昨年の今頃は、「電力自由化」について非常に盛り上がっていた感がありましたね。
もちろんこれは、多様な企業が電力自由化に参戦し、TVCMや電気店などでのキャンペーン等、様々な場所で「電力自由化」というキーワードを目にし、耳にする機会が多かったからという事が原因ですが。
気がつけば電力自由化からはや1年。今度はガスの自由化が目前に迫ってきました。
ここで疑問に思ったことが一つ。
ガス自由化のTVCMって、見たことがありますか?
関東圏の方だと、見たことあるかともそこそこいるとは思いますが、他の地域の方はどうでしょうか?
実際、電力の自由化の時と比べてイマイチ盛り上がりに欠けるという話は何度かさせていただきました。
こちらとしても「電気ありき」のブログなので、積極的にガス自由化の情報を集めていたわけではないんですけどね。
ただ、少し面白いというか、気になる情報を仕入れたのでご紹介したいとおもいます。
東京電力グループ ガス自由化の参入時期
東京電力グループである、東京電力エナジーパートナーのHPには、ガスの自由化特設サイトがあります。
さて、このサイトを見ると「料金体系」や「お申込み方法」といった、重要な項目がありません。
どんなことが掲載されているかというと、ガスの自由化についての簡単な説明とQ&Aと称したどこの情報サイトでも載っていそうな基本的な情報のみです。
東京電力の参入は7月から
こちらのホームページには記載されていませんが、実は東京電力(東京電力エナジーパートナー)がガスの自由化事業を本格的に始動させるのは2017年の7月との事だそうです。
関東にお住まいの方ならご存知の方も多いかと思いますが、東京電力エナジーパートナーは日本瓦斯株式会社とガスの自由化事業で提携しています。
そして、日本瓦斯株式会社は4月よりサービスを開始します。
この辺りがあわててサービスを開始しなくてもよい理由の一つかもしれませんね。
ガスの自由化は流行らない!?
電力自由化は、関東・関西といった都市部を中心に、少しづつではありますが普及しつつあります。
ただ、ガスにいたっては電気以上に普及が進まないような感じがします。
先月の日本経済新聞の記事に、以下のような記事がありました。
4月のガス小売り全面自由化を控え、新規参入に向けて登録した事業者が1月末時点で10社にとどまっている。
昨年4月に自由化した電力小売りが同時期に100件超だったのに比べ大幅に少ない。
経済産業省は消費者利益のためには競争が欠かせないとして、今後も参入を呼びかけていく。
中略
ガス小売りの参入で登録したのは関西電力や九州電力など。家庭向け供給は4社にとどまる。ガスは電力より調達や取り扱いが難しいことなどが背景にある。
大手ガス会社にとっては、ある意味ありがたい話なのかもしれませんね。
ちなみにGoogoleで「ガス 自由化 CM」と検索すると、電力自由化のCMを紹介しているページばかり出てきます(笑)