大阪の話ですが、6月は最高気温が30度を超える日が11日もあったそうです。
気温が25度以上の日を夏日と言うんですが、ほぼ全ての日が夏日だったため、エアコンのお世話になった方も多いんじゃないでしょうか?
ニュースを見てると、今年は冷夏だと言う話なんですが、この状況を見ているととても冷夏になるとは思えませんね。
さて、毎月お届けしている電気料金速報の8月分をお届けします。
結果は6社が値下げ、4社が値上げとなりました。
平成31年8月は値下げ6社。値上げが4社
先日、以下のようなニュースが報道各社より伝えられました。
大手電力10社のうち6社が8月の家庭向け電気料金を7月よりも値下げする見通しであることが19日、分かった。
火力発電の燃料である液化天然ガス(LNG)の価格下落が主因。LNGを原料とする大手都市ガス4社も値下げする見込みだ。
先月より始まった、一部地域での電気料金の値上げ。 先月の時点では、正直10社すべてが値上げになると思っていました。
8月の推移は原油よりLNGの下落がポイントに
それでは具体的な下げ幅を見て見ましょう。
【2019年8月 電気代の前月比】
●北海道電力:48円(値上げ)
●東北電力:34円(値下げ)
●東京電力:55円(値下げ)
●北陸電力:16円(値上げ)
●中部電力:83円(値下げ)
●関西電力:47円(値下げ)
●四国電力:16円(値上げ)
●中国電力:5円(値下げ)
●九州電力:23円(値下げ)
●沖縄電力:39円(値上げ)
ちなみに、先月の上昇幅はと言うと…
【2019年7月 電気代の前月比】
●北海道電力:37円(値上げ)
●東北電力:23円(値下げ)
●東京電力:34円(値下げ)
●北陸電力:7円(値上げ)
●中部電力:60円(値下げ)
●関西電力:34円(値下げ)
●四国電力:8円(値上げ)
●中国電力:0円(据置き)
●九州電力:12円(値下げ)
●沖縄電力:24円(値下げ)
北海道電力は2ヶ月連続の大幅値上げ。これにはきちんと理由があるんです…。
今回の燃料費調整制度の推移は?
普段だと、原油価格の下落(もしくは上昇)による電気料金の増減が多かったのですが、今回のポイントはLNG(液化天然ガス)です。
先月もそうでしたが、LNGの価格が下がってきており、これにより原油価格の上昇分をカバーしてなお余ったといったところです。
残念ながら北海道電力は原油の使用量が多かったため値上げとなっていますが、多くの地域で値下げになったのはこのような理由からです。
ちなみに原油価格も5月に1度下がっており、今回の価格に影響を与えているようです。
なお、6月は上昇。7月もまだ数日ですが上昇傾向のようですね。
※今回、2019年8月分の電気料金については、2019年3月~2019年5月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。
いよいよ電気使用量が増加する夏本番。
なんとかこのままのペースで推移してくれればいいんですけどね。