【電気代値上げ】5月も値上げに!?今月の電気料金速報

電気代UPに悩む女性

【電気代値上げ】5月も値上げに!?今月の電気料金速報

実は今週のネタは、大手10社のここ数年の電気代についての推移をまとめようかなとか思っていたんですが。

きちゃいましたね~5月の電気料金の値上げ速報が。

何気なく見ていたネットニュースの記事に、ショッキングな見出しを見つけてしまいました…

 

大手電力10社の5月の電気料金が、標準家庭で月150~210円程度の値上げとなる見通しであることが22日、分かった。再生可能エネルギーを普及させるために料金に上乗せする「賦課金」が、5月から増額されることが主因。火力発電の燃料となる原油や液化天然ガス(LNG)価格も上昇しており、消費者の負担が増しそうだ。

※出典:時事通信社 5月電気料金、大幅値上げ=再エネ負担増で月200円前後

大手10社がそろって値上げするのは4カ月連続とのことです。

 

5月の電気代の値上げ幅は?

先月、大手10社の値上げ幅で大きかった地域でも170円ほど。

今回の一般的な家庭での値上げ幅はというと…

【2017年5月 電気代の値上げ幅】
●北海道電力:166円
●東北電力:179円
●東京電力:192円
●北陸電力:153円
●中部電力:179円
●関西電力:190円
●四国電力:182円
●中国電力:169円
●九州電力:160円
●沖縄電力:213円

 

ちなみに、先月の上昇幅はと言うと…

【2017年4月 電気代の値上げ幅】
●北海道電力:41円
●東北電力:60円
●東京電力:67円
●北陸電力:37円
●中部電力:70円
●関西電力:54円
●四国電力:44円
●中国電力:65円
●九州電力:45円
●沖縄電力:73円

「沖縄・中部の70円台はちょっとビックリですね…」

と、先月コメントしたんですがね。70円どころの騒ぎではないですね…

 

今回の値上げは燃料費調整制度だけじゃない!!

対象となる3ヶ月間の原料調達コストを電気料金に反映させる「燃料費調整制度」

ここ数カ月の電気料金の値上げは、円安や原油の生産調整による原料の調達コストが上昇したことに起因します。

※今回、2017年2月分の電気料金については、2016年12~2017年2月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。

 

5月分に関しても原因の一つではあるのですが、今回はさらにもう一つ値上げの原因があります。

それが、「太陽光や風力など再生可能エネルギーの賦課金」です。

 

再生可能エネルギーの賦課金とは?

初めて聞いた方も多いであろうこの制度。

ご自宅で太陽光発電を導入している方ならもしかしたらご存知かもしれませんね。

 

簡単に言うと、

電力会社は太陽光や風力といった再生可能エネルギーを国が定めた単価で買い取る代わりに、かかった費用を電気を利用するお客さんみんなで負担しましょうね。

という制度です。

 

実は2012年から実施されているこの制度。年々費用が上がり続けており、ちょうど5月が賦課金の値上げのタイミングになります。

5月から1年間は同じ金額が値上げ幅として適応されますが、来年5月以降はまた金額が改正(値上げ?)されるかと思われます。

 

今後も電気料金の値上がりは続く!?

・市場の流れとはいえ、ここ数カ月毎月上昇する原料調達コスト

・稼働できない原発と、原発事故に関する問題

・今後も上がり続けるであろう再生可能エネルギーの賦課金

 

ざっと考えただけでも、電気代が値上がりする要因はあっても値下がりするような要因が出てこないのが現状です。

今後は新電力や太陽光などの自然エネルギーの導入等、何らかの電気代の削減対策をするのが当たり前の時代になるのかもしれませんね。

【電気代値上げ】まだまだ続く!?電気代値上げの現状

電気代UPに悩む女性

【電気代値上げ】17年3月の電気代も、やっぱり値上げです…
そうなんです、まだまだ続きそうな気配なんですよね、この電気料金値上げの波は。

今回も、値上げに関するご報告になります。

 

2017年4月の電気料金は?

先月末にお伝えした情報では、電力大手10社全てが4月の電気料金を値上を決定。

大手10社が揃って値上げするのは3カ月連続。

標準家庭では前月比で80~170円程度の値上げと言う事をお伝えさせていただきました。

 

やはり問題は燃料費調整単価

今回の値上げも、結局は「燃料代が上がったから電気代に反映しますね」ってことになります。

実例として、関西電力圏内、2017年4月の燃料費調整単価は以下のような感じだそうです。

区 分 基準単価 燃料費調整単価 平成29年3月分
との単価差
平成29年
4月分
平成29年
3月分
従量電灯Aの場合 最初の15kWhまで 3.159 -43.28 -49.60 6.32
15kWhをこえる
1kWhにつき
0.211 -2.89 -3.31 0.42

従量電灯Aで契約されている場合、単純計算すると1kwhあたり0.42円の値上げ。

一世帯当たりの月間消費電力量が約369kWhとのことなので、計算すると…

369kwh × 0.42 =154.98円 

という事になります。

 

いや~一回一回の値上げ幅はそこまで大きくないとは思いますけどね。

毎月毎月値上げとなると、馬鹿にならない金額になってきているのも事実。

ましてや商店や工場、マンション等電気を多量に使う場所ではかなりの負担増になっている所もあります。

 

4月対象分の燃料調節費の推移

下記の表を見ていただければ解るとおり、全ての燃料において調達コストが上昇しています。

 

平均燃料価格
平成29年4月分
(平成28年11月~1月)
平成29年3月分
(平成28年10月~12月)
平均原油価格 34,876円/kl 31,767円/kl
平均LNG価格 42,648円/t 40,564円/t
平均石炭価格 10,092円/t 8,917円/t
平均燃料価格 27,000円/kl 25,000円/kl

ちなみにこの燃料費の増加、大きな要因としては以下の2点があげられます。

 

原油の生産調整による価格の上昇

昨年11月のOPEC加盟14カ国会議により2017年1月から半年間、原油の減産合意が発表されました。

2008年12月以来8年ぶりの減産合意となった総会後、12月に入ってニューヨークの原油市場は15%も値上げになりました。

実際に目標の値だけ減産されるのか?OPEC非加盟国であるロシアの動向、はたまたトランプ政権の樹立など問題となりそうな要素は多々あり、今後の動向は分かりませんが基本的な方向としては、減産に向かうようです。

 

トランプ政権樹立による円安傾向

11月8日にトランプ氏の勝利が確定した日より、為替相場は円安に動いています。

半月ほどで10円も円安に傾くという荒れた市場は、電気代にも影響が。

円安という事は、燃料を調達する企業にとってはコスト高になります。

こちらも今後の動向が不透明ではありますが、しばらくは円安傾向が続くのではないでしょうか?

 

 

ホントに明るい話題が全然ないんですよね、最近の電力関係は。

小さなことでも、何か良い話題があればいいんですけどねぇ。

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【電気代値上げ】速報!!17年4月の電気代は…

電気代UPに悩む女性

【電気代値上げ】速報!!17年4月の電気代は…

よく見るとブログのタイトルに【電気代値上げ】と書いてますね(苦笑)

またまたまた…ですね。電力大手10社の、4月分の電気代の値上げが決定したようです。

以下、時事通信社の記事を見て見ると…

大手電力10社が4月の電気料金を引き上げることが20日、分かった。
原油や液化天然ガス(LNG)、石炭など火力発電の燃料価格が上昇したため。
標準家庭では前月比で80~170円程度の値上げとなる見通し。
全社が料金を引き上げるのは3カ月連続。

※出典:時事通信社

との事です。

各社の値上げ幅などまだ解らないこともあるので、情報が届きましたらすぐに更新したいと思います。

しかし、いつまで続くんでしょうね。この値上げは…

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【電気代値上げ】17年3月の電気代も、やっぱり値上げです…

電気代UPに悩む女性

【電気代値上げ】17年3月の電気代も、やっぱり値上げです…

1月も気がつけばもう月末ですね。

月末と言えば恒例の…そう、値上げのお知らせです電気代(苦笑)

先日、各種メディアが2017年3月分の電力会社大手10社の電気料金について、値上げするとの報道がありました。

はい、申し訳ありませんが「2017年3月の電気代も値上げ」です。

 

今回も、原因は「原油高」です

「原燃料費調整(燃調)制度」により、2017年3月分の電気料金については、2016年の10~12月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されるわけなのですが、この期間は11月に一度原油価格が下がりましたが、12月に再度上昇。しかも結構な上昇幅でした。

この結果、電力大手10社全てが3月分の電気料金を値上げする…という事態になっています。

ちなみにここ最近の原油価格の推移はこんな感じです。

 

原油価格の推移

出典:世界経済のネタ帳
http://ecodb.net/pcp/imf_group_oil.html

 

上記、世界経済のネタ帳では2013年1月から月毎の原油価格データを公開しています。

ちなみに直近2016年12月のWTI原油価格は52.01ドル/バレル。2013年12月は97.9ドル/バレル。約2倍の差がありますね。

で、当時の電気代はどうだったかというと…うん、ご想像にお任せします(苦笑)

 

今回の電気代値上げの金額は?

各電力会社のからの情報によると、一般的な家庭での電気代の上昇幅は以下のようになります。

●北海道電力:67円
●東北電力:81円
●東京電力:81円
●北陸電力:31円
●中部電力:78円
●関西電力:78円
●四国電力:71円
●中国電力:86円
●九州電力:62円
●沖縄電力:114円

沖縄電力の114円が強烈ですね。ちなみに沖縄電力は先月も73円の値上げで大手10社の中でも一番の上げ幅でした。

 

ここ数日の話ですが、ガソリンの価格上昇も一服気味。原油価格については来月は落ち着くのかな~という気もしないでもないですね。

しかし、トランプ政権発足により為替がどのような動きをするのか読みにくい状況になっています。

出来れば、「来月は電気代がきっと下がりますよ~」なんてコメントをしたいんですけどね…

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【電気代値上げ】予想的中!?やっぱり今月も値上げのようです…

電気代UPに悩む女性

【電気代値上げ】予想的中!?やっぱり今月も値上げのようです…

気がつけば今年もあと2日ですね。

年内最後の更新くらい、明るい話題を書きたいんですが…

すみません、先日『東京電力エナジーパートナー』のHPに、2017年2月分電気料金の燃料費調整についての報告があったのでお伝えしますね。
結論から先に言いましょう。はい、「2017年2月の電気代も値上げ」です。

値上げの原因としては、いつもの「原燃料費調整(燃調)制度」という制度…ってそろそろ覚えていただけましたかね?(笑)

今回、2017年2月分の電気料金については、2016年の9~11月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。

 

原油価格上昇が値上げの原因

OPECの石油生産量の減産が騒がれる中、石油価格がジワリジワリと上昇しています。

少し話がそれますが、ここ数週間ほどでガソリン価格が一気に上昇しているのに気がつかれている方も多いはず。

トランプ相場のせいで円安が進むのも原因の一つかと思いますが、日本の電気代に関しては2017年も明るい話題は今のところ見つかりそうにありませんね…

 

【2017年2月分電気代】2016年9月~11月平均の貿易統計価格

1klあたりの平均原油価格 30,282円
1tあたりの平均LNG価格 38,677円
1tあたりの平均石炭価格 7,988円

 

【2017年1月分電気代】2016年8月~10月平均の貿易統計価格

1klあたりの平均原油価格 29,275円
1tあたりの平均LNG価格 36,896円
1tあたりの平均石炭価格 7,385円

 

東京電力エナジーパートナーのHPに記載されている、2017年2月分・1月分に反映される貿易統計の値です。

先月は原油価格については安かったんですけどねぇ。見事に上昇しています…

 

今回の電気代値上げの金額は?

毎日新聞社によると、一般的な家庭での電気代の上昇幅はというと…

●北海道電力:41円
●東北電力:60円
●東京電力:67円
●北陸電力:37円
●中部電力:70円
●関西電力:54円
●四国電力:44円
●中国電力:65円
●九州電力:45円
●沖縄電力:73円

出典:毎日新聞社HP

沖縄・中部の70円台はちょっとビックリですね…

 

お気づきかと思いますが、ガス代も…

はい、値上げなんです…

ちなみに値上げ幅はというと…

●東京ガス:50円
●大阪ガス:52円
●東邦ガス:49円
●西部ガス:37円

先月も値上げは値上げだったんですが、もう少し少ない上げ幅だったんですよねぇ。

 

ちなみに毎月報告しているこの上昇幅。すべて前月比で記載させていただいております。

かれこれ数カ月上がり続けている電気代。この上昇幅をすべて加算しみると…

うん、悲しくなるのでとりあえず今日はやめておきますね…

 

新電力への影響は?

すでに新電力へ移行されている方も、ご自身でご契約されている会社の電気代がどうなるかは気になりますよね?

こちらも結論から言うと、「影響はあり、おそらく値上げされます」と、なります。

 

少し曖昧な表現で申し訳ないのですが、「原燃料費調整(燃調)制度」は大多数の新電力を提供する企業にも影響を与えます。

よって、ご契約されている企業にもよりますが、ほぼ同等の値上げになると想定されます。

ただし、新電力への移行に伴い削減された電気代はそのまま安くなっているはずですので、移行自体が電気代の負担増になることはないかと思います。

 

来年は明るい記事をいっぱい書きたいなぁ…

皆様、良いお年を

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【電気代値上げ】原発費用の増加に伴い電気代が値上げに!?

電気代UPに悩む女性

【電気代値上げ】原発費用の増加に伴い電気代が値上げに!?

冬到来で各地で雪の知らせが続々と届く中、気温だけじゃなく財布も寒くなるようなニュースが飛び込んできました。

そう、「また」電気代の値上げのお話です。ゴメンナサイ・・・

 

原発の費用増のせいで電気代が値上げに

車での移動中は結構AMラジオを流してるんですが、先日HNKのラジオを流していると毎時間こちらのニュースが報道されていました。

東京電力福島第一原子力発電所の廃炉費用などの負担の在り方などを検討する国の有識者会議が開かれ、経済産業省は、賠償や除染も含めた原発事故に関連する費用の総額が従来の倍の21兆円余りに膨らむという見通しを示しました。費用の一部は、電気料金の支払いを通じて国民が負担する形となります。

※出典:
原発事故費用 従来の2倍の21兆円余に膨らむ見通し

今までお国が動いた事業で、「予定より費用がかかりました~(笑)」みたいな話は山ほどあるので驚かないと言えば驚かないのですが。しかし、10兆違うとはね…(というか、予定より安くなったことを聞いたことがないですが…)

 

原発対策費用増加の金額

ちなみに、どんな作業にどれだけの金額が増加になったかというと

当初の金額 増額後の金額
廃炉に関する費用 2兆円 8兆円
賠償に関する費用 5.4兆円 7.9兆円
除染に関する費用 2.5兆円 4兆円
中間貯蔵に関する費用 1.1兆円 1.6兆円

桁数が大きすぎて我々庶民にはイマイチ実感がわきませんが。金額だけみると中間貯蔵に関する費用の増加が0.5兆円増と低くなっていますが、ちょっと冷静になって考えてみましょう。

0.5兆って5000億円ですよ?率に換算すると約50%のコスト増ですよ?
普通の会社なら、あり得ないことです。

 

実際にどのような形で電気代が増えるのか?

電気代の支払いを通じて私たち国民に費用の負担を求められるわけですが、実際にどのような形で電気代が増額されるのでしょうか?

実はこれ、東京電力管内だけの話ではなさそうなんです…

 

東京電力は、電気料金の値下げが無くなるかも!?

本来電力会社が利益を上げた場合、電気料金の値下げにつながります。

今回まずはこの点を見直し、本来値下げに使われる金額を原発処理費用に利用できるようにするとのこと。
つまり、東京電力を利用している方は原発処理が終わるまでは電気代が値下げされない可能性が!?

もちろん値上げはするでしょうから、他のエリアに比べて割高感がさらに高くなるかもしれませんね…

ちなみにこの制度で得た利益は、「廃炉」に関する費用に使われるようです。

 

原発を保有する他の電力会社も負担増に!?

さらに、賠償費用については東京電力のみならず、他の原発を保有する電力会社にも負担が求められます。

東京電力以外の電力会社で原発を保有している会社は2社。そう、関西電力と九州電力です。

ちなみに負担額は東京電力は1200億円ほど、関西電力は315億円、九州電力は169億円と差はありますが、関西電力・九州電力圏内の方にしてみたら納得のいかない所もあるかと思います。
だって、この負担は間違いなく「圏内の電力利用者」の負担になっているので…

 

なんと新電力の電気代にも影響が!?

今年の4月より開始された新電力事業(電力小売りの自由化)当サイトでもたびたび記事にしてきましたが値上げの波はこの新電力にも及びます。

現在、新電力に契約している方は賠償費用の一部を負担していない状態だったのが、今後は電気料金の不公平さをなくすため、新電力の事業者にも負担を求める方針に変更するとのこと。

 

ちなみに現状の試算で賠償総額が7兆9000億円。このうち新電力による負担額は2400億円程度になる模様です。

仮に新電力が40年かけて支払う場合、新電力を利用する世帯の電気代に月平均で18円ほど値上げされる計算に。

40年×12ヶ月×18円=8640円 が現状私達が支払う賠償額の補填金です。

 

はたしてこれで電気代の値上げは止まるのか?

これらの情報は国が発表したとはいえあくまで「試算」に過ぎず、今後賠償等の費用が高くなり、また電気の利用者の負担増になることは十分に考えられます。

例えば新電力が負担する賠償額について。

40年で計算した場合一月18円との事ですが

●賠償額の増加の可能性
●世帯の減少(少子高齢化)
●新電力業者自体の減少(倒産・事業撤退等)

少し考えただけでも色々な問題点があるかと思います。

今後も電気代の増加が想像される中、私達ユーザーは正しい知識を持ち、節電や使用電力量の削減に取り組む…と言うのが一番間違いない電気代の削減方法なのではないでしょうか?

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【電気代値上げ】ごめんなさい、今月も値上げのご報告です…

電気代UPに悩む女性

【電気代値上げ】ごめんなさい、今月も値上げのご報告です…

前回の報告では、

「石油の値段が下がってるので来月の電気代は安くなるかも~」

なんて言ってましたが。ごめんなさい、今月も電気代値上げのご報告です…m(_)m

 

値上げの原因としては、いつもの「原燃料費調整(燃調)制度」という制度のためです。

毎月読んでいただいてる方はもう覚えてらっしゃいますよね?(笑)

原燃料費調整とは、過去3ヶ月間の原料調達コストの平均価格を基に電気料金を調節する制度です。

2017年1月分の電気料金は、同年の7~10月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。

一応補足しておくと、前回お伝えした原発事故に関する保障についての電気代値上げとはまた別のお話ですのであしからず。

 

今回の電気代値上げの原因は?

今回は原油・液化石油ガスの価格は下落。ここまでは僕が予想したとおりですね。

問題となったのが「液化天然ガス(LPG)」さらに石炭も値上げになっており、この2つの価格上昇が電気代の値上げに繋がったようです。

せっかくなんで、少し比較してみましょうか。

東京電力エナジーパートナーのHPに記載されている、2017年1月分に反映される3ヶ月分の貿易統計と2016年12月分の貿易統計を見てみると…

 

【2017年1月分電気代】2016年8月~10月平均の貿易統計価格

1klあたりの平均原油価格 29,275円
1tあたりの平均LNG価格 36,896円
1tあたりの平均石炭価格 7,385円

 

【2016年12月分電気代】2016年7月~9月平均の貿易統計価格

1klあたりの平均原油価格 29,881円
1tあたりの平均LNG価格 35,536円
1tあたりの平均石炭価格 7,205円

うん、結局平均取ると原料調達コストは上がっている…と。

わかっちゃいるんですが、勘弁してほしいですね…

 

今回の電気代値上げの金額は?

上記貿易統計は関東圏内の東京電力に関するデータですが、全国的に見ても1月の電気代は値上げの傾向にあるようです。

各電力会社の値上げ幅はというと…

●北海道電力:※5円の値下げ
●東北電力:23円
●北陸電力:2円
●東京電力:29円
●中部電力:44円
●関西電力:10円
●中国電力:18円
●四国電力:10円
●九州電力:18円
●沖縄電力:8円

北海道電力を除くすべての電力会社が値上げになっていますね。

 

なんとガス代も…

はい、値上げなんです…

ちなみに値上げ幅はというと…

●東京ガス:37円
●大阪ガス:38円
●東邦ガス:35円
●西部ガス:26円

こちらも電気代と同じく、燃料調達にかかるコスト増による値上げとなります。

 

OPECが減産合意したとの話もありますし、電気代・ガス代共にしばらくは値上げが続くかもしれませんね…

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【電気代値上げ】またまた値上げ!!電気料金の値上げにガス代も!?

電気代UPに悩む女性

【電気代値上げ】またまた値上げ!!電気料金の値上げにガス代も!?

最近値上げの話ばっかりで申し訳ない気持ちになるですが、今回も光熱費の値上げのお話です。

今回対象となるのは東京電力・関西電力・中部電力・東北電力・中国電力・九州電力の6社の管轄するエリアです。

 

値上げの原因としては、いつもの「原燃料費調整(燃調)制度」という制度のためです。

何度かご説明していますが、電力会社は過去3ヶ月間の原料調達コストの平均価格を基に、電気料金を調節します。

12月分の電気料金は、同年の6~9月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。

今回は該当期間で原油価格・液化天然ガス(LNG)が上昇、そのために原燃料調整費も上昇しているのが主たる原因です。

ただし、直近数カ月で言うと8月から上昇しだした原油価格が11月に入り下落しており、このままだと1月分の電気料金については安くなるかもしれませんね。

 

今回の電気代の値上げ額は?

いつもの通り一般的な家庭の電気料金という表現になりますが、12月の電気代の上昇額は以下のようになります。

●東京電力:36円
●関西電力:18円
●東北電力:18円
●中部電力:34円
●中国電力:5円
●九州電力:12円

うーん、来月は「今回は電気代が値下げになります!!」ってお伝えをしたいですね…

 

実はガス代も値上げになります

申し訳ないついでにもう一つ。実はガス料金も値上げになるようです。

都市ガス大手は全社で12月分のガス料金が値上げになります。実はこの値上げは2か月連続とのこと。

「大阪ガス」によると、平成28年12月検針分の一般ガス供給約款料金および選択約款料金に適用する
単位料金を平成28年11月検針分に比べて1m3につきプラス1.14円(税込)値上げ。

平均的な家庭の場合、月額料金(税込み)は、

【ガス代の前月比】
東京ガス:34円高い4530円
大阪ガス:37円高い5241円

そろそろ寒くなってきている今日この頃。需要が増えるこの時期の値上げはホント痛いですよね…

【電気代値上げ】残念ながら、10月から電気料金が値上げのようです

電気代UPに悩む女性

【電気代値上げ】残念ながら、10月から電気料金が値上げのようです

今日は悲しいニュースのお知らせです。

タイトルの通りなんですが、10月の電気料金が残念ながら値上げになるとの発表がありました。

以下、日経新聞社WEBページの記事からの引用です。

 

 2016年初めに急激に進んだ燃料安が一服し、電気料金の値上げが鮮明になってきた。電力大手10社は30日、10月の電気料金を発表し、5社が燃料高を理由に値上げする。5社以上が値上げとなるのは15年11月分以来、11カ月ぶり。家庭や企業にとって電気料金が上がるうえ、燃料高は火力発電所の燃料費が高まるため、電力大手の収益も圧迫しそうだ。

出典:日本経済新聞/燃料高で電力5社値上げ 10月料金

 

燃料用の調達コストが価格に反映されるのは、以前の記事でもお伝えした通りなんですが…なにか、迅速に対応したような気もしないでもないですね(苦笑)

誤解のないように言うと、大手電力会社は「原燃料費調整(燃調)制度」という制度により、過去3ヶ月間の原料調達コストの平均価格を基に、電気料金を調節します。

10月の料金の場合、5~7月にかかった原料調達コストが対象となりますが、前月9月分の原料調達コストより6%ほど増加しており、この増加分が電気料金に反映される…と言う事です。

電気代が値上がりしても、電力会社はもうからない?

ただし、今回は…と言う条件付きではありますがね。

前回の電気料金値上げをお伝えする記事の時は、「温暖化対策にかかる税金」のための値上げでした。

つまり、「電気料金の値上げ」と言うよりは、「増税」ですね。

今回の件についても、単純に経費が上がっている分を値上げしているだけなので、電力会社の儲けが増えることは無いかと思います。

今回電気代が値上がりをする地域は?

日経新聞社によると、

  • 北海道電力
  • 北陸電力
  • 関西電力
  • 四国電力
  • 沖縄電力

の、5社。

さらに、九州電力は燃料調達費費を考えると値下げなのですが、件の「地球温暖化対策税」のおかげで実質の値上げです。

これから寒い冬に突入し電気使用量が増加する中、今年も家計簿との格闘は続きそうな感じですね…

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