熱い日が続いていますね~出社して一番初めの仕事はエアコンの電源を入れるところから始まる今日この頃です。
さて、先月(8月分)は原発稼働で値下げを宣言した関西電力を除き、大手10社のほとんどが値上げと言う状況でした。
電気消費量が上がる夏場、9月の電気代はどのようになるのでしょうか?
9月の電気代も値上げ傾向
先日、報道各社が伝えた情報は以下のようなものでした。
大手電力10社は28日、9月の家庭向け電気料金を発表した。
火力発電の燃料となる液化天然ガス(LNG)などの価格上昇が続いているため、6社が8月よりも値上げする。都市ガス全4社も11カ月連続で値上げする。
あれ、原油価格は値上げしたって話は聞かなかったんですけどね…
どうやらLNGの調達コストが今回の値上げ傾向の原因のようですね。
9月の電気代の値上げ幅は?
今回値上げになったのが東北・東京・中部・関西・中国・九州の6社。
逆に値下げになったのは北海道・北陸・沖縄の3社。
横ばいになったのが四国になります。
では各社の値上げ幅一覧を見て見ましょう。
【2017年9月 電気代の値下げ幅】
●北海道電力:-21円(値下げ)
●東北電力:+10円(値上げ)
●東京電力:+15円(値上げ)
●北陸電力:-2円(値下げ)
●中部電力:+29円(値上げ)
●関西電力:+26円(値上げ)
●四国電力:横ばい
●中国電力:+5円(値上げ)
●九州電力:+8円(値上げ)
●沖縄電力:-7円(値下げ)
ちなみに、先月の上昇幅はと言うと…
【2017年8月 電気代の値上げ幅】
●北海道電力:-4円(値下げ)
●東北電力:+18円(値上げ)
●東京電力:+26円(値上げ)
●北陸電力:横ばい
●中部電力:+29円(値上げ)
●関西電力:-189円(値下げ。原発稼働の影響)
●四国電力:+5円(値上げ)
●中国電力:+13円(値上げ)
●九州電力:+10円(値上げ)
●沖縄電力:-11円(値下げ)
せっかく下がった関西電力の電気代ですが、早くも値引き分の1割ほどが値上がりになりましたね(苦笑)
なお、ガス料金なんですが、大阪ガスが22円、東京ガスと東邦ガスが21円、西部ガスが14円と軒並みの値上げ状態。
実は11ヶ月連続の値上げ何だとか。
ガスの自由化の話もありますが、オール電化の促進等ガス業界はかなり厳しい時代なのかもしれませんね。
今回の燃料費調整制度の推移は?
先程ちらっとお伝えしましたが、実は今回の燃料調整費の算出期間である4月~6月は、原油価格は下落しています。
しかし、LNG(液化天然ガス)の調達コストが毎月のように増加。実に11ヶ月連続での上昇になり、管内の電力生産量において、火力発電所の比率が高い電力会社が軒並み電気料金の値上げにつながっていると言う状況なのです。
※今回、2017年9月分の電気料金については、2017年4月~2017年6月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。
先月の速報では、9月は燃料調整費は原油価格が低く推移しているため下がるかも?なんて発言をしていたんですがねぇ。
来月LNGの価格が上がれば1年連続の値上げになります。
いいかげん落ち着いてくれてもいいと思うんですけどね…