先日の記事でも書きましたが、今年は本当に天災が多いですね。
この週末も大型の台風が接近。しかも日本列島縦断コース。
関西でも一部の地域では数日停電が続きましたが、今回はそのような事にならなければいいんですが…
暗雲立ち込めるのは空模様だけではありません。
11月の電気代速報が発表されましたが、4ヶ月連続で大手10社全てで値上げになるようです。
11月も電力大手10社全てで値上げに
先日、以下のようなニュースが報道各社より伝えられました。
大手電力各社はことし11月の電気料金をそろって値上げすることになりました。
火力発電の燃料となる石油や天然ガスなどの輸入価格の上昇が続いているためです。
「実は上記引用のNHKのサイトですが、当サイトで転載している部分は先月と全く同じです。(9月→10月以外)」
と言うコメントを前回書いたのですが。今月も全く同じですね。
11月の電気代の値上げ幅は?
もう4ヶ月連続になるんですねぇ。
本当に、ジワリジワリと上がっているので気がつきにくいんですが、着実に電気料金は値上げの一途をたどっているようです。
では各社の値上げ幅一覧を見て見ましょう。
【2018年10月 電気代の前月比】
●北海道電力:53円(値上げ)
●東北電力:52円(値上げ)
●東京電力:65円(値上げ)
●北陸電力:31円(値上げ)
●中部電力:54円(値上げ)
●関西電力:36円(値上げ)
●四国電力:39円(値上げ)
●中国電力:52円(値上げ)
●九州電力:37円(値上げ)
●沖縄電力:73円(値上げ)
ちなみに、先月の上昇幅はと言うと…
【2018年10月 電気代の前月比】
●北海道電力:85円(値上げ)
●東北電力:54円(値上げ)
●東京電力:83円(値上げ)
●北陸電力:50円(値上げ)
●中部電力:52円(値上げ)
●関西電力:31円(値上げ)
●四国電力:60円(値上げ)
●中国電力:62円(値上げ)
●九州電力:50円(値上げ)
●沖縄電力:96円(値上げ)
10社全てが値上げになるのは4ヶ月連続。
ただ、東北・中国・四国・九州においては11カ月連続の上昇とのこと。
これって結構バカにならない数字ですよ!?
今回の燃料費調整制度の推移は?
今回も石油・石炭・LNG(液化天然ガス)全ての価格が上昇したために燃料調節費へ反映された結果の値上となりました。
先日のニュースでは、国際原油価格の上昇が止まらず、2014年11月以来の最高値を記録したそうです。
ご存知の通り、米国トランプ大統領の対イラン政策により原油の市場には警戒感が溢れています。
石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国は原油価格が上昇しないよう圧力を掛ける米国に対し、急な増産をしない方向で合意。
これが更なる価格上昇に一役買っているようです。
石油価格の上昇は、他の原料にも少なからず影響を与えます。
原油価格の上昇はそう長くは続かないとの意見もありますが、現状を見る限りではしばらくの間は上昇傾向が続くとみる専門家が多いようです。
※今回、2018年11月分の電気料金については、2018年6月~2018年8月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。
このままだと年末には「今年はずーっと値上げでした」なんて報告をしなきゃいけないような気がしますね…