先日発生した台風19号。幸いにも関西にはそこまで大きな被害はありませんでしたが、関東を始め甲信越・東北地方の皆様には今もなお避難生活をされている方が多々いらっしゃるかと思います。
被災された皆様、そのご家族の方々に心よりお見舞い申し上げるとともに少しでも早い復興を心よりお祈り申し上げます。
さて、11月分については消費税増税の影響を受け、すべての電力会社で値上げという結果になりました。
燃料調整費だけ見ると値下げだったんですが、今月はどのような感じになったのでしょうか?
2019年最後の電気代は?
先日、以下のようなニュースが報道各社より伝えられました。
大手電力の12月の家庭向け電気料金の見通しが21日、分かった。全10社が11月に比べて値下げとなる。
火力発電の燃料に使う液化天然ガス(LNG)などの価格下落を反映する。
LNGを原料とする大手都市ガス4社も値下げの見込みだ。
なんと今月は10社すべてで値下げ。おまけにガス代も値下げのようです。
それでは具体的な下げ幅を見て見ましょう。
【2019年12月 電気代の前月比】
●北海道電力:59円(値下げ)
●東北電力:33円(値下げ)
●東京電力:32円(値下げ)
●北陸電力:41円(値下げ)
●中部電力:18円(値下げ)
●関西電力:13円(値下げ)
●四国電力:49円(値下げ)
●中国電力:52円(値下げ)
●九州電力:17円(値下げ)
●沖縄電力:84円(値下げ)
ちなみに、先月の上昇幅はと言うと…
【2019年11月 電気代の前月比】
●北海道電力:74円(値上げ)
●東北電力:102円(値上げ)
●東京電力:105円(値上げ)
●北陸電力:78円(値上げ)
●中部電力:118円(値上げ)
●関西電力:105円(値上げ)
●四国電力:116円(値上げ)
●中国電力:79円(値上げ)
●九州電力:93円(値上げ)
●沖縄電力:54円(値上げ)
沖縄電力は先月の増税分を吸収できていますね。
他の地域も金額が少ないエリアもありますが、値下げなのは本当にありがたいですね。
今回の燃料費調整制度の推移は?
ここ数か月ずっと取りあげているLNGの推移。原油価格も落ち着いていますが、ここ最近はLNGの価格の下落による影響が大きくなっています。
世界情勢を見るとエネルギー資源の価格上昇委つながりそうなネタもちらほらとありますが、幸いにも今のところは大きな火種になることもなく落ち着いています。
気になるのは今月末のイギリスのEU離脱関連についてですが、おそらくそこまでの影響はないものと考えています。
※今回、2019年12月分の電気料金については、2019年7月~2019年9月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。
被災地では深夜の冷え込みが厳しくっている地域もあると聞いております。
体調など崩されないよう、くれぐれもご自愛下さい。