残暑はまだまだ継続予定…。大手10社25年9月(10月請求分)の電気料金は?

残暑はまだまだ継続予定…。大手10社25年9月(10月請求分)の電気料金は?

ここ数回、冒頭の文章は毎回おなじような内容が続いているのですが、皆さん暑さにやられていませんか?

8月30日は東日本では4地点で40度を超えを観測。全国で40度を超えたのは今年に入って8日目で、歴代最多とのこと。

他にも5日には群馬県伊勢崎市にて41.8度という国内観測史上最高の気温を記録しました。

残暑は10月まで続くとの予報も出ています。みなさん、くれぐれも熱中症には気を付けてくださいね。

無理をせず、早めの水分摂取、適切なエアコンの仕様を心がけてください。

さて、それではそろそろ本題へ。

 

値下げが続いた数か月、10月は久しぶりに…

先日、以下のようなニュースが報道各社より伝えられました。

大手電力10社は28日、9月使用分(10月請求分)の家庭向け電気代を発表した。政府の補助金が8月使用分と比べて減額された影響が大きく、全社で電気代が上がる。発電用燃料となる原油、液化天然ガス(LNG)、石炭の輸入価格は下落した。

 

出典:日本経済新聞社 9月の電気代、東京電力など全社で値上げ 政府補助の減額で

残念ながら久々の値上げですねー。まぁ、今回の値上げは想定していたことではあるのですが…

 

それでは具体的な金額を見て見ましょう。

 

【2025年10月 使用量が平均的な家庭での電気代前月比】

電力会社 最新料金 前回料金 差額(前回比)
北海道電力 8,868円 8,700円 168円
東北電力 7,981円 7,918円 63円
東京電力 8,132円 8,067円 65円
中部電力 7,815円 7,776円 50円
北陸電力 7,013円 6,951円 62円
関西電力 7,271円 7,167円 104円
中国電力 7,546円 7,486円 60円
四国電力 7,778円 7,711円 67円
九州電力 6,944円 6,874円 70円
沖縄電力 8,477円 8,451円 26円

 

今回の電気料金上昇の原因は?

今回の値上げは、皆様ご存知の通り政府が発表したエネルギー料金の補助によるものです。

具体的な補助額ですが

7月・9月:2.0円/kWh → 約520円補助
8月:2.4円/kWh → 約624円補助

といった設定になっています。

8月・9月の差である0.4/kwh分が、今回の値上げに影響したということになります。

ちなみにニュースでも記載がありましたが、LNGや原油価格は下落してるのにも関わらずトータルでの電気料金は値上げになっています。

※今回、2025年10月分の電気料金については、2025年5月~2025年7月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。

 
さて、本当に怖いのは来月の11月請求分(10月使用分)です。

2.0円/kWhの補助がなくなるので、数百円単位での値上がりが予想されます。

しかも、残暑は10月まで続く予報…

エネルギー料金以外の各種物価の上昇も続いていますので、我々庶民にとっては厳しい財政事情が続きそうですね…

それでは、次回の速報をお楽しみに。

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