の関税措置を受けた対応にかかる記者会見のなかで、当面、「当分の間税率」いわゆる「旧暫定税率」の扱いについて、結論を得て実施するまでの間、足元の物価高にも対応する観点から、現行の燃料油価格激変緩和対策事業を組み直し、定額の価格引下げ措置を実施する旨、同様に、足元の物価高に対応する観点から、暑くなる夏への対応として、電力使用量が増加する7月、8月、9月の3か月について、電気・ガス料金支援を実施する旨、発表しました。

 

出典:エネルギー価格の支援について|経済産業省・資源エネルギー庁
●https://www.enecho.meti.go.jp/category/gekihen_lp/

正直なところ色々と気になる点はあるのですが、消費者目線で言うとエネルギー料金が下がることはうれしいことです。

では、具体的にどの程度下がるのか見てみましょう

 

具体的な支援額

上記経産省のHPには、電気料金だけでなくガスやガソリン小売価格も情報が掲載されていました。
せっかくなので、こちらもご紹介させていただきますね。

電気料金

2025年7月使用分・9月使用分
低圧2.0円/kWh
高圧1.0円/kWh

2025年8月使用分
低圧2.4円/kWh
高圧1.2円/kWh

都市ガス料金

2025年7月使用分・9月使用分
8.0円/㎥

2025年8月使用分
10.0円/㎥

ガソリン小売価格

各油種の補助額(定額)
ガソリン・軽油 10円/L
灯油・重油 5円/L
航空機燃料 4円/L

※ガソリン・軽油については、定額に達するまでの間は段階的に補助を増やしていきます。

電気代については、一般的な家庭で

8月:1,260円
7・9月:1,040円

ほどの負担減となるようです。

来月の電気料金速報がどうなるか、今から楽しみではありますね。

覚えておきたい避難時における電気の対策

台風の中の通勤・通学

今年も梅雨の季節が近づいてきましたね。

ここ数年、梅雨の時期になあるとどこかしらの地域で天候不良による大規模な災害が発生しているのニュース等で見かけられた方も多いのではないでしょうか?

そんなわけで、今回のテーマは「避難」です。

災害時避難指示が出た場合、もしくは被災後に注意すべき点について、「電気」という観点からまとめてみたいと思います。

 

避難時はブレーカーを落とそう

避難時にはブレーカーを落とし、ガスの元栓も閉めてから避難しましょう。

そんな事をしたら冷蔵庫の中のものがダメになるじゃない!?

と、思われるのはごもっとも。しかし、二次災害を防ぐ意味でブレーカーを落とすことはとても重要です。

例えば水害により近辺が停電。翌日電気が復旧した場合、浸水した冷蔵庫に通電した結果、火災の原因になる…と言った事が発生します。

避難
避難時はまずは人命優先で安全を確保することが第一です。

しかし、可能であるのならその後の二次災害は避けるに越したことは無いですよね?

緊急時に無駄な時間を少しでも省くために、事前に室内のブレーカーの位置・操作方法を確認しておきましょう。

賃貸にお住まいの方は、ご自宅のブレーカーの位置を知らない方もいらっしゃるのではないですかね?

 

ブレーカーを上げるのは要注意!!

床上・床下に浸水した場合、通常は漏電ブレーカーが作動し、自動的にブレーカーが落ちるため感電するようなことはありません。

しかし、被災後自宅に戻られてからブレーカーを上げる際には要注意です。

当たり前の話ですが、水が引いてない状態では絶対にブレーカーを上げてはいけません。出来れば浸水している場合、水が引いた後電気工事士に確認してもらった方が安全でしょう。

また、水没した家電についてはそのまま動作させず、メーカーや販売店に確認してもらってからの方が良いでしょう。

 

可能ならば、家電は高い場所に避難を

洪水の場合、お使いの家電が水没すると故障してしまい使い物にならなくなるケースが多々あります。

人間とっさのときにはなかなか的確な判断が出来ないものですが、もし時間に余裕があるのであれば動かしやすい家電だけでも二階や高い所に移動させておく事をお勧めします。

わが家も避難する際、テレビとパソコン、AV機器など可能なものは二階に移動させてから避難しました。

 

水没した家電について、ネットでは「綺麗に掃除し、きっちりと乾燥させた後動けばOK」といった記事も見受けられます。

しかし、多量のゴミが内部に付着している事が多く、一時的には正常に動作しても後にショートし火災の原因になるような事があります。

万が一水没した家電は素人判断をせず、メーカーや販売店、電気屋等専門家に確認してもらった方が良いでしょう。

 

まとめ

こうやって見ると、「電気」と言う点のみで考えると意外と気をつけなければならない事は少ないように感じますね。

しかし、非常時は電気のことだけ考えていればいいわけではありません。

今回色々と調べた結果、平時にきっちりと確認・準備することが何より大切だなと実感させられました。

そういえばまた今週末も台風が接近しますね。何事もなければ良いんですけどねぇ。

GW突入!!大手10社25年6月の電気料金は?

"GW突入!!大手10社25年6月の電気料金は?

待ちに待ったGWも中盤に突入。みなさん、長期連休を満喫されてますか?

長いところだと、最大11日にもなる今年のGW。

ちなみにわが社はそんな長期休暇になることもなく、カレンダー通りの営業です。

みなさん、当社でお力になれることがあればいつでもご連絡くださいね(笑)

では、そろそろ本題へ。

 

意外?想定外?なんと6月は8社値下げで2社据え置き

先日、以下のようなニュースが報道各社より伝えられました。

ことし6月に請求される電力大手10社の電気料金は、火力発電の燃料が下落したことから、10社のうち8社で値下がりとなりました。

 

出典:NHK 6月の電気・ガス料金 電気は8社 都市ガスは4社すべて値下がり
●https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250425/k10014789791000.html

最近ずーっと値上がりが続いていたので、正直驚きましたね(笑)

 

それでは具体的な金額を見て見ましょう。

 

【2025年5月 使用量が平均的な家庭での電気代前月比】
●北海道電力:9,505円 -44円(値下げ)
●東北電力:8,857円 -62円(値下げ)
●東京電力:8,979円 -52円(値下げ)
●中部電力:8,764円 -54円(値下げ)
●北陸電力:7,738円 -53円(値下げ)
●関西電力:7,791円 +-0円(据え置き)
●中国電力:8,453円 -78円(値下げ)
●四国電力:8,587円 -52円(値下げ)
●九州電力:7,671円 +-0円(据え置き)
●沖縄電力:9,556円 -94円(値下げ)

 

今回の電気料金上昇の原因は?

今回の値下げの背景には、火力発電所の燃料となるLNG(液化天然ガス)や石炭の価格が減少したことが原因です。

皆さんもご存知の通り、今年の1月より円相場は上昇が続いており、1~3カ月だけでも10円ほどの円高となっています。

為替レート次第になりますが、しばらく電気料金は値下がり傾向になるかもしれませんね。

※今回、2025年6月分の電気料金については、2025年1月~2025年3月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。

 

ちなみに先月で一旦終了となった政府の電気料金の補助ですが、今年の7月から再開予定です。

具体案については5月中に決定するとのことですので、詳細が分かり次第こちらでお伝えさせていただきますね。

【電子ブレーカー】従来型ブレーカーと電子ブレーカーの違い

電子ブレーカー そもそもブレーカーって何?
さて、今回はいよいよ電子ブレーカーのお話です。
先日、通常のブレーカーは「」を感知し、許容範囲以上に電流が流れた時にブレーカーを落とすという事をご説明しました。
で、本日のテーマ。「電子ブレーカー」とは、ブレーカーとしての役目はまったく同じですが、ブレーカーを落とすタイミングを測るのに、「」ではなく「電気」を測定します。

電流を測定するメリット

では、「電気」を測定することにより、どんなメリットがあるのでしょうか?

電子ブレーカーと従来型ブレーカーの違い

上の図は、従来型のブレーカーと、電子ブレーカーの必要容量の関係をグラフにしたものです。必要容量とは、電力会社と契約している電気の許容容量で、この値を超えるとブレーカーが落ちます。

 

従来型ブレーカーの契約容量

従来型のブレーカーですと、「」で電力使用量を測定するため、正確に「○○アンペア」電力を使用したという測定ができません。そのため、手動ですぐにブレーカーを上げることが可能な一般家庭ならともかく、工場やマンションの共有部分といった部分では、電気の契約容量にかなりの余裕をもたせているのが一般的です。

これは工場の機械が停止することによる生産のストップや、マンションのエレベーター内の閉じ込め等、停電時のリスクが大きい場所では当然の処置といえます。その結果リスク管理の観点から、本来必要な分の電力量よりも余分な電力契約を行い、電気代が割高になってしまうのです。

 

それでは、電子ブレーカーの場合は?

一方、電子ブレーカーでは使用する電力量を「電気」で測定するため、正確な使用量を測定することが可能です。つまり、従来型のブレーカーと比較し、「必要容量に余裕を持たせたとしても、限界まで契約電力を下げることが出来る」ため、電気料金の削減(より具体的に言うのであれば、電気代の基本料金)に繋がるというわけです。

さて、今回は電子ブレーカーについてご説明しましたが、実は従来型ブレーカーを電子ブレーカーに変更するだけでは電気料金の削減にはなりません。ではどうすれば電気料金は削減できるのか?
次回の更新をお楽しみに。

事後よりも事前が大事!!防犯カメラの本当の役割

防犯カメラ
日本の安全神話が崩壊したと言われるようになった昨今、かつては店舗くらいにしか設置されていなかった防犯カメラですが、今では至る所で目にするようになりました。

銀行や郵便局といった金融機関はもちろんのこと、駅や商店街といった人の集まる施設、最近では一般家庭にも設置されているケースが少なくありません。

防犯カメラの普及については、未知なる犯罪に対する恐怖から導入を検討されるケースがほとんどですが、技術の進歩や普及率の向上により導入コストが低下した事も大きな要因と言えるでしょう。

ここで1つ皆さんにご質問です。防犯カメラは「犯罪や事件を映像として記録し、いざと言う時に証拠として使用する目的で設置」するだけではないと言う事を御存知ですか?

 

防犯カメラ設置における2つの役割

すでにお気づきの人も多いかと思いますが、防犯カメラの役割には以下の2つがあります。

 

1.犯罪が発時、証拠として映像を録画・保存するため

言わずと知れた、防犯カメラ本来の目的ですね。

最近のカメラは高性能化が進み、単純な画質の向上だけでなく視野角が広いカメラ(広範囲を録画できるカメラ)だったり夜間でも鮮明な映像が録画できる赤外線カメラなど、多種多様なカメラが生産されています。

一般家庭向けにも比較的安価なカメラが開発されており、導入されている家庭も徐々に増えつつあります。

 

2.抑止力として犯罪の発生率を抑える

例えば一般家庭で実際に犯罪の被害にあわれた際、カメラの映像は証拠として犯人の検挙や犯罪の立証に大いに役立つでしょう。

しかし、そもそも犯罪被害に合わなければ、それに越した事はありませんよね?

 

例えば貴方が空き巣に入ろうとする窃盗犯だとした場合、防犯カメラを設置している家と設置していない家、どちらに侵入を試みますか?

「防犯カメラを設置するくらいお金のある家だから、そちらを狙う!!」

なんて回答があるかもしれませんが、普通は楽に侵入できる家を選びますよね?

 

実際に犯罪に合うと、警察への届出や侵入経路である窓やドアが破損されている場合はそれらの修理費がかかります。また、「被害にあった」と言う事実は長く被害者と家族の心を苦しめるはずです。

 

一昔前ならそこまで気にしなくても良かった事かもしれませんが、もはや自分の安全は自分で守る時代になってきているのです。

 

抑止力としての防犯カメラ

犯人に防犯意識の高い家だと思われる事は、それ自体が抑止力として犯罪の発生率を低下してくれます。

少し古い記事になりますが、検察庁が発表したデータに、以下のようなものがありました。

警察庁は14日、全国の警察が2015年に把握した刑法犯件数(認知件数)は109万9048件(前年比9%減)で戦後最少だったと発表した。ピークだった02年(285万3739件)から約6割減少した。減少分の約9割は窃盗が占めており、少年犯罪が減ったことも影響している。警察幹部は「防犯カメラの増加など官民挙げた街頭犯罪対策の効果が出た」と話している。

※出典:毎日新聞 最少109万件 防犯カメラ普及、窃盗が減少 昨年・警察庁

 

防犯カメラはセキュリティー会社のサービスと違い、一度設置してしまえば電気代以外の月々のランニングコストは発生しません。

こういった事情も、一般家庭に防犯カメラが普及しだしている原因の一つかもしれませんね。

【電気料金速報】花見シーズン到来!!大手10社25年5月の電気料金は?

"【電気料金速報】花見シーズン到来!!大手10社25年5月の電気料金は?

先月の速報では、「三寒四温ですね~」といったお話をさせていただいたかと思います。

今3月末の天気一覧を眺めているのですが、、1週間で10度以上気温に差がある日が結構見受けられますね。

大阪の3/19の最高気温/最低気温が9.1℃/2.8℃

大阪の3/26の最高気温/最低気温が24.0℃/15.8℃

さすがにこれだけ寒暖差が激しいと、体を慣らすのも大変ですよね。

ちなみに昨日の大阪の最高/最低気温は16.0℃/7.2℃

来週からはもう少し暖かくなるようなので、週末は絶好の花見日和になるかもしれませんね。

では、そろそろ本題へ。

 

残念ながら来月も・・・

先日、以下のようなニュースが報道各社より伝えられました。

電力大手10社は28日、4月使用分(5月請求分)の電気料金が、標準家庭で前月比385~465円値上がりすると発表した。政府が物価高対策の一環で支給している電気・ガスの補助金の終了が響く。再生可能エネルギーの普及のため電気料金に上乗せして請求される賦課金も増額される。

 

出典:goo いまトピライフ 4月の電気代、385~465円上昇
●https://news.goo.ne.jp/il/108581/%EF%BC%94%E6%9C%88%E3%81%AE%E9%9B%BB%E6%B0%97%E4%BB%A3%E3%80%81%EF%BC%93%EF%BC%98%EF%BC%95%EF%BD%9E%EF%BC%94%EF%BC%96%EF%BC%95%E5%86%86%E4%B8%8A%E6%98%87?from=ocn_rec

予想はしていたのですが、やはりガツンと値上げの方向ですね…

 

それでは具体的な金額を見て見ましょう。

 

【2025年5月 使用量が平均的な家庭での電気代前月比】
●北海道電力:9,549円 +394円(値上げ)
●東北電力:8,919円 +434円(値上げ)
●東京電力:9,031円 +436円(値上げ)
●北陸電力:7,791円 +385円(値上げ)
●中部電力:8,818円 +439円(値上げ)
●関西電力:7,791円 +465円(値上げ)
●四国電力:8,639円 +442円(値上げ)
●中国電力:8,364円 +429円(値上げ)
●九州電力:7,671円 +448円(値上げ)
●沖縄電力:9,650円 +418円(値上げ)

 

今回の電気料金上昇の原因は?

先月の記事では、「来月からは「縮小」された補助金も「廃止」になりますので、より一層の値上げが想定されます。」

と、お伝えさせていただきました。

残念ながら、4月利用分(5月請求分)から政府の補助金は0になったため、今月も400円前後の大幅な値上げとなっております。

LNG等の燃料相場も相変わらずの上昇傾向。さすがに来月は今回ほどの値上がりはないとは思いたいのですが…

※今回、2025年2月分の電気料金については、2024年10月~2024年12月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。

 

もちろん都市ガス大手4社も軒並み値上げ予定となっています。

ガソリン代もそうですが、エネルギー価格がもう少し落ち着いてくれないものかと願うばかりですね…

【電子ブレーカー】負荷設備契約と主開閉器契約 その2

負荷設備契約と主開閉器契約
前回では、負荷設備契約についてご説明し、主開閉器契約という契約に変更すると電気代(の、基本料金)が安くなりますよというお話でした。
では、主開閉器契約とはどのような契約なのでしょうか?

まずはいつも通り、電力会社のHPを確認してみましょう。
今回確認したのは、関西電力さんのHP。料金のご案内の中に、以下のような記述がありました。

 

契約主開閉器による契約電力の決定方法

[低圧電力の場合]
最大電流を制限できる契約主開閉器の容量をもとに、契約電力を次のとおり算定します。
複数の動力設備を同時にご使用されないなど、稼働率が低く、さらに契約主開閉器で電気がしゃ断された場合でも大きな影響を受けないお客さまに選択していただけます。

 

契約主開閉器とは

契約上設定されるしゃ断器であって、定格電流を上回る電流に対して電気をしゃ断し、お客さまにおいて使用する最大電流を制限できるものをいいます。
※関西電力HP
https://kepco.jp/ryokin/menu/teiatsu

はい、よくわからないですね(笑)
実際には図が掲載されているので、もう少し分かりやすいのでが。

負荷設備契約では、「契約している施設内の電気機器を利用する際に必要な電気量を合計し、毎月の電気料金の基本となる値を算出する。」という事でした。
今回も、まずはポイントを押さえましょう。

 

ここだけは押さえたい用語解説

上記関西電力に掲載されている説明文で言うと、「最大電流を制限できる契約主開閉器」とは、ブレーカーの事ですね。より具体的にうのであれば、「電子ブレーカー」の事を指すケースが多いです。
そして「容量」これはもちろん、電子ブレーカーの容量、アンペア(A)ですね。

ふたを開ければなんてことない話なのですが、「ブレーカーで施設内で同時に使用できる電力量の上限を制限した契約」って事ですね。
少し専門的な言葉を使うと、「契約容量」というものを、負荷設備契約に比べて主開閉器契約ではすくな置く押さえることが出来る。

そうですね、携帯電話のパケット通信料の定額サービス。10GBまでは980円、30GBだと2,980円とか。あれに近いものをイメージしていただければいいかもしれませんね。

 

どんな場所に向いている契約なの?

一般的にはマンションの共用部分(エレベーターを設置している個所)やガソリンスタンドのように、施設内に設置している全ての電気製品が、24時間ずっと稼働し続けるような施設ではない所が向いているとされています。ただ、当社のお客様で商店や工場、病院等様々な施設で電気代が削減されたケースがございますので一度ご相談頂ければ削減が可能かどうか確認いたしますのでお気軽にご相談ください。

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