まさに三寒四温といった気候が続いた3月上旬。打って変って最近は汗ばむ気候の日も増えてきました。
おかげでエアコンを使う時間も減り、わが家の来月の電気代は、結構な減額になりそうですね。
しかし、使用量が減っても電気料金の単価が高ければ結局出費は大きくなります。
そう、5月も電気代は値上げ。しかも普段より上昇率が高くなりそうな感じなのです。
5月も電力大手10社全て値上げに
先日、以下のようなニュースが報道各社より伝えられました。
電力大手10社が5月の電気料金を前月に比べて標準家庭で20~65円程度引き上げる見通しであることが19日、分かった。
火力発電の燃料となる原油や液化天然ガス(LNG)、石炭の価格上昇を反映させる。10社全てが値上げするのは3カ月連続。
さて、このニュースは2018年3月19日に発表されたものです。
そして、本日発表されたNHKのニュースを見て見ると…
ことし5月の大手電力会社の電気料金は、一般的な家庭で100円前後値上げされることになりました。再生可能エネルギーの普及を図る制度で、電気料金に上乗せされる額が増えることが主な要因です。
発表によりますと、ことし5月の電気料金は、電気の使用量が平均的な家庭で東京電力が前の月より133円値上げされます。
あれ、なんかめっちゃ増えてませんか!?
5月の電気代の値上げ幅は?
今回は…いえ、今回「も」ですね。大手10社すべてが値上げです。
では各社の値上げ幅一覧を見て見ましょう。
【2018年5月 電気代の値下げ幅】
●北海道電力:104円(値上げ)
●東北電力:115円(値上げ)
●東京電力:133円(値上げ)
●北陸電力:89円(値上げ)
●中部電力:115円(値上げ)
●関西電力:105円(値上げ)
●四国電力:99円(値上げ)
●中国電力:112円(値上げ)
●九州電力:100円(値上げ)
●沖縄電力:108円(値上げ)
ちなみに、先月の上昇幅はと言うと…
【2018年4月 電気代の値下げ幅】
●北海道電力:44円(値上げ)
●東北電力:39円(値上げ)
●東京電力:72円(値上げ)
●北陸電力:26円(値上げ)
●中部電力:52円(値上げ)
●関西電力:39円(値上げ)
●四国電力:49円(値上げ)
●中国電力:29円(値上げ)
●九州電力:35円(値上げ)
●沖縄電力:57円(値上げ)
軒並み100円以上の値上げ。
大手10社が全て値上げになるのは3カ月連続。
ちなみに都市ガス大手4社も全て値上げになります。
今回の燃料費調整制度の推移は?
毎度のことながら、原油価格がまだ上昇傾向のある期間であったこと、LNG(液化天然ガス)の調達コストが高かっく、燃料調節費が+になった事が原因の一つになります。
そして今月はもう1点。今年度の再エネ促進賦課金が決定し電気料金の上乗せされるため通常より値上げ幅が大きくなってしまったのです。
再エネ促進賦課金については以前の記事で詳しく書いているのでそちらをどうぞ。
※今回、2018年5月分の電気料金については、2017年12月~2018年2月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。
うーん、あまり値下げ要因になるようなネタが入ってこないんですよね…
来月も10社全て値上げ‼!なんて事にならなきゃ良いのですが。