ここ最近、夜は冷え込む日が増えてきましたね。
先週は家族全員風邪をひいて大変だったんですが、季節の変わり目なので体調を崩されてる方もいらっしゃるかもしれませんね。
気が付けばあと二日で11月。徐々に冬の足音が近づいてきているようです。
11月も末になれば冷え込みがきつくなり、暖房機器のお世話になる日が増えてくるかと思います。
しかし、気温だけでなく財布の中身も冷え込みそうなニュースをお伝えしなければなりません。
正直私もここまで続くとは思ってなかったのですが、12月の電気代速報も大手10社全てで値上げになるとの報道がありました。
12月も電力大手10社全てで値上げに
先日、以下のようなニュースが報道各社より伝えられました。
大手電力各社は、ことし12月の電気料金をそろって値上げします。
火力発電の燃料となる石油や天然ガスの輸入価格が上昇しているのが要因です
先月と同じくNHK WEBサイトの情報ですが、5ヶ月も連続で同じ内容ですと流石に掲載する情報が少なくなってくるようです。
ただ、間違いなく言えるのは家計の負担が年々増加していると言うこと。
昨年の同じ時期と比べて沖縄電力では680円ほど、東京電力では620円ほど電気料金が上昇しているようです。
1ヶ月だと数十円の話なのですが、流石にずっと上がり続けると…ゾッとしますね。
12月の電気代の値上げ幅は?
5ヶ月連続の大手10社全ての上昇ですが、いつまで続くのでしょうか?
では各社の値上げ幅一覧を見て見ましょう。
【2018年12月 電気代の前月比】
●北海道電力:9円(値上げ)
●東北電力:39円(値上げ)
●東京電力:47円(値上げ)
●北陸電力:18円(値上げ)
●中部電力:55円(値上げ)
●関西電力:34円(値上げ)
●四国電力:26円(値上げ)
●中国電力:36円(値上げ)
●九州電力:33円(値上げ)
●沖縄電力:31円(値上げ)
ちなみに、先月の上昇幅はと言うと…
【2018年11月 電気代の前月比】
●北海道電力:53円(値上げ)
●東北電力:52円(値上げ)
●東京電力:65円(値上げ)
●北陸電力:31円(値上げ)
●中部電力:54円(値上げ)
●関西電力:36円(値上げ)
●四国電力:39円(値上げ)
●中国電力:52円(値上げ)
●九州電力:37円(値上げ)
●沖縄電力:73円(値上げ)
10社全てが値上げになるのは5ヶ月連続。
九州においては12カ月連続の上昇とのこと。
1月の電気料金と比較すると平均的な世帯で395円の負担増になるようです…
今回の燃料費調整制度の推移は?
今回も石油・石炭・LNG(液化天然ガス)全ての価格が上昇したために燃料調節費へ反映された結果の値上となりました。
正直な所、長期的な目を見ると2016年12月を境に、原油価格は上昇トレンドの一途を辿っています。
2017年6月までは幾分落ち着いた時期でもありましたが、そこからまた旧上昇。
こういった市場の流れから、一部地域では12カ月連続の電気代上昇と言う耳をふさぎたくなるような事実が発生しています。
一応、少しでも明るいニュースをお伝えするとするならば…
・2014年の価格に比べれば原油価格はまだマシな方である
・10月の原油価格は下落傾向。
という2点でしょうか。
10月の原油価格は確かに下がっているのですが、これから需要が増える冬場に突入するため、このまま一気に値下がりに転じる…といったことは無いのではないでしょうか。
※今回、2018年12月分の電気料金については、2018年7月~2018年9月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。
ちなみに先日再エネ出力制限を実施した九州も値上げ。実に12ヶ月連続の値上げだそうです。
太陽光発電については、もう売電には期待せず節電目的での利用を考える時代が来ているように感じますね。