経営者・総務ご担当者向け:今押さえておきたい電気料金トレンドと対策のキホン

ごあいさつ:年度末に向けて、光熱費が気になる季節です

気がつけば、街中にはイルミネーションや歳末セールのポスターが増え、「今年もそろそろ終わりか…」という空気が漂ってきました。オフィスや店舗でも、暖房の稼働時間が少しずつ長くなり、同時に「今月の電気代、どれくらいになるだろう?」と請求書が気になる時期ではないでしょうか。
ここ数年は、電気料金の値上げや、ニュースで取り上げられる「電力不足」「電気・ガス料金の補助金」といった話題が続き、経営者や総務ご担当者にとっても、電気料金は無視できないコスト項目になっています。
そこで今回は、今の電気料金トレンドをざっくり押さえつつ、経営者・総務の立場で「まず何から手をつければいいのか」を整理してお伝えします。

今押さえておきたい電気料金トレンド

1. この数年、電気料金の世界で何が起きていたのか

まず、ここ数年の「大きな流れ」だけざっくり押さえておきましょう。

  • 2021〜2022年:ロシアによるウクライナ侵攻や燃料価格の高騰、急激な円安を背景に、卸電力市場(JEPX)の価格が急騰。企業の電気料金にも大きな影響が出ました。:contentReference[oaicite:0]{index=0}
  • 新電力の撤退・料金見直し:市場価格の高騰に耐えきれず、事業の休止・撤退を余儀なくされた新電力が増加。残った事業者でも、料金改定や燃料費調整額の上限撤廃が相次ぎました。:contentReference[oaicite:1]{index=1}
  • 政府による電気・ガス料金の支援:負担増を抑えるため、2023年以降、電気・ガス価格激変緩和対策や電気・ガス料金負担軽減支援事業が段階的に実施され、家庭・企業の請求額が自動的に値引きされました。:contentReference[oaicite:2]{index=2}

つまり、「市場価格の乱高下 → 電気料金の上昇 → 政府による補助金で一部緩和」という波が、ここ数年ずっと続いてきたイメージです。

2. 今の電気料金は「高止まり+じわじわ変動」の局面

直近では、燃料価格の落ち着きもあり、2025年の電気料金は「急激な値上がりは一服し、横ばい〜緩やかな変動」とみる専門家が多い状況です。:contentReference[oaicite:3]{index=3}
実際、法人向けの平均単価を見ると、特別高圧・高圧ともに2025年夏時点で前年よりやや下がっている一方、依然として10年前と比べれば高い水準にあります。:contentReference[oaicite:4]{index=4}

加えて、

  • 再生可能エネルギー発電促進賦課金(いわゆる再エネ賦課金)の動向
  • 燃料費調整額の上限撤廃による、市場価格の影響の受けやすさ
  • 政府の補助金(激変緩和・負担軽減支援)がいつまで続くか

といった要素が重なり、「長期的には高止まりリスクが続く」というのが、現在の電気料金トレンドのざっくりとした見立てです。:contentReference[oaicite:5]{index=5}

3. 電力自由化と新電力のシェア拡大

2016年の電力小売全面自由化以降、日本の電力小売市場には多くの新電力が参入しました。2025年時点で、小売電気事業者の登録数は700社超にのぼり、市場全体の販売電力量に占める新電力のシェアは約2割程度まで拡大しています。
低圧(家庭・小規模事業者)では約25%前後、高圧でも2割前後を新電力が占めており、料金・サービスの選択肢として、もはや「一部の先進企業だけの話」ではなくなってきました。:contentReference[oaicite:7]{index=7}

その一方で、新電力の事業撤退も経験した私たちは、「安さだけで選ぶのではなく、リスクも含めた見極めが重要」な段階にきているとも言えます。電気料金トレンドを理解するうえで、「自由化によって選択肢が増えた」という事実と、「市場価格リスクが見えにくくなった」という側面の両方を押さえておくことが大切です。

経営者・総務担当が取るべき具体的な対策

1. まずは「現状把握」と「単価の見える化」から

どんな対策も、現状把握なしには始まりません。まずは、直近1年分くらいの請求書・検針票を手元に集めて、次のポイントを一覧化してみてください。

  • 契約種別(特高・高圧・低圧、従量電灯・動力など)
  • 契約電力(kW)または契約容量(kVA・A)
  • 1ヶ月あたりの使用電力量(kWh)
  • 燃料費調整額や再エネ賦課金の単価
  • 「基本料金」と「電力量料金」の割合

ここまで整理できると、「うちは使用量よりも基本料金の比率が高いのか」「単価そのものが高いのか」といったおおまかな傾向が見えてきます。
この作業だけでも、後で専門家に相談する際に話がスムーズになり、見積もりの精度も上がります。

2. 新電力・料金プランの見直しで“相場”に近づける

次のステップは、「いまの契約が相場から見て高いのかどうか」を確認することです。法人向けの平均単価や、同業種・同規模の企業がどの程度の単価で契約しているかを把握することで、「見直す余地」があるかどうかが見えてきます。:contentReference[oaicite:8]{index=8}

新電力や他社プランへの切り替えを検討する際は、次のような点をチェックするのがおすすめです。

  • 提示されている単価(基本料金・電力量料金・割引条件など)は、現契約と比べてどれくらい差があるか
  • 市場連動型プランかどうか(JEPX価格の変動をどの程度受けるのか)
  • 契約期間・違約金・自動更新などの条件
  • 過去の価格高騰局面で、どのような対応をしてきた事業者か(撤退リスク・信頼性)

「最安値を狙う」というよりも、「自社のリスク許容度に合った、バランスのよいプランを選ぶ」という感覚で検討されると、結果的に長く付き合える電力会社選びにつながります。

3. 契約電力(基本料金)を下げる:電子ブレーカー等の活用

電気料金のうち、見落とされがちなのが「基本料金」の部分です。多くの企業で、契約電力(kW)×単価で基本料金が決まりますが、この契約電力は過去1年間の最大需要電力(デマンド)やブレーカー容量を基準に決まっていることが一般的です。

ここで有効になるのが、電子ブレーカーの導入です。電子ブレーカーは、従来型ブレーカーよりも精度の高い管理が可能で、

  • 一時的なピーク電流で過大な契約をしている
  • 昔の設備構成のまま契約が見直されていない

といったケースで、契約電力そのものを適正化し、基本料金を下げる効果が期待できます。
もちろん、導入には現地調査や負荷状況の確認が不可欠ですが、「使用量を減らさなくても、基本料金の見直しだけでコストを削減できる」可能性があるため、電気料金対策として非常に相性が良い施策です。

4. 中長期の省エネ投資と「補助金の上乗せ活用」

最後に、中長期の視点で欠かせないのが省エネ投資です。高効率空調やLED照明、インバータ制御、BEMS(ビルエネルギーマネジメントシステム)などは、初期投資はかかるものの、数年単位で見ると大きな削減効果を生みます。

加えて、政府・自治体は、エネルギー価格高騰対策やカーボンニュートラルを後押しする補助金・助成金を継続的に実施しています。エネルギー価格支援のポータルサイトでも、最新の支援策の枠組みが紹介されていますので、電気料金対策とあわせてチェックしておくと良いでしょう。:contentReference[oaicite:9]{index=9}

ポイントは、「電気料金の補助金」だけでなく、「省エネ投資に対する補助金」も組み合わせて検討することです。これにより、単なる一時的なコスト軽減にとどまらず、「使い続けるほど効いてくる」持続的なコストダウンが実現しやすくなります。

まとめ:トレンドを押さえつつ、自社に合った電気料金戦略を

今回は、経営者・総務ご担当者向けに、電気料金のトレンドと、今取り組むべき対策のキホンをお伝えしました。

  • ここ数年、電気料金は市場価格の乱高下と補助金による緩和が続く「高止まり」の局面にある
  • 電力自由化で新電力が増え、選択肢は広がった一方で、事業撤退や市場連動リスクも顕在化している
  • 対策の第一歩は、現状の契約内容と単価の「見える化」から
  • 新電力・料金プランの見直しだけでなく、電子ブレーカー導入などによる契約電力の適正化も有効
  • 省エネ投資と各種補助金を組み合わせることで、中長期的なコストダウンが狙える

電気料金は、「一度決めたら終わり」ではなく、「定期的に見直すべき固定費」です。とくに、電力市場や補助金制度が動きやすいここ数年は、「最低でも年1回は、請求書と契約内容をチェックする」ことをおすすめします。

今後も、電気料金のトレンドや政府の支援策、電力会社各社の動向に変化があれば、当社ブログで随時わかりやすく解説・続報記事をお届けしていく予定です。
「うちの会社の場合はどうなるのか?」「具体的にどれくらい削減できそうか?」といった個別のご相談も歓迎ですので、請求書をお手元にご用意のうえ、ぜひお気軽にお問い合わせください。

寒気到来!!体もお財布もあったまる賢い暖房の使い方 その1

寒気到来!!体もお財布もあったまる賢い暖房の使い方 その1
昨年の10月ごろの長期予報を見ると今年の冬は平年並みとの事だったんですが、フタを開けてみると平年並みには感じられない日が多いような気がしますね。

年明け早々の大雪は皆さんも覚えてらっしゃる方が多いと思うのですが、先日大阪の最高気温は16.8度もあったんですよね。

こう寒暖の差が大きいと、さすがに体も参っちゃいますよね…

さて、気が付けば1月も半分を過ぎたのですが、みなさんが普段どういった暖房機器を使用されていますか?

ファンヒーターを押し入れから引っぱり出したり、エアコンの掃除をしたりとご家庭でも何種類かの暖房機器をお持ちかと思います。

しかし、電気代の事を考えた場合どの機器が一番効率が良いのか御存じですか?

このシリーズでは、体だけではなくお財布もあったかくなる(かも知れない)暖房の効率的な使い方と電気代(光熱費)についてのお話です。

まず知っておきたい暖房の種類

漠然とはわかっているけど、きっちり説明しろと言われると難しいのが暖房の種類です。
大きく分けると暖房には2つの種類があります。

対流式暖房

対流式暖房とは、その名の通りお部屋の空気を暖め、空気の対流により部屋の空気を暖める暖房機器です。
部屋全体を暖める能力が高い半面、床や壁を暖める能力が低いため部屋の温度の割には体感温度が低く感じがちになります。

素早く室内を暖められるというメリットがありますが、機器を消してしまうとすぐに室温が下がってしまいます。

対流式暖房の種類

対流式暖房の代表的な機器としては、以下のようなものになります

エアコン

暖房と言えばまずエアコンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

夏は冷房・冬は暖房と使い分けができるだけではなく、除湿や空気清浄といった機能を有している機種もあり暖房機器としても非常に優秀です。

本来対流式暖房であるエアコンは局部を温めることが苦手なため、室温の割には体感温度が低くなりがちですが、性能のよい機種になると人がいる場所を自動的に判断し効率的に体感温度を上昇させる機種もあります。

デメリットとしては、導入に工事が必要である点と他の暖房機器に比べて導入コストが高いこと。

繁忙期になると、設置工事で数週間待たされるなんて事も…

あと、対流式暖房全体に言える事ですが、どうしてもほこりを巻き上げると言う性質があります。

ファンヒーター

石油・ガス・セラミックなど、利用するエネルギーによって違いはありますが概ねランニングコストが安いというメリットに加え、導入の手軽さからも普及している暖房機器です。

大型のものになれば部屋全体を温めることも可能ですし、小型のものはトイレや脱衣場等スポットで利用することも可能。小回りが利くのも大きな利点です。

石油・ガスについては始動後比較的早い段階で室内を暖めることができます。
ただし、電気を使うセラミックヒーターは他の機種に比べやや即効性が劣りますのでご注意を。

デメリットとしては、

【石油ファンヒーターのデメリット】
●灯油の備蓄・管理に手間がかかる
●独特のおいがあり、定期的な換気が必要

【ガスファンヒーターのデメリット】
●初期費用がかかる(専用の工事が必要)
●独特のおいがあり、定期的な換気が必要

【セラミックファンヒーター】
●他のファンヒーターに比べて光熱費(光熱費)が高め
●広い部屋の温度を上げるのは苦手

と言ったところでしょうか。

輻射式暖房

一方、輻射式暖房は暖房機器から出る赤外線を利用し暖める機器で、赤外線が当たっている場所を暖めるため室内全体を暖めるような力はあまりありません。

ただし、電気ストーブや床暖房・こたつなどに代表される輻射式暖房は体感温度を上昇させやすいため、室温が低かったとしてもすごしやすい環境が得られやすいと言うメリットがあります。

輻射式暖房の種類

輻射式暖房の代表的な機器としては、以下のようなものになります

電気ストーブ

部屋全体を暖めるのではなく、ストーブに近づき暖を取るといった用途に使われる暖房機器です。

比較的手ごろな値段で入手できるのも魅力の一つです。

しかし、御存じの方も多いかとは思いますが、電気ストーブに限らず熱を発生させる電化製品(ドライヤーやホットプレート等)は使用する電気量が大きく、ランニングコストが多くかかってしまいます。

ハロゲンヒーター

電気ストーブとよく似た暖房機器ですが、違いは発熱にランプを使用している点。電気ストーブと比較し素早く温度が上昇します。

本体自体は数千円から購入可能ですが、やはり電気代が高いので日常的に広い部屋を暖める暖房としては適していません。

こたつ

日本人ならコレを忘れたらダメでしょう!!私も大好きな「コタツ」です。

「赤外線が当たっている場所を暖めるため室内全体を暖めるような力はあまりありません。」という説明にドンピシャで当てはまる暖房機器です。

洋室では若干使いにくい、場所を取る、布団の洗濯が面倒といったデメリットがあります。

床暖房

最近では建売住宅にも搭載されていることが多くなった床暖房。実はわが家にもリフォームした時に設置しました。

床を直接暖めるので体感温度も上がりやすく、非常に快適です。

また、ストーブやこたつと違い火災の心配が非常に少ないと言うのもメリットの一つでしょう。

ただし、初期費用に多大なコストがかかるうえ、日々の電気代(ガス代)についても使い方によってはバカにならない金額になる事も。

特に昨今の電気代・ガス代の上昇は目を見張るものがあり、ランニングコストという意味では家計に打撃を与えることも…

さて、次回ではこれらの暖房機器のランニングコストを比較し、どういった利用方法をすれば体もお財布も温かくなるのか考えて見たいと思います。

2026年最新!1月からの電気・ガス激変緩和対策まとめ

今年も残すところ、あとわずかとなりました。 何かと慌ただしい師走の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。

この時期、多くの経営者様が頭を悩ませるのが、冬場の暖房需要に伴う電気代の急増です。昨年秋に補助金がいったん終了し、10月以降の請求書を見て「やはり電気代の負担が重い」と改めて実感されている方も多いのではないでしょうか。

そんな中、政府から「2026年1月〜3月使用分」を対象とした電気・ガス料金の支援再開が発表されました。本格的な冬の寒さを迎える前に、コスト負担が少しでも軽減される見通しが立ったことは、事業者にとって明るいニュースと言えるでしょう。

しかし、「結局、自社の請求額はいくら安くなるのか?」「補助が終わった後はどうなるのか?」といった疑問や不安をお持ちの方も少なくありません。

そこで今回は、来月から始まる「電気・ガス価格激変緩和対策事業」の概要と、法人の皆様にとって気になる「具体的な補助金額の目安」を分かりやすく整理しました。来期の予算策定やコスト削減計画の参考に、ぜひお役立てください。

それでは、本題へ。

「電気・ガス価格激変緩和対策事業」の概要

2026年1月、期間限定で補助が復活

政府は、依然として高止まりするエネルギー価格から家庭や企業の経営を守るため、2026年1月使用分(2月検針分)から同年3月使用分(4月検針分)までの3カ月間、「電気・ガス価格激変緩和対策事業」を再実施することを決定しました。

この事業は、電力会社やガス会社を通じて、皆様の月々の請求額から直接値引きを行うものです。大きな特徴は、利用者側での特別な申請手続きが一切不要であるという点です。契約している電力会社がこの事業に参画していれば、自動的に値引きが適用される仕組みとなっています。

今回の支援の背景と対象範囲

今回の再開は、冬場の電力消費量が増える時期に合わせ、物価高騰の影響をダイレクトに受けている中小企業や一般家庭を支援する狙いがあります。

ただし、今回の補助は「激変を緩和する」ための時限措置であるため、期間中ずっと同じ金額が補助されるわけではありません。1月・2月は一定の補助額が維持されますが、最終月となる3月については、支援が段階的に終了するよう補助幅が縮小される予定です。

また、対象となるのは主に「低圧(家庭・小規模商店など)」および「高圧(中小工場・ビルなど)」の契約です。大規模な工場などが契約する「特別高圧」については、原則として今回の補助対象には含まれていない点にご注意ください。

具体的な補助金額の概算

法人の皆様にとって最も重要なのは、「実際にどれだけのコスト削減になるのか」という点かと思います。今回の補助額は、契約形態(低圧・高圧)ごとに単価が定められています。

補助単価の確認

2026年1月からの補助単価(税込)は以下の通りです。

対象期間(使用分) 低圧(家庭・商店等) 高圧(工場・ビル等)
2026年1月・2月使用分 2.5円 / kWh 1.3円 / kWh
2026年3月使用分(縮小期間) 1.3円 / kWh 0.7円 / kWh

法人の電気代削減額(概算シミュレーション)

例えば、高圧受電の中小工場やオフィスビルで、月間の電力使用量が20,000kWhの場合の削減額を計算してみましょう。

【1月・2月使用分の場合】 20,000kWh × 1.3円 = 26,000円(税込)の減額

【3月使用分(縮小期)の場合】 20,000kWh × 0.7円 = 14,000円(税込)の減額

月間の消費電力量が多ければ多いほど、この補助による恩恵は大きくなります。ただし、過去に実施されていた補助単価(一時期は高圧で3.5円/kWhなど)と比較すると、今回の補助幅はやや控えめな設定となっています。そのため、補助金だけで電気代が劇的に安くなると楽観視せず、あくまで補填的なものとして捉えておくのが賢明です。

都市ガスの補助について

電気と同様に、都市ガスについても以下の単価で支援が行われます。

対象期間(使用分) 都市ガス補助単価
2026年1月・2月使用分 10円 / ㎥
2026年3月使用分 5円 / ㎥

※契約年間契約量1,000万㎥以上の大口契約などは対象外となる場合があります。

最後に

2026年初頭から始まる「電気・ガス価格激変緩和対策事業」は、冬のエネルギーコスト急増を抑えるための心強い支えとなります。しかし、表でも示した通り、3月には補助額が縮小し、4月以降は現時点で補助の継続は予定されていません。

つまり、こうした公的支援はあくまで「一時的な緩和措置」であり、根本的なコスト削減にはならないということです。今後も不安定な国際情勢や再エネ賦課金の変動など、電気料金の上昇要因は常に潜んでいます。

補助金が出るこの3カ月間を、単に「安くなって良かった」で終わらせるのではなく、自社のエネルギー使用状況を見直したり、より効率的な電力プランへの切り替えを検討したりする「猶予期間」として活用してみてはいかがでしょうか。

当ブログでは、2026年も引き続き、最新の補助金情報や法人様が取り組める実践的な電気料金削減のノウハウをお届けしてまいります。

本年も残りわずかですが、皆様どうぞ良いお年をお迎えください。

寒波到来!!体もお財布もあったまる賢い暖房の使い方 その2

寒気到来!!体もお財布もあったまる賢い暖房の使い方 その1

寒くなってきましたね~というお話をさせていただいた前回。暖冬とはいえ北海道や北陸など一部地域は大荒れの日もあり、いよいよ冬本番といった気候になってきました。

と言うわけで今回は賢い暖房の使い方シリーズ第二弾。暖房の光熱費についてお話していきたいと思います。

 

ストーブ・ファンヒーターの電気代

一口にストーブと言っても様々な種類があります。

今回は、メジャーな「ファンヒーター」・「石油」の2種類の光熱費を比較したいと思います。

今回比較対象としている機器は、価格.comにてこの記事を執筆段階(2024年12月)での売れ筋商品である製品をチョイスしました。

 

石油ストーブの光熱費

ストーブと言えばコレ。やっぱり石油でしょう!!って思うのはもう古い人間なんですかね…

僕が子供のころにはまだまだ石油ストーブは現役で、やかんでお湯をわかしたりさつまいも焼いたりと大活躍だったんですが。最近石油ストーブはめっきり見なくなりましたね。

価格.comのランキングでもあまり商品自体見かけない事を考えると、やはりストーブ自体が時代の流れに押されてあまり売れなくなってるのかもしれませんね。

今回比較の対象となるのはコロナSX-E3524WY。取扱説明書を確認してみると、時間当たりの燃料消費量は0.279 L/h。

ガソリン・灯油情報NAVI調べによると、大阪府の灯油の店頭販売価格の平均は、12月12日の段階で18リットルで2,124円。

これらの情報を元に、石油ストーブの1時間当たりの光熱費を計算してみると

2124円 ÷ 18リットル × 0.337リットル/時 = 39.76円

燃料が高騰している昨今から考えると、なかなか優秀な数値に。

ただ、前回調査委した時と比べると、灯油価格が高騰してるため、倍近くコストが上昇しているんですよね…

 

ファンヒーターの電気代

ファンヒーターはDyson Purifier Hot + Cool Gen1 HP10をチョイス。

空気清浄機能付きファンヒーターで涼風も出るため季節を問わず利用が可能。お値段は高めの最安値で51,000円。

こちらは電気料金28.35円/kwを元に電気代を計算してみましょう。

設定にもよりますが、ここは最大消費電力である1200wで計算してみましょう

1,400w(消費電力)× 28.35円/kw ÷ 1,000 = 39.69円

一昔前だと石油ストーブの方がお安いイメージだったんですが、ほとんど誤差範囲になっていますね。

ただ、どちらにも言える事ですが、光熱費は年々高くなっていますね…

 

ストーブとヒーターの違いは?

ところで皆さん、ストーブとヒーターの違いってご存知ですか?

石油や電気等、使用するエネルギーは違えど、もっとも大きなポイントとしては

・ストーブは本体の周辺を暖める
・ヒーターは部屋全体を暖める

という点になります。

設置している近辺を急速に温めたり、狭い範囲をあたためるのにストーブは向いていますが、部屋全体を暖めるのにはあまり適していません。

一方ヒーターは逆で、局部を温めるのには適していませんが部屋全体を暖めるのに適した暖房器具です。

つまり、効率的に暖かくなりたいのなら、

寒い部屋ではまずストーブをつけて温まり、その間にヒーターを入れておく

と言うのがベストな方法ですね。

高市政権の「冬の電気・ガス補助金」増額方針とは?この冬の光熱費はどう変わる?

高市政権の「冬の電気・ガス補助金」増額方針とは?この冬の光熱費はどう変わる?

気がつけば今年も残りわずか。朝晩の冷え込みがぐっと増してきて、街中ではクリスマスの飾りや歳末セールのポスターが目立つようになってきました。そろそろ暖房を本格的に入れ始めたご家庭や、エアコン・ストーブの稼働時間が長くなってきたオフィス、店舗も多いのではないでしょうか。

その一方で、ここ数年は「暖房をつけたいけれど電気代が怖い」「ガス代の請求書を見るのが憂うつ」という声もよく聞かれます。そんな中、高市早苗首相が今冬の電気・ガス料金の補助を、これまでより増額する方針を示したというニュースが報じられました。

今回は、この「冬の電気・ガス補助金」増額方針の内容を整理しつつ、全国のご家庭・企業にとってどの程度のプラスになるのか、そして補助金に頼りきりにならない電気料金対策について解説していきます。

高市首相が打ち出した冬の電気・ガス料金支援の概要

2025年度冬(2026年1〜3月)に再び補助金を投入

政府は2025年11月、「物価高への対応と生活支援」を柱とする総合経済対策を閣議決定しました。その中で、2026年1〜3月使用分の電気・都市ガス料金を支援する新たな補助金が盛り込まれています。
これは、すでに実施されている「電気・ガス料金負担軽減支援事業」などの仕組みを活用しつつ、冬場の光熱費が最も重くなる時期に、家計と企業の負担を和らげることを目的としたものです。標準的な世帯を想定した試算では、3カ月合計でおよそ7,000円程度の負担軽減になるとされています。

高市首相自身も国会での答弁の中で、「これまでよりも深掘りした支援を行う」「金額も上げる方向で対応する」と発言しており、2025年夏に行われた電気・ガス料金支援(7〜9月使用分)よりも、冬の補助は手厚くなる方向性が示されています。

なぜ冬にここまで手厚い支援を行うのか

背景には、以下のような要因が重なっています。

  • 国際的な燃料価格の高止まりと、円安による輸入コスト増
  • 再エネ賦課金などの影響も含め、電気・ガス料金の上昇圧力が続いていること
  • 暖房需要がピークになる冬は、夏よりも電力・ガスの使用量が増えやすいこと

政府としては、物価高の中でも「電気・ガスだけは止めたくない」という生活の根っこを支えるため、冬の期間に集中的な支援を行うというスタンスです。

具体的な制度・補助額をわかりやすく整理

対象期間と基本的な仕組み

まずは制度の基本的な枠組みを整理しておきましょう。2025年11月時点で公表されている情報をまとめると、概ね次のようになります。

  • 対象期間:2026年1〜3月の使用分(検針日により、請求は2〜4月に反映)
  • 対象:家庭向け・企業向けを問わず、電気・都市ガスを利用する需要家のうち、一定の条件を満たす契約(家庭および年間契約量1,000万m³未満の企業等)
  • 方式:国が電力・ガス会社へ補助金を支給し、各社が毎月の請求額から自動的に値引き(利用者側の申請は不要)
  • 対象事業者:大手電力会社・ガス会社に加え、採択された新電力・ガス会社なども含まれる

つまり、利用者側の感覚としては、「いつも通り電気・ガスを使っていたら、請求書に『政府による値引き』が勝手に差し引かれている」というイメージですね。

家庭向け:電気・ガスがどれくらい安くなるのか

資源エネルギー庁の資料によると、2026年1〜3月の電気・ガス料金支援の単価は次の通りです。

  • 電気(低圧:一般家庭など)
    ・2026年1〜2月使用分:1kWhあたり 4.5円 を値引き
    ・2026年3月使用分  :1kWhあたり 1.5円 を値引き
  • 都市ガス(家庭用等)
    ・2026年1〜2月使用分:1m³あたり 18円 を値引き
    ・2026年3月使用分  :1m³あたり 6円 を値引き

標準的な世帯モデル(3〜4人家族)で試算すると、3カ月合計で約7,000円程度の負担軽減になると複数の試算が出ています。
もちろん、実際の金額は各家庭の使用量によって上下しますが、「冬の光熱費が1〜2割程度下がる月もあり得る」というイメージを持っていただくとわかりやすいと思います。

企業・店舗向け:高圧契約も対象に

オフィスビルや工場、商業施設などで高圧契約を結んでいる企業・事業所も、今回の支援の対象に含まれます。
電気料金(高圧)については、以下の単価で値引きが行われます。

  • 電気(高圧)
    ・2026年1〜2月使用分:1kWhあたり 2.3円 を値引き
    ・2026年3月使用分  :1kWhあたり 0.8円 を値引き

例えば、ある月に3,000kWhを使用している事業所であれば、
3,000kWh × 2.3円 ≒ 6,900円
といった形で、月あたり数千円単位の軽減効果が見込めます。需要電力が大きい業種ほど、総額としてのメリットも大きくなります。

都市ガスについても、前述の通り家庭と一定規模以下の企業・事業者(年間契約量1,000万m³未満)が対象であり、飲食店や宿泊業、製造業などガス使用量の多い業種にとってもプラスになりそうです。

申請不要だが、「補助金詐欺」に要注意

制度面で利用者が押さえておきたいポイントは次の通りです。

  • 補助金を受けるための申請や口座登録は不要(自動で値引き)
  • 請求明細に「電気・ガス価格激変緩和」「政府による値引き」などの項目で記載される
  • 過去の支援でも問題になったように、「補助金を受け取るには口座番号が必要」「手数料を払えば補助が受けられる」といった詐欺には要注意

正規の補助は、あくまで電気・ガス料金から自動的に差し引かれる仕組みです。「申請しないと損をする」系の不審なメールや電話には、十分気を付けたいところです。

それでも足りない? 補助金は“追い風”として活用を

ここまで見ると、「3カ月で7,000円も軽減されるなら、ひとまず安心かな」と感じる方も多いと思います。もちろん、冬場の家計・経費を守るうえで非常にありがたい施策です。
ただし冷静に見れば、光熱費が高い家庭や、月に数十万円単位で電気料金を支払っている企業にとっては、補助金だけで根本的な負担が解決するわけではありません

そこで重要になってくるのが、

  • 電力会社・料金プランの見直し(新電力への切り替えも含む)
  • 電子ブレーカー導入による契約電力(基本料金)の圧縮
  • デマンド監視や設備更新を含めた省エネ対策

といった、中長期目線での電気料金削減策です。
今回の冬の補助金は、あくまで「国からの追い風」。その風をうまく利用しながら、自助努力で電気料金そのものを下げられる体制づくりを進めていくことが、企業・ご家庭のどちらにとっても重要になってきます。

補助金に期待しつつ、継続的な電気料金対策も進めましょう

本記事では、高市政権が打ち出した冬の電気・ガス料金補助金について、その背景や制度の概要、具体的な補助額のイメージを中心にご紹介しました。
ポイントを改めて整理すると、次の通りです。

  • 2026年1〜3月使用分の電気・ガス料金に対し、全国で補助金が投入される
  • 標準的な世帯で3カ月合計およそ7,000円の負担軽減効果が見込まれている
  • 電気は低圧4.5円/kWh(1〜2月)、1.5円/kWh(3月)など、ガスは18円/m³(1〜2月)、6円/m³(3月)といった単価で自動値引き
  • 申請は不要で、請求書に「政府による値引き」などの項目として反映される
  • ただし補助金は期間限定。新電力や電子ブレーカー、省エネ対策による継続的なコストダウンも並行して検討することが大切

私たちとしても、この冬の補助金には大いに期待していますし、多くのご家庭・企業の一助になると考えています。同時に、「補助金が終わったあとも電気料金を抑え続ける仕組みづくり」こそが、本質的な課題だと感じています。

今後、政府や資源エネルギー庁からは、より詳細な運用方法やシミュレーション例などが順次公開されていく見込みです。実際に2026年1〜3月分の請求が出そろい、「どれくらい安くなったのか」が具体的に見えてきた段階で、当ブログでも再度、実例やグラフを交えた続報記事をお届けする予定です。
その際には、新電力への切り替え事例や電子ブレーカー導入による削減実績などもあわせてご紹介し、「補助金+α」で光熱費を抑えていくためのヒントをお伝えできればと思います。

電気料金の見直しや電子ブレーカー導入について「うちの会社だと、どれくらい削減できそう?」と気になった方は、ぜひ現在の検針票・請求書をお手元にご用意いただき、お気軽にご相談ください。

マンションオーナー・管理組合が知っておくべき電気代削減ポイントとは?

マンションオーナー管理組合が気をつけるべき経費削減ポイント
マンションのオーナーさんや管理組合の理事さんが頭を悩ます毎月のマンション運営。
中でも毎月必要な経費については、なんとか削減したいと思っているオーナーさんも多い事と思います。

今日は管理会社を入れられていないオーナーさんも、逆に管理会社に任せきりの方も必見。マンションを運営・管理する立場にある人向けに、マンション運営における電気代の削減ポイントと方法をご紹介します。

共用部分の電気代を削減

各削減項目を単独で行うのではなく、複数の削減項目をまとめて行う事により、さらなる経費削減が見込めます。

共用部分の照明をLED化

マンションの規模が大きくなるにつれ絶大な効果をもたらすのがこのLED照明の導入です。

一般的に共用部分における電力消費量は、エレベーターで使用される電力が多いと思われがちですが、長時間つけっぱなしになる照明もかなりの電力を消費します。

導入に工事が必要ですし、初期費用もマンションの規模に応じてそれなりにかかってしまうのが問題です。

しかし、概算にはなりますが毎月の電気代が約30%も安くなる事も多く、LEDの耐久年数が長い事を考慮すると早めに導入される事でより大きなメリットが見込める削減項目になります。

新電力(PPS)への変更

スタート当初は何かとメディアでも取り上げられていた電力自由化。スタートからそれなりの年月が経過しましたが、いまだに元々加入していた電力会社から移行していない方がかなりの数いらっしゃるようです。
これはひとえに、


「ユーザーが現状維持で特に問題が無く、新電力(PPS)に変更することによるメリットが良く解らないどころか、手間を考えるとデメリットにしか感じない」

といった事が大きな原因かと思われます。

もちろん、電力自由化は適切な業者・プランを選定すれば電気代を削減することが可能で、特にマンションの場合、「マンション向けの一括受電サービス」を契約することにより通常より大きな恩恵を受ける事があり、マンションオーナーさんにもお勧めの契約形態です。

お住まいの地域によって対応している新電力会社が違うため、具体的にどこの電力会社が良いとは言いにくいのですが、関東・関西圏にはマンション向けの一括受電サービスを実施している業者が多く、検討してみる余地はあるかと思います。

ただし、デメリットとして一括受電サービスを導入すると、導入した物件の全ての部屋で同じ電力会社からの電気供給を受けることになるので、世帯ごとに個別の電力会社と契約することが出来なくなります。

導入を検討される際は、必ず事前に管理組合との念密な打ち合わせが必要不可欠となります。

電子ブレーカーの導入

弊社の主力、電子ブレーカーを導入し料金プランを主開閉器契約へ変更することにより電気料金の削減が見込めます。

そもそも電子ブレーカーによる電気料金の削減は、施設内に設置している全ての電気製品が、24時間ずっと稼働し続けるような施設ではない所が向いていると言われています。
マンションの共用部分はまさにそういった箇所で、エレベーターを設置されている建物ですとかなりの確率で電気代が削減できるかと思います。


※電子ブレーカーと主開閉器契約については、以下のページで詳しくご説明しています。
【電子ブレーカー】負荷設備契約と主開閉器契約 その2

あれこれ悩むより、まずはプロにご相談を

今回は弊社で提案できる3つの案件をお伝えしましたが、実は管理会社から提案されるケースもあったのではないでしょうか?
管理会社から提案があった場合、各案件に対して個別の業者が訪問することが多く、その都度管理会社への中間マージンが発生します。

「普段から付き合いのある管理会社。経費も安くなるんだし、あまり深く考えなくていいかな?」

そんな考えなら、思わぬ損をしてるかもしれませんよ?

弊社ではブレーカについては自社製品ですし、一括でお見積していただくことにより個別のお見積よりお得に導入していただくことも可能です。

お見積は無料で行いますので、マンションの電気代にお悩みの方はすぐご連絡を!!

【電気代削減】意外と多い!?ガス給湯器の待機電力

相変わらず高い電気代。これだけ高いとどうしても気になりますよね。少しでも光熱費を抑えたい方へお届けする「電気代削減シリーズ」。今回はガス給湯器に焦点を当てて、意外と見落としがちな「電気の消費」と待機電力について分かりやすく解説します。

ガス給湯器でも、実はしっかり電気を使っています

お湯自体はガスの燃焼でつくりますが、その運転・制御のために電気が必要です。たとえば次のような箇所で電力が使われています。

  • リモコン/操作パネル(表示・温度設定・制御)
  • 点火器(火花でガスに着火)
  • 送風ファン(燃焼用の空気を供給)
  • 各種センサー・弁(流量・温度などの制御)
  • 保温・凍結防止等の制御回路(機種による)

つまり、お湯を使っていないときでも待機電力が発生し続ける仕組みになっています。

便利になった分だけ増える“待機電力”というコスト

昔と違い、今の給湯器は追い焚きや自動保温、浴室暖房連携など機能が豊富。便利になった反面、常時スタンバイのための通電が必要で、ここが「電気代の見落としポイント」になりがちです。

待機電力の目安(機種により差があります)

  • 従来型の給湯器:およそ 6〜7W 前後 の事例
  • 新しめの省エネ型(例:エコジョーズ等):1〜2W 前後 に抑えた機種もあり

※上記は待機時の目安です。実際の運転中は別途、点火・送風・制御などに電力がかかります。

年間の電気代をざっくり概算してみる

電気料金の試算は、次の式で概算できます。

1日の電気代 = 待機電力(W) × 24時間 ×(電気単価(円/kWh) ÷ 1000)

例①:一般的な従来型(6.5W想定)

6.5W × 24 × (31 ÷ 1000) = 約 4.836円/日
→ 1か月(30日)で 約 145円
→ 1年(365日)で 約 1,765円

例②:新しめの省エネ型(1.7W想定)

1.7W × 24 × (31 ÷ 1000) = 約 1.2648円/日
→ 1か月(30日)で 約 38円
→ 1年(365日)で 約 462円

※電気単価は例として31円/kWhで計算しています。実際のご契約単価に合わせて置き換えてください。待機電力はメーカー・型式・設置状況等で変わります。

「待機電力なんて微々たるもの」…と思う前に

給湯器単体では数百〜千円台でも、住まい全体で見れば待機電力の積み重ねはそれなりの金額に。まずは「どこで電気が使われているか」を知ることが、ムダの発見や省エネ行動につながります。

今日からできる、実践的な省エネヒント

  • 給湯温度を少し低めに設定:必要以上に高温にしない
  • 追い焚き回数を減らす:入浴タイミングを家族で合わせるなど
  • 長期不在時はリモコンOFF:ただし本体側の主電源操作は取扱説明書の指示に従う
  • フィルター・給排気経路の定期清掃:燃焼効率の維持に有効
  • 古い機種は省エネ型への更新を検討:待機電力そのものの削減に直結
  • 定期点検で状態を確認:劣化や不具合の早期発見で無駄な消費を防ぐ

まとめ:まずは「知る」ことから始めよう

ガス給湯器はガスだけでなく電気も使います。待機電力は小さく見えても、年間で見ると無視できないコストに。
仕組みと目安を知っておけば、設定の見直しや使い方の工夫、機器更新の判断材料になり、省エネと電気代・CO₂の削減につながります。

次回予告(例)

次回は「冷蔵庫の見直しポイント」や「エアコンの効率運転」など、身近で効果の出やすい対策を取り上げる予定です。

電子ブレーカーで経費削減!!マンション共用部へ導入のススメ

電子ブレーカーで経費削減!!マンション共用部へ導入のススメ

マンションの管理組合の方々も、マンション管理における経費削減については日頃から討論されているのではないでしょうか?

昨今、電気料金は頻繁に見直されており、基本料金・電力量料金・託送料金・再生可能エネルギー賦課金などが 値上げまたは制度変更 の対象となることが増えています。支払いを減らすことはできないにしても、固定費の部分を抑える工夫は非常に重要です。

今回は当社でもお勧めしている「電子ブレーカー」と「主開閉器契約」の組み合わせによる電気料金(特に基本料金・契約容量)削減の方法を、マンション管理者様向けに、最新情報を交えてご提案いたします。

主開閉器契約とは?

従来の多くのブレーカーはバイメタル方式など、物理的・アナログ的な温度変化などによる遮断で電流過多を防ぐものです。しかし、この方式では「何アンペアをどの時間超えたら遮断する」という細かな管理や、実際の消費電力の波の把握・制御が難しいという欠点があります。

電子ブレーカーは、電流をリアルタイムで測定・記録し、設定したしきい値を越えそうなときに警報を発したり、ある設備のみを停止させたりできるものです。これにより、ブレーカーが不用意に落ちることを回避しつつ、契約電力を適正に設定できるようになります。

なぜ電子ブレーカーが誕生したの?

「主開閉器契約」とは、設置されている主開閉器(メインブレーカー)の定格電流値および供給電圧をもとに、契約容量・契約電力を決定する契約です。これに対し「負荷設備契約」では、施設内の機器すべてが同時に最大稼働した場合を想定して契約電力を算定するため、使用状況によっては無駄な容量を抱えることになります。

2025年現在、多くの電力会社で、主開閉器契約が低圧電力のメニューとして選択可能(もしくは変更可能)となっており、また基本料金や託送料金などの制度見直しも進んでいます。したがって、契約形態の見直しや電子ブレーカー導入のタイミングは、過去数年よりもさらに重要になっています。

なぜマンションに電子ブレーカー+主開閉器契約が向いているのか?

上記のような契約形態を最大限活かすためには、電気機器の「稼働波」「同時使用ピーク」「閑散時間帯の無駄」を抑えることが鍵です。マンション共用部にはそういう特徴を持つ設備が多いため、以下のようなメリットが期待できます

  • 共用部の設備(エレベーター、ポンプ、立体駐車場設備、照明など)は、ピーク時以外は稼働が少ない/間欠的である。電子ブレーカーによってピークをモニタリングして制御することで、契約容量を小さくする余地が生まれます。
  • 初期導入コスト、工事費用、機器代を含めても、多くの導入ケースで 4〜5年で投資が回収可能であるという報告があります。耐用年数はおおよそ10年程度を見込むものが多いです。
  • 契約変更申請の手続き(電力会社との契約見直し・約款変更)や、電子ブレーカー設置に伴う工事(場合によっては短時間の共用部停電など)が必要になりますが、それを見越してしっかり計画すれば居住者への影響を最小限にできます。

マンション共有部分の電気代にお悩みの方はぜひ一度ご相談下さい。

【電子ブレーカー】こんなトラブルに要注意!! トリップ編

トラブルに要注意!! トリップ編
今までのシリーズでは、電子ブレーカーの有用性についてご説明しましたが、今回は趣向を変えて、導入の際に気をつけていただきたい点についてお話したいと思います。

さて、タイトルにある「トリップ」ですが、これは「遮断」つまり、「ブレーカーが落ちる」という事です。主開閉器契約では、予め使用する電気容量を決めて電気を使用するわけですが、この契約容量を超えてしまうと「トリップ」つまり、「ブレーカーが落る」わけです。

私共が電子ブレーカーを設置したお客様の中には、今のところこういった事例は発生しておりません。しかし、実際問題インターネットで検索してみると、電子ブレーカー設置後にブレーカーが「落ちる」事は現実として起こっているようです。

なぜ、電子ブレーカーが「落ちる」のか?

一番大きな原因としては、事前調査が不十分な場合、もしくは販売側の経験不足といった事でしょうか。解りやすい例では、季節変動を考慮していないケースや、設置先の繁忙期を考慮していない等、事業者側の経験不足が挙げられます。

調査不足の原因1:季節を考慮していない

一番わかりやすい例が、季節による電力消費の増減に対して読みが甘い事があげられます。私達にとっては基本中の基本なのですが、夏場・冬場のエアコンの使用量の増加等本来ならばもっとも解りやすい事案にもかかわらず、解りやすいがゆえに業者もチェックが甘くなってしまう事があるようです。

調査不足の原因2:設置場所の聞き取り不足

特定の時期に生産量が増加する工場等、設置先の施設により電気の使用量は様々です。そういった個別案件に対して事業者側が「恐らく、こういう値になるだろう」という推測で話を進めるのであはなく、設置場所の責任者の方にしっかりとヒアリングを行う事も非常に重要です。

電子ブレーカー本体の品質

最近は安価な海外産ブレーカーも多く流通しているのが実情です。海外産がすべて悪い!!というわけではありませんが、現場の人間に言わせると、国内産と比べ粗悪な商品が多いのも事実です。もちろん、ブレーカー本体が安ければ導入時のコストが安くなるというメリットもあります。まぁ、実際に安く売るかどうかはメーカーの卸値ではなく販売会社の価格設定の方が大きいのですが…

当社では、国内で実績のある株式会社ジュエルシステム社の電子ブレーカーをお勧めしております。他のメーカーはOEMとして販売意をしている企業もある中、国内の自社工場で生産しています。また、ISO9001:2008(品質)・ISO14005(環境)を取得しているあたりも信頼のおける企業である証拠と言えるでしょう。さらに、一般社団法人 電気安全環境研究所のJET認証を取得。電気用品安全法を順守し第三者認証機関による品質管理が行われている証拠であるJET認証だけではなくPSEマークも取得。弊社が株式会社ジュエルシステム社の電子ブレーカーを採用する大きな理由の一つとなっています。

国産なので万が一の故障の際にも迅速な対応が可能でありますが、今のところ当社では故障したケースが無いのでわかりません(笑)

冒頭でもお伝えしましたが、電子ブレーカーは上手に利用すれば電気代を大幅に削減できる可能性があるのは事実です。必要以上に警戒するのではなく、正しい知識を身に付け、上手に電気代削減に役立てていただければ幸いです。

オフィスで省エネ 電気代削減のススメ

【COOLBIZ】環境省推奨の室温28度の意味って知ってますか?

連日の35度越えで通勤するだけでも痩せてしまいそうな毎日ですが、皆さん体調を崩されたりしていませんか?

先日我が家の7月の電気代の明細が来たのですが、なんと前月より+10,000円…
エアコン嫌いだった妻ですら日中は常時エアコンをつけている状況。
子供たちも夏休み前で何かと早く帰宅する機会が多かったのが響いたようです。
しかし、このままだと8月の電気代は…
創造するのが恐ろしくなりますね…

実際これだけ暑い日が続くと、一般家庭だけでなくオフィスの電気代も前月比でとんでもなく上昇しているケースが多々見受けられます。
そこで今回は資源エネルギー庁が情報提供しているオフィス向けの省エネリーフレットを参照し、オフィスで電気代を削減する有効な手段をご紹介したいと思います。

出典:資源エネルギー庁ウェブサイト パンフレット一覧
(https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/media/index.html)

冷房についての省エネ対策

無理のない範囲で室内温度を設定する

屋外が熱いからと言って、必要以上に冷房の温度を下げていませんか?
夏場は28℃を目安に室内温度を設定してみましょう。
1℃最適化するだけで冷房時には約13%、暖房時には約10%の省エネが可能といわれています。
ただし、熱中症にはくれぐれもご注意を…

省エネ効果:約4%

日差しを避けるために、カーテンやブラインドを活用する。

夏の窓から差し込む強い日差しは、室温を上げる原因のひとつです。
室温の上昇を防ぐことにより、同じ温度設定でも冷房の電気使用量を軽減することが可能です。

省エネ効果:約4%

使用していない部屋は、エアコンを止める。

自宅の電気代じゃ無いからといって、無駄な電気を使用していませんか?
当たり前の話なのですが、使用しない部屋は冷房の稼働を止めましょう。

省エネ効果:約4%

2週間に1度、フィルターを清掃する。

意外と盲点なのがフィルターのお掃除。
定期的掃除を行うことにより、冷房時で約4%、暖房時で約6%もの電気代削減効果が。

照明についての省エネ対策

可能な範囲で照明を間引きする

すでに実践されている事業所・店舗も多いかと思いますが、単純に使用する照明を間引きします。仮に半分程度照明を間引きした場合、省エネ効果は約13%にもなるそうです。

省エネ効果:約13%

必要ない部屋は消灯する

こちらも当たり前の話なのですが、使用しない部屋の照明はこまめに消すようにしましょう。
特に会議室や休憩室といった常時人が使用しない場所は気を付けましょう。

省エネ効果:約3%

OA機器についての省エネ対策

長時間は慣れるときは、機器の電源を切るかスタンバイモードにする

主にパソコンの話になるのですが、離席時は電源を切るかなるべく早くスタンバイモードに切り替わるように設定しましょう。
パソコンは非常に熱を持つ機械ですので、室温上昇の抑制にもつながります。

省エネ効果:約4%

小さなことからコツコツと。1つ1つは大した削減量にならないかもしれませんが、積み重ねてみると意外と馬鹿にならない金額になるかもしれませんよ?

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