
気が付けば今年も残すところあと1か月。多くの企業さまでは、決算や来期予算の見直しで、何かと慌ただしい時期になってきましたね。
この夏に実施されていた電気・ガス料金の補助も9月使用分でいったん終了し、10月以降は実質「素の料金」に戻ったことで、請求書をご覧になって改めて電気代の重さを実感されている経営者の方も多いのではないでしょうか。
一方で、来年1〜3月分を対象に電気・ガス料金支援を再開するという発表もあり、さらに市場価格調整単価や各社の料金メニュー見直しが重なって、「結局、自社の電気料金はどう動くのか」がますます分かりにくくなってきています。
そこで今回は、12月分の電気料金が法人にとってどう変わるのかを、最新の動向をふまえて整理していきたいと思います。
さて、それではそろそろ本題へ。
補助金開始直前の、電気料金推移は?
先日、以下のようなニュースが報道各社より伝えられました。
大手電力10社が27日発表した12月使用分(来年1月請求)の標準家庭向け料金によると、北海道や沖縄など7社で前月に比べ値上がりする。
出典:Yahoo!ニュース 12月電気代7社値上がり 都市ガス4社は安く
今回の値上げも想定していたことではあるのですが…いざ値上げと聞くとつらいものがありますね。
それでは具体的な金額を見て見ましょう。
【2026年1月(12月請求分) 使用量が平均的な家庭での電気代前月比】
| 電力会社 | 最新料金 | 前回料金 | 差額(前回比) |
|---|---|---|---|
| 北海道電力 | 9,376円 | 9,351円 | +25円 |
| 東北電力 | 8,511円 | 8,501円 | +10円 |
| 東京電力 | 8,634円 | 8,639円 | -5円 |
| 中部電力 | 8,285円 | 8,303円 | -18円 |
| 北陸電力 | 7,519円 | 7,496円 | +23円 |
| 関西電力 | 7,791円 | 7,791円 | 0円 |
| 中国電力 | 8,121円 | 8,092円 | +29円 |
| 四国電力 | 8,345円 | 8,322円 | +23円 |
| 九州電力 | 7,466円 | 7,454円 | +12円 |
| 沖縄電力 | 9,023円 | 9,062円 | -39円 |
今回の電気料金上昇の原因は?
今回の値上げは、原油の輸入価格が上昇したことに起因します。
ただし、液化天然ガス(LNG)についての調達コストは減少しているため、各電力会社により電力価格に差が出た形となります。
そのため、大手都市ガス4社においては、同月のガス料金が24~32円安くなるようです。
※今回、2025年12月分の電気料金については、2025年8月~2025年10月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。
光陰矢の如しとはよくいったもので、年々月日が経つのが早く感じられるようになりますね。
そんな中耳に飛び込んできたのが、今冬も電気・ガスともに補助が出る…との話。
詳細についてはまだ未定ですが、情報が入り次第お伝えさせていただきますね。
それでは、次回の速報をお楽しみに。