【電子ブレーカー】こんなトラブルに要注意!! トリップ編

トラブルに要注意!! トリップ編
今までのシリーズでは、電子ブレーカーの有用性についてご説明しましたが、今回は趣向を変えて、導入の際に気をつけていただきたい点についてお話したいと思います。

さて、タイトルにある「トリップ」ですが、これは「遮断」つまり、「ブレーカーが落ちる」という事です。主開閉器契約では、予め使用する電気容量を決めて電気を使用するわけですが、この契約容量を超えてしまうと「トリップ」つまり、「ブレーカーが落る」わけです。

私共が電子ブレーカーを設置したお客様の中には、今のところこういった事例は発生しておりません。しかし、実際問題インターネットで検索してみると、電子ブレーカー設置後にブレーカーが「落ちる」事は現実として起こっているようです。

なぜ、電子ブレーカーが「落ちる」のか?

一番大きな原因としては、事前調査が不十分な場合、もしくは販売側の経験不足といった事でしょうか。解りやすい例では、季節変動を考慮していないケースや、設置先の繁忙期を考慮していない等、事業者側の経験不足が挙げられます。

調査不足の原因1:季節を考慮していない

一番わかりやすい例が、季節による電力消費の増減に対して読みが甘い事があげられます。私達にとっては基本中の基本なのですが、夏場・冬場のエアコンの使用量の増加等本来ならばもっとも解りやすい事案にもかかわらず、解りやすいがゆえに業者もチェックが甘くなってしまう事があるようです。

調査不足の原因2:設置場所の聞き取り不足

特定の時期に生産量が増加する工場等、設置先の施設により電気の使用量は様々です。そういった個別案件に対して事業者側が「恐らく、こういう値になるだろう」という推測で話を進めるのであはなく、設置場所の責任者の方にしっかりとヒアリングを行う事も非常に重要です。

電子ブレーカー本体の品質

最近は安価な海外産ブレーカーも多く流通しているのが実情です。海外産がすべて悪い!!というわけではありませんが、現場の人間に言わせると、国内産と比べ粗悪な商品が多いのも事実です。もちろん、ブレーカー本体が安ければ導入時のコストが安くなるというメリットもあります。まぁ、実際に安く売るかどうかはメーカーの卸値ではなく販売会社の価格設定の方が大きいのですが…

当社では、国内で実績のある株式会社ジュエルシステム社の電子ブレーカーをお勧めしております。他のメーカーはOEMとして販売意をしている企業もある中、国内の自社工場で生産しています。また、ISO9001:2008(品質)・ISO14005(環境)を取得しているあたりも信頼のおける企業である証拠と言えるでしょう。さらに、一般社団法人 電気安全環境研究所のJET認証を取得。電気用品安全法を順守し第三者認証機関による品質管理が行われている証拠であるJET認証だけではなくPSEマークも取得。弊社が株式会社ジュエルシステム社の電子ブレーカーを採用する大きな理由の一つとなっています。

国産なので万が一の故障の際にも迅速な対応が可能でありますが、今のところ当社では故障したケースが無いのでわかりません(笑)

冒頭でもお伝えしましたが、電子ブレーカーは上手に利用すれば電気代を大幅に削減できる可能性があるのは事実です。必要以上に警戒するのではなく、正しい知識を身に付け、上手に電気代削減に役立てていただければ幸いです。

オフィスで省エネ 電気代削減のススメ

【COOLBIZ】環境省推奨の室温28度の意味って知ってますか?

連日の35度越えで通勤するだけでも痩せてしまいそうな毎日ですが、皆さん体調を崩されたりしていませんか?

先日我が家の7月の電気代の明細が来たのですが、なんと前月より+10,000円…
エアコン嫌いだった妻ですら日中は常時エアコンをつけている状況。
子供たちも夏休み前で何かと早く帰宅する機会が多かったのが響いたようです。
しかし、このままだと8月の電気代は…
創造するのが恐ろしくなりますね…

実際これだけ暑い日が続くと、一般家庭だけでなくオフィスの電気代も前月比でとんでもなく上昇しているケースが多々見受けられます。
そこで今回は資源エネルギー庁が情報提供しているオフィス向けの省エネリーフレットを参照し、オフィスで電気代を削減する有効な手段をご紹介したいと思います。

出典:資源エネルギー庁ウェブサイト パンフレット一覧
(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/media/index.html)

冷房についての省エネ対策

無理のない範囲で室内温度を設定する

屋外が熱いからと言って、必要以上に冷房の温度を下げていませんか?
夏場は28℃を目安に室内温度を設定してみましょう。
1℃最適化するだけで冷房時には約13%、暖房時には約10%の省エネが可能といわれています。
ただし、熱中症にはくれぐれもご注意を…

省エネ効果:約4%

日差しを避けるために、カーテンやブラインドを活用する。

夏の窓から差し込む強い日差しは、室温を上げる原因のひとつです。
室温の上昇を防ぐことにより、同じ温度設定でも冷房の電気使用量を軽減することが可能です。

省エネ効果:約4%

使用していない部屋は、エアコンを止める。

自宅の電気代じゃ無いからといって、無駄な電気を使用していませんか?
当たり前の話なのですが、使用しない部屋は冷房の稼働を止めましょう。

省エネ効果:約4%

2週間に1度、フィルターを清掃する。

意外と盲点なのがフィルターのお掃除。
定期的掃除を行うことにより、冷房時で約4%、暖房時で約6%もの電気代削減効果が。

照明についての省エネ対策

可能な範囲で照明を間引きする

すでに実践されている事業所・店舗も多いかと思いますが、単純に使用する照明を間引きします。仮に半分程度照明を間引きした場合、省エネ効果は約13%にもなるそうです。

省エネ効果:約13%

必要ない部屋は消灯する

こちらも当たり前の話なのですが、使用しない部屋の照明はこまめに消すようにしましょう。
特に会議室や休憩室といった常時人が使用しない場所は気を付けましょう。

省エネ効果:約3%

OA機器についての省エネ対策

長時間は慣れるときは、機器の電源を切るかスタンバイモードにする

主にパソコンの話になるのですが、離席時は電源を切るかなるべく早くスタンバイモードに切り替わるように設定しましょう。
パソコンは非常に熱を持つ機械ですので、室温上昇の抑制にもつながります。

省エネ効果:約4%

小さなことからコツコツと。1つ1つは大した削減量にならないかもしれませんが、積み重ねてみると意外と馬鹿にならない金額になるかもしれませんよ?

酷暑続く夏本番。電気使用量が増える大手10社25年8月(9月請求分)の電気料金は?

"GW突入!!大手10社25年6月の電気料金は?

ここ最近、ずーっと猛暑が続いていますね。

通勤するだけでも汗が滝のように流れる毎日に若干疲弊気味です。(苦笑)

気になって調べてみたんですが、大阪は6月16日に最高気温33.6℃を記録して以来、本日までの約1か月半の間ほとんど30℃越えの日々なんですよね。

7月については35度以上の日のほうが多いという…

昔は30℃超えるだけでニュースで色々いわれてたと思うんですけどねぇ・・・

では、そろそろ本題へ。

 

9月も10社全てで値下げで

先日、以下のようなニュースが報道各社より伝えられました。

大手電力10社は30日、8月使用分(9月請求分)の家庭向け電気代を発表した。政府の補助金が7月使用分と比べて増額され、価格が下がる。発電用燃料となる原油、液化天然ガス(LNG)、石炭の輸入価格も下落した。

 

出典:日本経済新聞社 8月の電気代、東京電力など全社が値下げ 政府補助金の増額で

さすがに補助金があると、一気に落ちますねー

 

それでは具体的な金額を見て見ましょう。

 

【2025年9月 使用量が平均的な家庭での電気代前月比】

電力会社 最新料金 前回料金 差額(前回比)
北海道電力 8,700円 8,859円 -159円
東北電力 7,918円 8,095円 -177円
東京電力 8,067円 8,236円 -169円
中部電力 7,7765円 7,952円 -187円
北陸電力 6,951円 7,101円 -150円
関西電力 7,167円 7,271円 -104円
中国電力 7,486円 7,671円 -185円
四国電力 7,711円 7,877円 -166円
九州電力 6,874円 7,024円 -150円
沖縄電力 8,451円 8,670円 -219円

 

今回の電気料金上昇の原因は?

今回の値下げも、皆様ご存知の通り政府が発表したエネルギー料金の補助によるものです。

具体的には

7月・9月:2.0円/kWh → 約520円補助
8月:2.4円/kWh → 約624円補助

といった補助がなされています。

ちなみにガス代も1㎥あたり10円(7月・9月は8円)の補助が出ています。

また、原油やLNGの調達コストも下がっているようで、この辺りも電気代の抑制に貢献しているようですね。

※今回、2025年9月分の電気料金については、2025年4月~2025年6月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。

 
本当に最近の酷暑は、ちょっとひどすぎやしないかと思う今日この頃。

みなさん適切にエアコンを使用し、熱中症にはくれぐれもお気をつけくださいね。

それでは、次回の速報をお楽しみに。

簡単にできる、エアコンが占める電気代の計算方法

簡単にできる、エアコンが占める電気代の計算方法
ここ最近年々熱くなっているような気がしませんか?

まだ6月なんですけど、最近は平気で最高気温は30度を超える地域がちらほらと。

下手すれば熱中症になることもあるかもなので気を受けてくださいね。

そんな中これから猛暑の夏に向けて気になるのがエアコンによる電気代の増加。この時期、自宅やオフィスの電気代の大部分を空調機が占め、場合によっては電気代が前月比で倍になってしまう事も。

ただでさえ高い電気代。ご利用中のエアコンが一体どれくらい電気代を使っているのか気になりませんか?

今回は概算ではありますが、ご利用中のエアコンの消費電力を元に、月額の電気代がどれくらいかを計算する方法をお伝えします。

エアコンの対応畳数ごとににおおよその電気代をまとめてみたので、そちらも参考にして下さいね。

エアコンの電気代の計算方法

さて、まずはご使用中のエアコンの取扱説明書をご準備下さい。

無ければ型番さえわかれば、インターネットで取扱説明書がダウンロードできる事が多いので調べてみてください。

あまり古いと、見つからない可能性もあるんですがね。

期間消費電力量から電気料金を計算

さて、取扱説明書の後半に「仕様」と書かれた場所があるかと思いますが、そちらに期間消費電力量という項目があるかと思います。

この値を利用すれば、大まかではありますがエアコンでかかる年間電気料金を知る事が出来ます。

期間消費電力量とは(社)日本冷凍空調工業会が策定した、一定の条件下でエアコンを動作させたときのおおよその消費電力量の目安です。

期間消費電力量について詳しくは、下記のページをご覧ください。

https://www.jraia.or.jp/product/home_aircon/e_saving_energy.html
※(社)日本冷凍空調工業会 HP

期間消費電力量を使った電気代の計算式

以下が期間消費電力を使った計算式になります。1kwあたりの電気料金については、東京都の従量電灯プランを参考にしています。
期間消費電力量 × 1kWhあたりの電気料金
●例:期間消費電力:717kw 1kwあたりの電気料金が26.00円の場合
717kw × 26.00円 = 18,642円

 

消費電力量から電気代を計算する

期間消費電力量を使った計算では、年間の電気料金の計算になり、夏場だけの電気料金を計算することはできません。

よって、一定の特定の期間のみの電気代を計算するためには、この方法でも計算できません。
※新品でエアコンを購入する際には比較対象として非常に役に立つかと思います。

ここで再度取扱説明書をご覧ください。スペック(仕様)のところに「消費電力」という項目がありませんか?

恐らく、冷房使用時と暖房使用時にわかれて記載されているかと思います。

これは単純に冷房なら冷房運転時の消費電力と言う事なのですが、この値を使いおおよその電気料金を計算することが出来ます。

消費電力を用いた電気代の計算式

消費電力量 × 1kWhあたりの電気料金
●例:消費電力:590w 1kwあたりの電気料金が26.00円の場合
590w × 26.00円/kw = 15,34円
この値が、1時間エアコンを利用した場合の電気代の目安になります。

エアコンのタイプ別電気料金の概算

以下、対応畳数別に消費電力・電気代をまとめてみました。

エアコンの対応畳数 消費電力 電気代/時 電気代/日 電気代/月
6畳用エアコン 590w 15.3円 183.6円 5,508円
8畳用エアコン 770w 20.0円 240.0円 7,200円
11畳用エアコン 890w 23.1円 277.2円 8,316円
15畳用エアコン 1,720w 44.7円 536.4円 16,092円
  • エアコンは全て同じメーカーの売れ筋の物で比較
  • 1日12時間、1月は30日で計算

実際に、自宅の電気代と比較してみると?

ここで、自宅の夏場の電気代と比較してみましょう。

この記事を書いた時点ではまだ8月分の請求が来ていないので、昨年のデータを元に比較します。

  • 6月分:4,530円
  • 7月分:8,126円
  • 8月分:8,943円
  • 9月分:4,633円

自宅は妻と二人暮らし。妻はエアコンが苦手なので、電気代がかなり安く抑えられています。

とは言うものの、夏場になるとエアコンを使う機会が増えるので、大体4,500円ほど電気代が上がっています。

消費電力より、わが家の電気代を計算

この当時、まだ妻は働いていて日中は基本職場。大体僕が帰宅する1時間前には戻ってるようです。

1階には15畳用のエアコンが1台。2階には8畳用のエアコンが2台。

15畳用は1日7時間ほど稼働。8畳用は2台で8時間ほど稼働します。

これを踏まえ、わが家のエアコンでかかった電気代を計算してみましょう。なお、わが家の1w当たりの電気代は、29.26円/wで計算しています。

  • 15畳用: 50.3円 × 7時間 × 30日 = 10,563円
  • 8畳用: 22.5円 × 8時間 × 30日 = 5,400円
  • 合計: 15,963円

うーん、結構な金額のずれがありますね(笑)

もちろん電気料金が違うので誤差が出るのは当たり前ですが、誤差分を計算したとしても15畳用で1,500円、8畳用で600円ほど。

差額を差し引いたとして約14,000円。実際の電気代が4,500円くらい(のハズ)なので、ざっと3倍くらいの差になります。

消費電力による電気代計算時の注意点

ここで注意事項が1つ。

消費電力とは常にその電力を消費し続けるのではなく、使用する環境や設定温度により大きく異なります。

メーカーのHPにも記載されていますが、厳密に「あなたの家のエアコンは、○○時間使ったら○○円ですね」と、正確な電気料金を出すのはほぼ不可能です。


上記の電気代の計算で用いた「消費電力」とは、エアコンの性能をフルに使い、最大出力で電気を使い続けた場合の電力になります。

実際にはそのようなケースは無く、消費電力で示された値より低い数値で電力を消費しているのが実情です。

例えばパナソニック社製のエアコンの取扱説明書には、「定格消費電力」という記述があり、そこには425w(110~780)といった記述がなされています。

この425wという値は実際に消費する電力の目安で、110~780wまで使用状況によって消費電力は変動しますよ~という意味になります。

メーカーによって仕様の記載方法は様々ですが、電気屋さんにあるカタログには上記のような数値で掲載している場合がありますので一度確認してみるのもいいかもしれませんね。

これらの点を踏まえたうえで、あくまで1つの目安として計算していただければ…と思います。

 

一度ご自宅の電気代について計算されてみてはいかがですか?

思わぬ電気代削減につながるかもしれませんよ?

【電気代削減】オフィス電気機器を丸ごと節電!~エアコン編~

【電気代削減】オフィスの電気機器を丸ごと節電!~エアコン編~
オフィスでよく使われる電気機器で必要になる電気代と節電方法をご紹介するシリーズの第二弾!!

前回はパソコンについて色々とお話をさせていただきました。

今回のテーマは「エアコン」です。

地球温暖化が進んでいるのか、尋常でない暑さが続いていますね。

昔は7月でもここまで暑い日は続かなかったような気がするのですが…

さて、本格的な真夏日が続くようになる前に、今から節電対策しちゃいませんか?といのが今回のお話です。

まずはお手軽な 温度調節

今すぐにでも実践できる削減方法がコレ。1度温度を調整するだけで、なんと10%もの電気代が削減になるそうです。

もちろん機種によって差はあるかと思いますが、一番手っ取り早く出来る方法ですね。

ただし、闇雲に温度だけ下げる(上げる)と、社員の皆さんの不満を買う事も…

そんな事態にならないように冬用の対策としてエアコンの温度設定と一緒に行ってほしい対策をご紹介します。

加湿器を有効に使おう

湿度が高いと、体に感じる温度がずいぶんと違います。

寒い冬は何かと乾燥しがち。風邪の対策にもなりますので加湿器を上手に併用してみて下さい。

エアコンの風は下向きに

暖かい空気は上の方に溜まります。なので、エアコンの風を下向きにしてあげることで室内の空気を循環し、部屋全体の温度を均一化しようと言う作戦です。

ただし、いくら寒いからと言って直当たりにならないようには気をつけて下さいね。

実は自動設定が有効

メーカーによって色々と呼び方が変わりますが、温度設置を自動に設定してあげることで一番効率の良い運転をエアコンが自動で行います。

メーカーによっては「省エネ設定」の方が良いケースもありますので、取扱説明書をご確認ください。

コレが鉄板 フィルター掃除

エアコンの節電と言えばコレ。フィルターのまめな掃除で2割ほど電気代が削減できる事も!?

これは、フィルターの汚れたエアコンは空気の循環効率が悪くなり、その結果多くの電気を消費するようになるのです。

毎日の業務の中では、なかなかエアコンの掃除って出来ないものなんですよね。

この季節の変わり目をチャンスにして、この際フィルターの掃除してみませんか?

とは言うものの、業務用エアコンの場合、モノによっては素人さんだと掃除しにくい機種があるのも事実です。

そういった場合は、素直に業者に頼むのが得策の場合もあります。

意外と忘れがちな室外機のお掃除

これは可能な事務所と不可能な事務所にわかれるかと思いますが、室外機も綺麗に清掃してあげることにより電気代の削減につながります。

他にも冷房の場合、室外機に直射日光が当たらないように日よけをしてあげると、電気代の削減につながりますよ。

電子ブレーカー + 契約変更で電気代が大幅ダウン

電力会社との契約でが「負荷設備契約」の場合、電子ブレーカーを導入し契約プランを「主開閉器契約」に変更すること、電気料金の固定費にあたる「基本料金」を約40%削減する事が可能です。

電子制御による快適な環境づくり

上記電子ブレーカー + 契約変更では、電気代の基本料金は削減できますが、使用料金については削減できません。

弊社取扱商品であるACSは、エアコンの電流を測定しながら稼働状況を随時監視し、機器を痛めないように最適なタイミングで動作を制御することにより大幅な電気代の削減を実現しています。

オフィスの電気代のうち、約半分はエアコンが占めている事が多く、この電気代を削減することは会社にとって大きなメリットになります。

ご興味のある方は、弊社までお問合せくださいね。

すでに真夏日。いや、猛暑日!?大手10社25年8月の電気料金は?

"GW突入!!大手10社25年6月の電気料金は?

先日、大阪で開催中の関西万博に行ってきました。

海沿いに建設されているので市内に比べると比較的ましなんでしょうが、最高気温33.6℃の中パビリオンをめぐるのはかなりの苦行。

万博自体は楽しいと個人的には思ったんですが、この夏来場予定の方は熱中症にはくれぐれも気を付けてくださいね。

小さなお子様やご高齢の方と行かれる場合は、夕方から来園されるなどしっかりとスケジュールを検討されることをオススメします。

では、そろそろ本題へ。

 

8月は10社全てで値下げで

先日、以下のようなニュースが報道各社より伝えられました。

電力大手10社は27日、7月使用分(8月請求分)の電気料金が、標準家庭で前月比520~691円値下がりすると発表した。

 

出典:Yhaooニュース 7月電気料金、全社値下がり 最大691円、政府補助再開で 電力10社

さすがに補助金があると、一気に落ちますねー

 

それでは具体的な金額を見て見ましょう。

 

【2025年8月 使用量が平均的な家庭での電気代前月比】

電力会社 最新料金 前回料金 差額(前回比)
北海道電力 8,859円 9,413円 -554円
東北電力 8,095円 8,719円 -624円
東京電力 8,236円 8,852円 -616円
中部電力 7,952円 8,595円 -643円
北陸電力 7,101円 7,639円 -538円
関西電力 7,271円 7,791円 -520円
中国電力 7,671円 8,310円 -639円
四国電力 7,877円 8,439円 -606円
九州電力 7,024円 7,594円 -570円
沖縄電力 8,670円 9,361円 -691円

 

今回の電気料金上昇の原因は?

今回の値下げは、皆様ご存知の通り政府が発表したエネルギー料金の補助によるものです。

具体的には

7月・9月:2.0円/kWh → 約520円補助
8月:2.4円/kWh → 約624円補助

といった補助がなされています。

※今回、2025年8月分の電気料金については、2025年3月~2025年5月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。

 
ちなみに大手ガス4社の価格も補助金による値下がりが。

本音を言うと、補助金由来ではない継続的な電気料金の安定が望ましいのですが…

それでは、次回の速報をお楽しみに。

【COOLBIZ】環境省推奨の室温28度の意味って知ってますか?

【COOLBIZ】環境省推奨の室温28度の意味って知ってますか?

ここ最近、全国で6月なのに30度を超える真夏日が続いています。なんなら35度を超える猛暑日が発生する地域も多々あり、異常な事態が続いています。

暑いのが苦手な私には、毎日の通勤で事務所につく頃には汗だくになっているとっても嫌な季節が始まってしまいました・・・(苦笑)

ところで、この時期になるとメディアでもちょくちょく取り上げられるようになるCOOLBIZ(クールビズ)。

百貨店でも専門のコーナーが設けられる時期になっていますが、オフィスの室温は28度になっていますか?

環境省によると、「オフィスの室温を28度を目安にして夏を快適にすごす」事により、Co2削減に取り組みましょう…といった案内がなされています。

最近では単純な電気代の削減だけではなく、サステナブルファッションやテレワークの推進等、時代の変化とともに新しいアプローチも増えてきています。

今日は体にもお財布にも地球にも優しい、クールビズについて少し掘り下げてお伝えしたいと思います。

 

そもそも、COOLBIZって何!?

まずは基本的なところから。

環境省のHPによりますと…

地球温暖化対策の一環として、2005年から政府が提唱する、冷房時の室温28℃を目安に夏を快適に過ごすライフスタイル。

 

冷房温度の適正化とその温度に適した軽装や取組を呼びかけており、人の居場所を見分け気流を制御する機能を有する省エネ型エアコンへの買換え、西日よけのブラインド、日射の熱エネルギーを遮蔽する効果がある緑のカーテンなど、気軽にできるアクションなどを呼びかけています。

 

昨年度のクールビズ実施率は「71.5%(家庭部門)」となっており、引き続き取組を推進していきます。

エアコンの温度設定を28℃にしたところで、必ず室温が28℃になるとは限りません。

例えば西日のよく当たる大きな窓があったり、オフィスの空調がフロア毎にまとめて設定されるタイプだったり、人やOA機器の稼働状態だったりと、室温が上昇する原因は様々です。

そもそも使用しているエアコンの性能も違うのだから、「一律28℃に設定しなさい!!」と言うのは、少し無理があるとは思います。

環境省もそのあたりは良く解っており、あくまで「快適に夏を過ごすための目安となる温度」が28℃なのです。

 

なぜ28℃なの?

正直なところ、暑がりの私はスーツで室温28℃では汗が噴き出てしまいますが皆さんはどうでしょうか?

ご存知の通り、COOLBIZは例えばノーネクタイや半袖、ポロシャツ等薄着で就業する事により体感温度を下げる事が前提となっています。

(財)省エネルギーセンターによると、「上着を脱いでネクタイをはずすと体感温度が2℃下がる」という報告がなされています。

つまり、室温28℃時の「軽装」と室温26℃時の「スーツ」の温熱感はほぼ同じでる。よって、衣服の量をコントロールする事により体感温度を下げて快適な職場環境を整えよう!!

と言う話なんですね。

 

環境省も体調を壊してまで節電しなさいとは言っていません。あくまで体調に配慮しつつ可能な範囲で節電にご協力くださいといったスタンスです。

とは言うものの、取引先に行くのにノーネクタイでは…と言う方もまだまだいるのが事実。

節電と言う観点だけでなく、仕事がしやすい環境づくりといった点からも、COOLBIZが広まっていくと良いなと思いますね。

環境省のHPでは、脱炭素の観点からクールビズの解説を行う特設HPを設置しています。

ご興味のある方は、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?

●デコ活(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動) | 環境省
クールビズ/COOLBIZ|COOL CHOICE 未来のために、いま選ぼう。
https://ondankataisaku.env.go.jp/decokatsu/coolbiz/

【電気代削減】オフィス電気機器を丸ごと節電!~パソコン編~

【電気代削減】オフィスの電気機器を丸ごと節電!~パソコン編~
このシリーズでは、オフィスでよく使われる電気機器で必要になる電気代と節電方法をご紹介。
機器によってはご自宅の節電にもなるのでぜひ試してみてくださいね。

今回は、多くの人が毎日使っているであろうパソコンに関する情報をお伝えします。

そもそもパソコンの電気代はどれくらいかかるの?

まずは現状市場に出回っているパソコンがどれくらいの電気代がかかるのかをお伝えしたいと思います。

そもそも、パソコンには大きく分けてデスクトップパソコンとノートパソコンの2種類があります。タブレットもパソコンと言えばパソコンかもしれませんが、今回は割愛します。

当たり前の話ですが、ひとえにパソコンと言ってもその性能はマチマチ。年式や使用年数によっても消費電力は変わってきます。

よって今回は、同一メーカーでほぼ似たような性能のデスクトップパソコンとノートパソコンを比較してみたいと思います。

※今回、周辺機器については計算しておりません。

デスクトップパソコンの場合

某パソコンメーカーの現行モデルを調査。価格は140,000円ほどでディスプレイ付き。事務用に使うなら十分すぎるほどのスペックを持ったパソコンです。

【デスクトップパソコン 消費電力の一例】
・デスクトップパソコン(CPU coer i7 ) 標準時:5w 最大:272w
・24インチIPS液晶モニター 標準時:16w 最大:42w
※メーカーのカタログスペックを参照
※電気代は、1w=25.61円で計算

ちなみにデスクトップパソコンの電気代は、ノートパソコンに比べて割高になります。
主な原因としては以下のような理由です。

■ディスプレイと本体の両方に電力が必要である。

単純な話、ディスプレイと本体がバラバラになっているので、消費電力が多くなります。
また、ディスプレイがノートパソコンと比較し大きいので、単純に消費電力が増えるという事情もあります。

■ノートパソコンと違い、携帯することがない

そもそも持ち運ぶことを考慮していないデスクトップパソコンは、「バッテリー」を搭載していません。技術の進歩により、パソコン自体の消費電力は下がってきていますが、ノートパソコンに搭載している機器と比較すると、どうしてもデスクトップパソコンは消費電力という面では劣っていることが多いのが現状です。

その反面、同じ価格帯でもノートパソコンよりデスクトップパソコンのほうが性能が良い事が多いですけどね。

ノートパソコンの場合

【デスクトップパソコン 消費電力の一例】
・15インチノートパソコン(CPU coer i7 ) 標準時:8.1w 最大:65w
※メーカーのカタログスペックを参照
※周辺機器は接続していないものとする
※電気代は、1w=25.61円で計算

えーっと、標準で8.1wですか?時間当たりの電気代は…0.3円ほどですかね?デスクトップパソコンと比べ、標準時・最大時共にかなり消費電力が抑えられています。

一昔前のノートパソコンは、新品でフル充電でも3時間も電源が持てば良いほうだったんですが。最近は使い方によっては6時間以上余裕で持つようなパソコンもありますからね。

本当に技術の進歩は素晴らしいですね。

ただし、気をつけなければならないのは、この値はあくまでメーカーが提示しているカタログスペックということ。

車を購入されたことのある方ならお分かりになるかと思いますが、燃費はカタログ通りの値にはなりません。これはパソコンに関してもしかり…です。

パソコンの節電テクニック

ここまでデスクトップパソコンとノートパソコンの消費電力を見比べてみました。この値を見て

「これだけ消費電力が少ないなら、節電なんて意識しなくていいのでは?」

とか、思いませんか?

2011年と少し古いデータにはなりますが、マイクロソフトのHPにOSの種類とデスクトップ・ノートパソコン毎の平均消費電力が掲載されています。

OS 平均消費電力
Windows XP DesktopPC 102W
Windows Vista DesktopPC 80W
Windows 7 DesktopPC 52W
Windows XP NotePC 36W
Windows Vista NotePC 31W
Windows 7 NotePC 16W

※マイクロソフトHP 消費電力基本情報: アイドル時の消費電力 (W)より
https://technet.microsoft.com/ja-jp/windows/hh146894

最新のノートパソコンの消費電力が7w。10年以上前のデスクトップパソコンは104w。実に10倍以上の差があります。

さらに、古いパソコンは処理速度も遅く、作業時間も長くなりがち。その分パソコンの起動時間も長くなるということです。

パソコンはつけっ放しのほうが電気代が安い?

一時期パソコンはつけっ放しのほうが電気代が安いという話があり、私も実践していました。これはパソコンは電源の投入時、終了時に一番電力を使うことから、マメに電源を切るよりは数時間ならそのままつけっ放しのほうが電気代が安くなる…という話でした。

しかし、パソコンの消費電力が少なくなってきている今、起動時の消費電力も抑えられており、今では電源を消したほうが電気代が安くなることが多くなっています。

目安としては、パソコンの消費電力にもよりますが2時間ほど席をはずす場合は電源を落とした方がよさそうですね。

ディスプレイの輝度(ブライトネス)を下げる

デスクトップ用のLEDディスプレイは、工場出荷時の設定で輝度という値が最大に設定されていることがあります。輝度とは画面の明るさで、この値を下げることにより消費電力の削減につながります。

もちろん、下げすぎると実務に影響が出ますので、作業がしにくくならない程度に下げてあげることが重要です。

一番の節電は、買い替え!?

これを言ってしまっては身も蓋もないのですが、古いパソコンを使われている場合は、買い替えされるこで節電につながる可能性があります。

特に必要以上に性能の高いPCを使われている場合、ある程度性能を落としたほうが消費電力が落ちる可能性があります。(高性能なパソコンほど、消費電力が高くなる傾向があります。)

節電とは少し離れた内容になってきていますが、壊れたパソコンの復旧という時間と経費の浪費を抑える意味でも、一度ご検討されてはいかがですか?

今年も酷暑!?大手10社25年7月の電気料金は?

"GW突入!!大手10社25年6月の電気料金は?

梅雨の足音がそろそろ聞こえてきそうな6月。

連日の夏日(最高気温が25℃以上)に疲弊している方もいらっしゃるのではないでしょうか?

気象庁の長期予報によると、今年の夏も平年より暑いなるとの事。

とはいうものの、毎年暑いと言われているのに、「平年より」ってどういう事なの?と感じてしまう今日この頃。

今年は去年より暑いって意味であってるんでしょうかね?

…あまり考えたくはないのですが(苦笑)

では、そろそろ本題へ。

 

7月は9社値下げで1社据え置き

先日、以下のようなニュースが報道各社より伝えられました。

ことし7月に請求される電力大手10社の電気料金は、火力発電の燃料価格の下落が続いていることから、10社のうち9社で値下がりとなりました。

 

出典:NHK 7月請求の電気料金 大手9社で値下がり

先月の速報で「しばらくは値下がり傾向かも?」とお伝えしましたが、その通りの結果になりましたね。

 

それでは具体的な金額を見て見ましょう。

 

【2025年7月 使用量が平均的な家庭での電気代前月比】

電力会社 最新料金 前回料金 差額(前回比)
北海道電力 9,413円 9,505円 -92円
東北電力 8,719円 8,857円 -138円
東京電力 8,852円 8,979円 -127円
中部電力 8,595円 8,764円 -169円
北陸電力 7,639円 7,738円 -99円
関西電力 7,791円 7,791円 ±0円
中国電力 8,310円 8,453円 -143円
四国電力 8,439円 8,643円 -104円
九州電力 7,594円 7,671円 -77円
沖縄電力 9,361円 9,556円 -195円

 

今回の電気料金上昇の原因は?

今回の値下げの背景には、火力発電所の燃料となるLNG(液化天然ガス)や石炭の価格が減少したことが原因です。

ここ最近は値下げ傾向が続いていて、良い感じですね。

※今回、2025年7月分の電気料金については、2025年2月~2025年4月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。

 
ちなみに今回の指標には、政府が発表した夏期の電気料金補助は含まれておりません。

7月検針分にはこの補助が適用されるため、実際の請求額は上記表よりもさらに500~600円程度安くなる見込みです。

●政府の夏季電気料金補助金(7~9月使用分)として、月500kWh使用の家庭で
7月・9月:2.0円/kWh → 約520円補助
8月:2.4円/kWh → 約624円補助

色々と言いたいことはありますが、電気代が下がること自体は喜ばしいことですね。

それでは、次回の速報をお楽しみに。

経産省、令和7年夏期のエネルギー価格の支援について発表

少し前から政府が物価高対策による各種エネルギー価格の補助を導入する旨、各種メディアで報道がされていました。

本日、経済産業省より具体的な支援内容について発表があったので、お伝えさせていただきますね。

 

エネルギー価格の支援について

本件は令和7年4月に石破総理の記者会見内での発言がきっかけで実施されることとなりました。

実施される背景が、経産省のHPに載っていたのでご紹介させていただきますね。

令和7年4月22日、石破内閣総理大臣は、米国の関税措置を受けた対応にかかる記者会見のなかで、当面、「当分の間税率」いわゆる「旧暫定税率」の扱いについて、結論を得て実施するまでの間、足元の物価高にも対応する観点から、現行の燃料油価格激変緩和対策事業を組み直し、定額の価格引下げ措置を実施する旨、同様に、足元の物価高に対応する観点から、暑くなる夏への対応として、電力使用量が増加する7月、8月、9月の3か月について、電気・ガス料金支援を実施する旨、発表しました。

 

出典:エネルギー価格の支援について|経済産業省・資源エネルギー庁
●https://www.enecho.meti.go.jp/category/gekihen_lp/

正直なところ色々と気になる点はあるのですが、消費者目線で言うとエネルギー料金が下がることはうれしいことです。

では、具体的にどの程度下がるのか見てみましょう

 

具体的な支援額

上記経産省のHPには、電気料金だけでなくガスやガソリン小売価格も情報が掲載されていました。
せっかくなので、こちらもご紹介させていただきますね。

電気料金

2025年7月使用分・9月使用分
低圧2.0円/kWh
高圧1.0円/kWh

2025年8月使用分
低圧2.4円/kWh
高圧1.2円/kWh

都市ガス料金

2025年7月使用分・9月使用分
8.0円/㎥

2025年8月使用分
10.0円/㎥

ガソリン小売価格

各油種の補助額(定額)
ガソリン・軽油 10円/L
灯油・重油 5円/L
航空機燃料 4円/L

※ガソリン・軽油については、定額に達するまでの間は段階的に補助を増やしていきます。

電気代については、一般的な家庭で

8月:1,260円
7・9月:1,040円

ほどの負担減となるようです。

来月の電気料金速報がどうなるか、今から楽しみではありますね。

PAGE TOP