先日は北海道で5月としては異例の猛暑日を観測。地球温暖化の一環なのでしょうが、自分が子供のころには考えられない出来事ですね。
私が小学生の頃はまだ家にエアコンが無く、真夏でも扇風機でなんとでもしのげる程度の暑さでした。
最近は北海道でのエアコンの普及が進んでるとの事。この調子だと今年の夏の消費電力は大変な事になりそうですね。
さて、前置きが長くなりましたが7月の電気料金速報をお届けします。
過去数回の記事で、もうすぐですよとお伝えしていた事がとうとう現実になってしまいました。
平成31年7月は値下げと値上げが半々に
先日、以下のようなニュースが報道各社より伝えられました。
電力大手10社は30日、7月の電気料金を発表した。
火力発電所の燃料となる石炭や液化天然ガス(LNG)の価格低下を踏まえ、中部電力など5社が標準家庭の料金を6月に比べ12〜60円引き下げる。
数か月前より予想していた値上げですが、いよいよ始まってしまいましたね。
今月は半々ですが、来月は…久々の10社全てが値上げの可能性もありそうです…
令和2度目の電気代は石油の消費量が決め手に
それでは具体的な下げ幅を見て見ましょう。
【2019年7月 電気代の前月比】
●北海道電力:37円(値上げ)
●東北電力:23円(値下げ)
●東京電力:34円(値下げ)
●北陸電力:7円(値上げ)
●中部電力:60円(値下げ)
●関西電力:34円(値下げ)
●四国電力:8円(値上げ)
●中国電力:0円(据置き)
●九州電力:12円(値下げ)
●沖縄電力:24円(値下げ)
ちなみに、先月の上昇幅はと言うと…
【2019年6月 電気代の前月比】
●北海道電力:46円(値下げ)
●東北電力:36円(値下げ)
●東京電力:65円(値下げ)
●北陸電力:25円(値下げ)
●中部電力:52円(値下げ)
●関西電力:29円(値下げ)
●四国電力:31円(値下げ)
●中国電力:63円(値下げ)
●九州電力:20円(値下げ)
●沖縄電力:57円(値下げ)
北海道電力など、発電に原油を多く使用している電力会社は軒並み値上げとなってますね。
今回の燃料費調整制度の推移は?
今年の1月よりお伝えしていた原油価格の上昇が、とうとう電気代に反映された形となりました。
LNGと石炭は値下がりしているくらいなんですが、原油による火力発電が多い地区(北海道電力や沖縄電力)は残念ながら値上げとなってしまっています。
過去にもお伝えしましたが、今年の1月より原油価格は上昇傾向にあります。先月は比較的おとなしい値動きだったのですが、米国の対イラク政策等懸念材料も多くあまり良い見通しは立てれそうにありません。
※今回、2019年7月分の電気料金については、2019年2月~2019年4月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。
しかし、ホントにここ最近暑すぎませんか?
まだ6月に入ったばかりなんですが、熱中症にはくれぐれもお気を付けを。