最近値上げの話ばっかりで申し訳ない気持ちになるですが、今回も光熱費の値上げのお話です。
今回対象となるのは東京電力・関西電力・中部電力・東北電力・中国電力・九州電力の6社の管轄するエリアです。
値上げの原因としては、いつもの「原燃料費調整(燃調)制度」という制度のためです。
何度かご説明していますが、電力会社は過去3ヶ月間の原料調達コストの平均価格を基に、電気料金を調節します。
12月分の電気料金は、同年の6~9月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。
今回は該当期間で原油価格・液化天然ガス(LNG)が上昇、そのために原燃料調整費も上昇しているのが主たる原因です。
ただし、直近数カ月で言うと8月から上昇しだした原油価格が11月に入り下落しており、このままだと1月分の電気料金については安くなるかもしれませんね。
今回の電気代の値上げ額は?
いつもの通り一般的な家庭の電気料金という表現になりますが、12月の電気代の上昇額は以下のようになります。
●東京電力:36円
●関西電力:18円
●東北電力:18円
●中部電力:34円
●中国電力:5円
●九州電力:12円
うーん、来月は「今回は電気代が値下げになります!!」ってお伝えをしたいですね…
実はガス代も値上げになります
申し訳ないついでにもう一つ。実はガス料金も値上げになるようです。
都市ガス大手は全社で12月分のガス料金が値上げになります。実はこの値上げは2か月連続とのこと。
「大阪ガス」によると、平成28年12月検針分の一般ガス供給約款料金および選択約款料金に適用する
単位料金を平成28年11月検針分に比べて1m3につきプラス1.14円(税込)値上げ。
平均的な家庭の場合、月額料金(税込み)は、
【ガス代の前月比】
東京ガス:34円高い4530円
大阪ガス:37円高い5241円
そろそろ寒くなってきている今日この頃。需要が増えるこの時期の値上げはホント痛いですよね…