先日車で移動中でのお話。なにげなくNHKのラジオでニュースを聞いていると、
今月は「電気使用安全月間」です。各地で様々な電気を安全に利用するための啓発活動が実施されています
といったニュースが流れていました。
恥ずかしい話、電気に関わる仕事をしておきながら「電気使用安全月間」なんて話、初めて聞いたんですよね。
これは仕事上どうなのかなーと思い、「電気使用安全月間」について調べて見ました。
「電気使用安全月間」とは?
言葉を見ればわかりそうなものですが、まずはインターネットで調べて見ました。
実はこれ、国が推奨している啓蒙活動なんですね。経済産業省のHPに以下のような資料がありました。
昭和56年に通商産業省(当時)の主唱の下に、感電死傷事故発生の最も多い8月を電気使用安全月間と定め、関係各団体において自主的に実施している安全運動を集中的に展開することにより、運動をより効果的なものとして広く国民の間に電気使用の安全に関する知識と理解を深め、もって電気事故の防止に資することとして、毎年各種取組みを実施してきた
とのこと。
簡単に補足すると、
- 経済産業省が主催する電機業界の功労者に対する表彰
- 関連団体が企画する啓蒙活動
こういった活動が全国で行われるようです。
電気を安全に使うために
「電気使用安全月間」って単語を聞いた事がある人の方が少ないかとは思いますが、電力需要が増え、自宅に子供がいる時間が増えるこの時期を狙って始められた活動のようですね。
そもそも感電死亡事故が多いのは、雨や落雷・水を触る機会が多い等季節柄の理由が他の時期と比べて多くあるのが原因です。
しかし、こういった季節的な要因以外にも、日々の生活で電化製品を利用する中で注意しなくてはならない事は多々あります。
「電気使用安全月間」の啓蒙活動を行う全日本電気工事業工業組合連合会によると、以下のような項目に気をつけましょうとの事でした。
答えが「はい」だと良いもの
- ご自宅の分電盤に漏電遮断器がついている
- 分電盤に取り付ける感震装置や避雷器を知っている
- エアコンや洗濯機にアースがついている
答えが「いいえ」だと良いもの
- たこ足配線をしている
- コンセントの破損や差し込んだプラグにほこりがたまっている
- コードを束ねて使ったり、くぎやステップルでとめている
- ぬれた手でコンセントやスイッチにさわっている
- コードが家具などの下敷きになっていたり、ドアなどではさんでいる
- 変形したプラグやぐらついたコンセントを そのまま使っている
- 専門家でない方がコードとコードを接続したり、プラグやコンセントを自作している
タコ足配線なんてものはどこの家庭でも有りそうなものですが、これを機に一度ご自宅やオフィスの電気の安全な利用について考えて見るのも良いかもしれませんね。