気が付けば暑い8月も今日で終わり。明日からの学校を嘆く子供を横目に家事が楽になると喜んでいるお母さんも多くいらっしゃるんでしょうね(笑)
先月の速報では明日9月からのの電気料金は概ね値上げになるとお伝えさせていただいましたが、10月はどのような感じになるのでしょうか?
10月の電気代は値下げ傾向
先日、報道各社が伝えた情報は以下のようなものでした。
大手電力10社は30日、10月の家庭向け電気料金を発表した。燃料となる原油の価格下落を受け、7社が9月よりも値下げする。
都市ガス全4社は液化天然ガス(LNG)価格の上昇に伴い、12カ月連続で値上げする。
9月は2社を除いて値上げの月でしたが、どうやら10月は全体的には値下げ傾向にあるようですね。
では、詳しい値動きを見て見ましょう。
10月の電気代の値上げ幅は?
今回値下になったのが北海道・北陸・東京・中国・四国・九州・沖縄の7社。
逆に値上げになったのが中部・関西の2社。
横ばいになったのが東北になります。
では各社の値上げ幅一覧を見て見ましょう。
【2017年10月 電気代の値下げ幅】
●北海道電力:-32円(値下げ)
●東北電力:横ばい
●東京電力:-5円(値下げ)
●北陸電力:-19円(値下げ)
●中部電力:+13円(値上げ)
●関西電力:+5円(値上げ)
●四国電力:-16円(値下げ)
●中国電力:-5円(値下げ)
●九州電力:-5円(値下げ)
●沖縄電力:-32円(値下げ)
ちなみに、先月の上昇幅はと言うと…
【2017年9月 電気代の値上げ幅】
●北海道電力:-21円(値下げ)
●東北電力:+10円(値上げ)
●東京電力:+15円(値上げ)
●北陸電力:-2円(値下げ)
●中部電力:+29円(値上げ)
●関西電力:+26円(値上げ)
●四国電力:横ばい
●中国電力:+5円(値上げ)
●九州電力:+8円(値上げ)
●沖縄電力:-7円(値下げ)
今回も燃料調節費の影響による値上げなので仕方が無いと言えば仕方が無いのですが、関西電力は2ヶ月連続の値上げです。
原発稼働による値下げについては、関西のメディアでかなり報道されていたんですが、値上げについては全然報道されていませんね。
当たり前と言えば当たり前なのですがねw(笑)
ちなみに関西電力ですが、11月も値上げになるのなら原発稼働で安くなる前と同じような水準になるかもしれませんね。
今回の燃料費調整制度の推移は?
今回の燃料調整費についてポイントを上げるとするならば、前回と同じく原油価格は下落しています。
しかし、LNG(液化天然ガス)については価格が上昇しており、今回値上げとなった関西電力・中部電力についてはLNGの使用量が価格上昇に反映。
LNG火力発電所の比率が高い両電力会社が先月に引き続き値上げになった…言う状況です。
※今回、2017年10月分の電気料金については、2017年5月~2017年7月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。
大手都市ガス4社については、12か月連続で価格が上昇しているようです。
LNGの価格動向次第では、今後電気代についても上昇してくるかもしれませんね。