電気料金プランを知ろう!! その2:従量電灯の種類

電気料金プランを知ろう!! その2:従量電灯の種類

電力自由化による新電力の提供が始まってはや数年。

新電力に移行する前にまずはご自身の電気代について知ろうという本シリーズの第二弾。

今回は、前回ご説明した「従量電灯」という料金体系をもう少し掘り下げていきましょう。

 

従量電灯のおさらい

新電力をご契約されていない、大手電力会社と契約されているご家庭ではほとんどの場合、「従量電灯」という契約になっているかとおもいます。

この「従量」とは、電気を利用した分だけ電気代を支払ってくださいという意味で、電気の使用量に応じて使用料金の変わるプランになります。

 

関西電力の従量電灯A 電気料金表

ちなみに2024年2月を例にとると、電気料金は以下のようになっています。

単位 料金単価(税込)
最低料金(最初の15kWhまで) 1契約 435.21円
電力量料金 15kWh超過120kWhまで 第1段階 1kWh 20.35円
120kWh超過300kWhまで 第2段階 26.26円
300kWh超過分 第3段階 29.32円

※関西電力HP 従量電灯A
https://kepco.jp/ryokin/menu/dento_a

 

従量電灯にも種類があります

さて、本題はここからです。

関西電力の場合、従量電灯には「従量電灯A」と「従量電灯B」という2種類のプランが存在します。

東京電力圏内だと、「従量電灯B」と「従量電灯C」ですね。

前回のご説明は、関西電力でいう「従量電灯A」(東京電力管内だと「従量電灯B」)について。

月の電気使用量がごく一般的な家庭向けのプランで、最大需要容量が6kva未満というのが条件になります。

ちなみに関西電力・東京電力ともに6kvaという値がボーダーラインになっています。

 

最大需要容量が6kVAのkvaとは?

この手の専門的な話にはアルファベットの略語やら単位やらがよく出てきますよね。

多分、業界の人間じゃないと「kvaってなんやねん!?」という話になると思いますので少し説明しますね。

 

kvaのそれぞれの意味

k:キロの略。1000という意味ですね。
v:ボルトの略。電圧ですね。
a:アンペアの略。電流になります。

これだけではまだわからないと思うので、もう少し補足を。

一般家庭の場合、電圧(ボルト:V)は100vのコンセントが多く使われています。(大型のエアコンとかだと特別に200vのコンセントを引いているケースもあります)

仮に電流の値が60aの場合、

1,000k(キロ) × 100V(ボルト) × 60A(アンペア)  = 6,000W(ワット)

おっ、よく見る単位が出てきましたね。そう、W(ワット)です。

こちらは仕事量、つまり電力の単位です。

単純に言うと、

この6000W以上の電力を一気に使うと、ブレーカーが落ちますよ

ということになります。

従量電灯Aに比べて、ある程度電気を使う場合は割安になる料金プランになります。

従量電灯Bの電気料金

ちなみに2024年2月現在の電気料金は以下のようになっています。

単位 料金単価(税込)
基本料金 1kva 359.84円
電力量料金 最初の120kWhまで 第1段階 1kWh 17.95円
120kWh超過300kWhまで 第2段階 21.67円
300kWh超過分 第3段階 24.25円

<料金イメージ>

ご家庭用として使用されるお客さまは、従量電灯Aと従量電灯Bのどちらかをご選択いただける場合があります。

年間における、ひと月の平均ご使用量が800kWhをこえる場合は、従量電灯Aより従量電灯Bがお安くなることがあります。

関西電力 従量電灯B

※出典:関西電力 従量電灯Bについてご説明します

大型の冷蔵庫を使う飲食店の場合、従量電灯Bで契約されてるケースがほとんどかとは思いますが、まずは毎月ポストに投函される検針票をチェックして、ご契約中の契約がどのような形になっているのかを確認してみてくださいね。

電気料金プランを知ろう!! その1:従量電灯とは?

電気料金プランを知ろう!! その1:従量電灯とは?

電力自由化がはじまってから数年になりますが、最近ではあまりTVCMも見ないようになってきましたね。

以前は比較的多様な業種(というか、通信事業者が多かったような…)のCMを見たんですけどねぇ…

 

経済産業省の認可法人の電力広域的運営推進機関は11日、家庭向けの電力小売りが自由化された4月から10月末までの7カ月で電力大手から209万100件の契約が新電力などに移ったと発表した。

 

まだ契約総数の3.3%だ。新電力の料金体系が大手と似ているなどメリットを感じにくいことが背景とみられる。

※出典:日本経済新聞 電力切り替え、自由化7カ月で200万件突破

 

少し前の記事ですが、契約総数の3.3%という数字は、大手電力会社10社にしてみたらほっと一安心といったところでしょうか?

しかし、実際に新電力に乗り換えることはメリットも多々あるのが事実。上記日経新聞の記事にもありますが

「新電力の料金体系が大手と似ているなどメリットを感じにくいこと」

が、原因かと思います。

 

そもそも、ご自分が今契約されている電力プランを正確に把握している人が少ないんですから、当然と言えば当然なんですがね。

そこで今回は、大手電力会社にある標準的な電力プラン、「従量電灯」についてご説明。新電力を検討される場合の1つの判断基準として、ご活用いただければお思います。

 

そもそも、従量電灯って?

毎月ご自宅のポストに入っているであろう検針票。良く見てみると、「従量電灯A」とか「従量電灯B」なんて言葉が書かれていませんか?

簡単に説明すると「従量」とは電気を使用した分だけ電気代を払ってくださいね~という意味です。

しかし、関西電力だと従量電灯A・従量電灯Bの2種類が。

中部電力にいたってはA~Cまでの3種類があります。

もちろん、プランによって電気料金が違うという話になるのですが、今回は関西電力が提供する一般家庭向けの電力プラン、「従量電灯A」(東京電力エナジーパートナーでは従量電灯B)についてご説明したいと思います。

 

関西電力の従量電灯Aとは?

わが家でも契約している従量電灯Aですが、大きなポイントは以下の通り。
ちなみに他の電力会社でも同じような料金体系が用意されています。

 

電気を利用しなくても支払う最低料金が設定されている

関西電力の従量電灯Aの場合、1wも電力を使わなくても最低料金である「373.73円」が請求されます。

 

従量部分は3段階

関西電力の場合、

・15kWh超過120kWhまで
・120kWh超過300kWhまで
・300kWh以上

に分かれており、消費電力が上がるたびに1kwh当たりの電気代が高くなります。

 

多量の電気を使用する場合は別プランを!!

関西電力によると、

800kWhをこえる場合は、従量電灯Aより従量電灯Bがお安くなることがあります。

とのこと。

参考程度に言うと、電力需要の増える1月。前年度のわが家の電気消費量は423kwh。仮に今月の電気消費用が同じだった場合の電気代は11,417円になります。

わが家は2階建ての戸建て。専業主婦の妻に子供(赤ちゃん)が一人、猫1匹といった家庭です。

最近は子供が小さいのもありあまり外出しませんが、外出時は猫のために何らかの暖房機器はつけっ放しにするといった状況です。

ここから想定すると、800kwhという電力がどれくらいのものなのか、想像できるのではないかと思います。

 

関西電力の従量電灯A 電気料金表

ちなみに我が家の過去の電気料金を見てみると…

単位 料金単価(税込)
最低料金(最初の15kWhまで) 1契約 373.73円
電力量料金 15kWh超過120kWhまで 第1段階 1kWh 22.83円
120kWh超過300kWhまで 第2段階 29.26円
300kWh超過分 第3段階 33.32円

※関西電力HP 従量電灯A
https://kepco.jp/ryokin/menu/dento_a

 

実際にはここに燃料費調整額やら再生可能エネルギー発電促進賦課金やらを加味した金額が請求されます。

ワンルームマンションとかだと違ったりもしますが、かなりの世帯がこのパターンの従量電灯をご契約されているかと思います。

新電力への変更を検討される際には、ご自宅の検針票とともにこのあたりの情報もきっちりと抑えてから検討されてくださいね。

九州電力の英断!!電気料金削減を表明

九州電力の英断!!電気料金削減を表明
前回の記事の最後にお伝えしていましたね。

そうなんです、この値上げの4月と呼ばれる時期に、電力大手10社の中で唯一値下げに踏み切る会社があるんです!!
(※燃料調整の変動による価格変化は除きます)

地元の方はご存知の方も多いかと思いますが、どうやら九州電力が電気料金の値下げに踏み切るようです。

九州地区に朗報!!九州電力値下げ

Yahooニュースに、以下のような記事が掲載されていましたのでご紹介します。

食品や観光施設などの“値上げの春”が訪れている。そんな中、九州経済界の雄は、強力な“武器”を引っ提げて攻めに転じようとしている。

九州電力は4月1日からの電気料金の値下げに踏み切った。値下げ幅は平均で1.09%とわずかだが、約11年ぶりの決断である。

※出典:Yahoo!JAPAN ニュース
九州電力が「値上げの春」にあえて電気料金を値下げする理由

率にして約1%、電力量料金単価を値下げします。基本料金はそのまま、電気を使用した分の費用の約1%が値下げになる計算です。

具体的な金額は?

では、具体的な金額をお伝えしましょう。

以下、九州電力のHPに、今回の値下げに関する報告があり、そちらのデータになります。

料金プラン 電気料使用量概算 電気料金単価(1kWhあたり)
従量電灯B 30A/250kWh 6,620円 → 6,548円(72円安)
スマートファミリープラン 30A/350kWh 9,351円 → 9,250円(101円安)
電化でナイト・セレクト 6kw/610kWh 14,157円 → 13,980円(177円安)

ちなみに昨年関西電力が値下げした時は、平均で5.36%ほどの値下げに。

一般家庭の電気代だと、月額226円ほどの値下げになったようです。

それを基準に考えると少し物足りない気もしますが値下げが嬉しい事には変わりありませんよね。

なぜ、この時期に値下?

公式HPの読むと、2018年7月に玄海・川内の原子力発電所が再稼働し現在も安定して稼働していると言う事。

それに伴い経営効率化の取組状況を踏まえ…との事ですが、どうやらそれだけが原因ではないようです。

やはり一番の原因は、電力自由化による顧客流出で経営状況が悪化。これ以上の顧客流出を防ぐため…といった理由なのではないでしょうか。

そもそも九州電力は他の大手10社と比較してもかなり電気料金が安い地域。(そのせいで経営状態が悪かったのかもしれませんが)

そんな事情もあり、九州電力は値下げには慎重だったのですが、そうも言ってられない状況になった…と言ったところでしょうか。

ここ最近は燃料調整費も低い水準に落ち着いていますし、この流れが続くといいんですけどね。

余談ですが、4月1日と言えばエイプリルフール…もそうですが、新元号が発表される日のようですね。
いよいよ平成が終わってしまう日が来ちゃうんですねぇ。

まだまだ続く!?関西電力・大阪ガスの価格競争

まだまだ続く!?関西電力・大阪ガスの価格競争
予想はしていましたが、やはり素早い対応でしたね~

先日関西電力が大浜原発の稼働に伴い電気料金を値下げすると言う情報をお伝えしましたが、発表から1月きもたたないうちに大阪ガスが反撃。

大阪ガスは、7月より自社で提供する電力自由化の料金を値下げすると発表しました。

●大浜原発稼働による関西電力の値下げ記事はこちら

関西電力、原発稼働により大幅値下げへ

 

大阪ガス、関西電力に対抗し値下げへ

以下、メディアからの情報です

大阪ガスは5日、7月1日から電気料金を値下げすると発表した。

4人家族をモデルとしたケース(月間使用量370キロワット時)では4.6%の値下げとなり、使用量が多い家庭ほど割安になるよう設計した。

関西電力が大飯原発3、4号機の再稼働によって7月から家庭向け中心の規制分野で4.03%値下げするのに対抗した。

※出典:毎日新聞
大阪ガス 7月から電気料金値下げ 4.6% 関電に対抗

あれ、先月NHKの情報だと、関西電力の値下げは一般的な世帯で約5.36%の値下げだったと思うんですけど…

正直この辺りは情報を出す側が有利になるように計算しているかと思うので細かい数値はあまりあてにならない事が多いのですが。

ただ、大阪ガスの発表としては、「7月からの電気料金の値下げは、関西電力より大阪ガスの方が値下げしますよ。」と言いたいようです。

実際問題、大阪ガスは関西電力が値下げを発表する前までは電気料金の優位性を確保していましたが、大浜原発がらみの値下げで立場は逆転。

このままではまずい…と言うのが大阪ガス経営陣の判断なんでしょうね。

 

関西電力・大阪ガスの価格抗争の歴史

対象年度 関西電力 大阪ガス
平成28年4月1日 電力自由化で大阪ガスが参入
平成28年12月27日 大阪ガスより安い料金プランを発表
平成29年1月5日 関西電力より安いプランを発表
平成29年1月12日 料金プランの改正で値下げへ
平成29年4月1日 ガス自由化に関西電力が参入
平成29年度7月6日 高浜原発稼働で電気料金値下げを発表
平成29年度7月14日 電気料金の値下げを発表
平成30年度5月28日 大飯原発稼働で電気料金値下げを発表
平成30年度5月31日 電気料金の値下げを発表

これを見ると、関西電力のプランに大阪ガスが対抗しているって気もしますね。

しかし、制度上しょうがなかったとは言え、関西電力は電量自由化のおかげで大阪ガスにかなりの顧客を奪われてはいるのですが。

ちなみに東京電力関連会社である東京電力エナジーパートナーも関西電力圏内の電気料金を値下げする方向で検討に入ったとのこと。

消費者にとってはありがたい限りですが、関西電力自体は難しい舵取りが続きそうですね。

新電力事業者はなぜ電気代を安く提供できるの?

新電力事業者はなぜ電気代を安く提供できるの?

電力自由化も、制度が開始してから1年以上が経過しました。

以前のように毎日様々な新電力事業者がテレビCMを流しているようなことは少なくなってきたように思います。(少なくとも大阪ではですが)

ところで皆さんは、新電力事業者に契約を替えると電気代が安くなる(※電気の利用量等、条件によっては安くならないこともあります)という事はご存知かと思いますが、なぜ安くなるのか疑問に思ったことはありませんか?

普通に考えると、いくら新電力に加入している企業が他業種で有名な大企業だとしても、すでに何十年も電力事業を営んできた大手10社のほうが電気代を安くできそうなものなのですが…

今回はこの辺りのカラクリをお話したいと思います。

 

そもそも、大手電力会社の電気代は高かった!?

元々国内の電力事業は東京電力や関西電力といった大手10社がエリア毎に市場を独占していました。

電力会社も企業である以上利益を追求します。100円で売れるとわかっているものを理由もなく値下げする企業はありませんよね?僕が社長だとしても、わざわざ値下げしろなんて話はしないでしょう。

しかも同じエリア内にはライバルとなる企業がいません。そりゃ企業努力もなおざりになっていたんだと思います。

 

大手だからこそ必要な設備投資費

鉄塔電気代には、単純に電気を生産する費用(燃料代など)以外にも様々な費用が上乗せされています。

例えば大手電力会社の場合、発電所や変電所だけでなく、各契約者のもとへ電力を届ける送電線網も所持しています。これらの設備を維持していくには、莫大な費用がかかります。

落雷等で一部地域に停電が発生した場合、大至急停電から復旧するための人員の確保。しかも24時間体制で…です。

これらの人件費やら設備管理費等、毎月にかかる経費がきっちり利用者の電気代に反映されているわけですね。

一方、新電力企業は送電線網を大手電力会社より借りて営業しています。もちろん使用料は支払わなくてはならないのですが、維持管理に必要な費用やそもそも自社で送電線網を準備するコストを考えると利用者に上乗せする費用は大手電力会社と比較し少なくなる…という事なのです。

 

電気料金以外の本業とのセット割

電気代のイメージ例えば当ブログ記事でも度々紹介している関西電力と大阪ガスの新電力プランについてですが、どちらも電気(もしくはガス)のみを契約するより、同じ企業でまとめて契約することにより電気・ガス共に利用料金がお安くなる…という仕組みです。

1世帯当たりの売上(利益)が上がるわけですから、企業としては値下げしやすいというわけですね。これは非常に分かりやすい仕組みです。

他にも通信事業社のプランでは携帯電話やインターネットと新電力をまとめて契約することにより、ポイントのキャッシュバック率が上昇、結果グロスで考えるとお安くなる…といったプランがあります。

 

もちろん、電気代を削減するためだけに携帯電話をキャリア変更するのは抵抗があるかと思いますが、今何かしらの支払いや契約がある企業が新電力事業者として営業している場合は、一度プランを調べてみるのも良いかもしれませんね。

原発再稼働!?関西の電気料金の行方は!?

原発再稼働!?関西の電気料金の行方は!?

先月の28日、大阪高裁が関西電力の不服申立を認め、高浜原子力発電所3号機・4号機の再稼働を認める判決を出しました。

この決定に伴い、住民側が抗告を断念。大阪高裁決定が確定しました。

関西電力は、高浜原子力発電所3号機・4号機の再稼働の準備に向け準備を進めています。

本稿では原発の稼働の是非はさておき、実際に原発が稼働した場合の電気料金について、現状分かっている情報をお伝えしたいと思います。

 

新電力事業を踏まえた関西電力の実情

ちょうど1年前に始まった電力自由化。関西電力にしてみればほぼ独占状態だった関西の電力事業の顧客が流出するわけですから、たまったもんではありませんでした。

関西電力も顧客の流出を食い止めるため様々な料金プランやサービスを打ち出しはしましたが、大手石油会社のガソリン代のセット値引きや通信授業社のセット割、はたまたポイントでの還元など、多様なサービスを提供する新規参入事業者に対し、どこまで有効な対策ができたのかというと首を傾げるところ。

実際に減収が続いている関西電力は、ある意味新電力で苦戦しているといっても過言ではないでしょう。

 

そのような厳しい状況の中、お荷物になっていたのが稼働できていない高浜原発。

関西電力としては、一刻も早く営業を開始し生産性を向上させたいと考えていました。

なので、今回の判決は関西電力にとっては非常にありがたい判決であったと言えるでしょう。

 

原発稼働で、電気代はどうなる?

結論を先に言うと、「原発が稼働すると電気代が安くなる」可能性が高いです。

先日の日本経済新聞社の記事に、以下のようなものがありました。

 

 関西電力は28日、大阪高裁が同日に高浜原子力発電所3、4号機(福井県高浜町)の再稼働を認める決定をしたことを受け、再稼働に向けた作業に着手する。原発の営業運転開始後には電気料金を下げる方針だ。一方で大阪ガスも電気とガスのセット契約で対抗値下げを検討。今年4月からの家庭向けの都市ガス小売り自由化で関西の料金競争は一段と激しくなりそうだ。
※出典:日本経済新聞社 関電、電気料金引き下げへ 高浜原発の再稼働後 大ガスも対抗検討

 

電気代のイメージ上記記事にもあるように、今月から始まったガスの自由化を受け関西電力は攻勢を強めています。

大阪ガスも対抗策を打ち出す方針を示しており、全国的にはあまり話題に上がらないガスの自由化ですが、関西にいたってはガス自由化の競争は今後も激しくなりそうです。

 

ちなみに関西電力は、高浜原発を5月中にも再稼働する方針を打ち出しています。

先日の関西電力の入社式でも、岩根社長は原発稼働後は速やかに値下げを行うと述べられており、稼働さえすれば関西電力圏内の電気代は値下げされると踏んで間違いないでしょう。

 

本当に原発は営業稼働できるのか?

実は2年前の4月、高浜発電所の3号機と4号機について福井地方裁判所が関西電力に再稼働を認めない仮処分の決定を出しています。

これは2011年・12年に定期点検のため運転を停止した3号機と4号機に対し、住民より再稼働の差し止めを求める仮処分申請が出されたためです。

鉄塔後に原子力規制委員会や裁判所等多方面の機関の紆余曲折もありましたが、2017年4月現在、再稼働する方針で事は進んでいます。

しかし、今年の1月20日には2号機設備内のクレーンが転倒する事故が起きたり何かと話題に上がっている高浜原発。

実際に5月に稼働できるかどうかは、個人的な見解ではあやしのかもしれませんね。

当ブログでも、関西電力より新たな発表があればご報告していきたいと思います。

ガス自由化は電力自由化より普及するのか?

ガス自由化

ガス自由化は電力自由化より普及するのか?

昨年の今頃は、「電力自由化」について非常に盛り上がっていた感がありましたね。

もちろんこれは、多様な企業が電力自由化に参戦し、TVCMや電気店などでのキャンペーン等、様々な場所で「電力自由化」というキーワードを目にし、耳にする機会が多かったからという事が原因ですが。

気がつけば電力自由化からはや1年。今度はガスの自由化が目前に迫ってきました。

 

ここで疑問に思ったことが一つ。

 

ガス自由化のTVCMって、見たことがありますか?

 

関東圏の方だと、見たことあるかともそこそこいるとは思いますが、他の地域の方はどうでしょうか?

実際、電力の自由化の時と比べてイマイチ盛り上がりに欠けるという話は何度かさせていただきました。

こちらとしても「電気ありき」のブログなので、積極的にガス自由化の情報を集めていたわけではないんですけどね。

ただ、少し面白いというか、気になる情報を仕入れたのでご紹介したいとおもいます。

 

東京電力グループ ガス自由化の参入時期

東京電力グループである、東京電力エナジーパートナーのHPには、ガスの自由化特設サイトがあります。

※東京エナジーパートナー ガス自由化サイト

 

さて、このサイトを見ると「料金体系」「お申込み方法」といった、重要な項目がありません。

どんなことが掲載されているかというと、ガスの自由化についての簡単な説明とQ&Aと称したどこの情報サイトでも載っていそうな基本的な情報のみです。

 

東京電力の参入は7月から

こちらのホームページには記載されていませんが、実は東京電力(東京電力エナジーパートナー)がガスの自由化事業を本格的に始動させるのは2017年の7月との事だそうです。

関東にお住まいの方ならご存知の方も多いかと思いますが、東京電力エナジーパートナーは日本瓦斯株式会社とガスの自由化事業で提携しています。

そして、日本瓦斯株式会社は4月よりサービスを開始します。

この辺りがあわててサービスを開始しなくてもよい理由の一つかもしれませんね。

 

ガスの自由化は流行らない!?

電力自由化は、関東・関西といった都市部を中心に、少しづつではありますが普及しつつあります。

ただ、ガスにいたっては電気以上に普及が進まないような感じがします。

先月の日本経済新聞の記事に、以下のような記事がありました。

4月のガス小売り全面自由化を控え、新規参入に向けて登録した事業者が1月末時点で10社にとどまっている。
昨年4月に自由化した電力小売りが同時期に100件超だったのに比べ大幅に少ない。
経済産業省は消費者利益のためには競争が欠かせないとして、今後も参入を呼びかけていく。

 

中略

 

ガス小売りの参入で登録したのは関西電力や九州電力など。家庭向け供給は4社にとどまる。ガスは電力より調達や取り扱いが難しいことなどが背景にある。

※出典:日本経済新聞社

 

大手ガス会社にとっては、ある意味ありがたい話なのかもしれませんね。

ちなみにGoogoleで「ガス 自由化 CM」と検索すると、電力自由化のCMを紹介しているページばかり出てきます(笑)

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電力会社の反撃!?ガス自由化と電気代の削減 番外編

電力会社の反撃!?ガス自由化と電気代の削減 番外編

さて、ガス自由化が目前に迫る中、毎月上がる電気代を少しでも抑えるための情報をお伝えしているこのシリーズもはや3回目。

今回は番外編と称して、電力自由化から約1年の今、電力自由化事業の実情をお伝えしたいと思います。

 

やはり進んでいない!?新電力への乗り換え

前回の記事では、「残念ながらガスの自由化は新電力(電力自由化)と比較しあまり盛り上がっていない」というお話をさせていただきました。

では、実際に電力自由化でどれくらいの顧客が大手電力会社から新規参入業者へ乗り換えたのでしょうか?

大方の方が予想している通りかと思いますが、結論から言うと電力自由化は事業者が思うような感じでは普及が進んでいないようです。

先日電気料金の契約プランについての説明でもお話しましたが、日本経済新聞社の記事によると…

 

経済産業省の認可法人の電力広域的運営推進機関は11日、家庭向け電力小売りが自由化された4月以降の7カ月間で大手から209万100件の契約が新電力などに移ったと発表した。
契約総数に占める割合は3.3%。新電力の料金体系が大手と似ているなどメリットを感じにくいことが背景とみられる。

※出典:日本経済新聞社HP 電力切り替え209万件 自由化7カ月、地方は低調

といった感じで、あまり普及が進んでいないようです。

 

なぜ、電力自由化が進まないのか?

開始から1年もたつと、色々な問題が表面化してきているようです。

近い将来、少しづつ改善される事を1消費者として期待はしているんですけどね。

 

地方だと、そもそも選択できる企業が少ない

上記日本経済新聞の記事にある、「209万100件」の世帯が移行という数字ですが、この大半は都心部の世帯になります。

単純に、地方だと乗り換えできる企業が少ないという点が大きく響いているようです。

また、世帯の高齢化が進む地方では、わざわざややこしい新電力について、積極的に移行しようとする方も少ないようです。

 

システムが分かりにくい

電気料金が少しでも安くなるのは、家計を預かる主婦に方がにとってはありがたいこと。

しかし、今回の電力自由化はややこし点が多々あります。

私が調べた範囲になりますが、よく聞いた話というと…

 

プランが似たり寄ったりで、選びにくい

首都圏や関西近郊など、大都市圏では参入している新電力事業者も多く、比較サイトを見ると様々なプランから選ぶことが出来ます。

しかし、コレがかえってあだになっているようで、

料金体系は似たような感じで、結局何が違うのかよく解らない…

といった意見があるようです。

また、「100円利用で1ポイントで還元」なんて言葉、よくお聞きになられませんか?

ポイントに関しても特定の店舗でしか使えないポイントであったり、そもそもポイントを利用するのを忘れて失効させたりと、お得なことはお得なんでしょうが利用するのがめんどくさかったりしてよくわからないという意見があるようです。

 

電気をあまり使わない世帯だと、安くなりにくい

実は私も電力自由化が解禁された時、電気代が安くなるのでは!?と言う期待がありました。

わが家ではインターネット接続会社と携帯電話会社が提携しており、正規料金より携帯代が割り引かれています。

同じ業者が新電力事業に参入。これはぜひとも契約しなければ!!

こんな感じで、料金シュミレーションを行った結果…

 

えっと、関西電力のままの方が電気料金が安い!?

 

私が調べた業者だと、当時の価格で月額10,000円ほど電気を使わないと電気代が割高になるという試算が。

当時共働きだったわが家はそもそもあまり電気を使わない方なので、今回の乗り換えは見送りとなりました。

 

今後の新電力事業の展望は?

大手10社の電力会社(東京電力、関西電力、中部電力、東北電力、九州電力、中国電力、四国電力、北海道電力、北陸電力、沖縄電力)も今期の決算がまだなため、電力自由化による減収がどれくらいなのか、具体的な数値はまだ出ていません。

しかし一定の減収になるであろうとい予測は出ており、そこまで普及していないとはいえ大手電力会社にとっては痛手には違いないようです。

今後、事業を撤退する新電力会社も出てくるでしょうし、すでに営業している企業もこれらの問題点を踏まえ営業展開を行うことは容易に予想できます。

今後も少しづつではありますが、新電力事業については普及していくのではないでしょうか?

個人的なキーワードとしては、消費者へわかりやすい利用金プランとシステムを導入し、告知することですかね?

保存

【電力自由化(発送電分離)】電力自由化の現状

新電力・電力自由化のTOP
4月から開始された電力の自由化。統計によると、4月22日段階での契約変更申請は、関西電力県内で1.4%東京電力ホールディングス圏内(旧東京電力)で1.7%だそうです。この数字を多いと見るか少ないと見るかは人によって違うと思いますが、私の個人的意見としては、「まだまだ様子見の方が多いのでは?」といったところでしょうか。とはいえ、各種メディアにて大々的に宣伝されていた電力自由化。いま一つ盛り上がりに欠けるのはどういった理由からなのでしょうか?

1:制度を正しく理解していない方が多い

そもそも、このブログを読まれている方は、

  • 「電力の自由化に興味はあるけど、制度に詳しくない方」
  • 「同業者、もしくは電力関係の事業関係者」

の、どちらかだと思われます。

「電力が安くなる(かもしれない)のはわかってる。でも、手続きがめんどくさそうだし万が一トラブルがあった時にどうなるか分からないし
現状で特に困ることはないからこのままでいいや~」

このような方が大多数ではないのでしょうか?

2:一人暮らしの世帯では、恩恵を受けにくい

多くの場合、各電力会社は電気をたくさん使う世帯には割引率を多めに設定しているのが現状のようで、一人暮らしをしている方にとってはかえって割高になるケースも見受けられます。
また、一人暮らし世帯によく見られる20Aの契約自体を受け付けていないケースも多く、そもそも変更するメリットが無いという方がいらっしゃいます。

3:では、一人暮らし以外の世帯はというと…

もちろん、家族が多い=使用する電力が多い ということですので、電気代が削減できる可能性は高くなります。
しかし、ここにも大きな落とし穴が。

ご存知の通り、日本は高齢化への道を着実に進んでおり、人口の減少にも歯止めがかからない状況です。そんな高齢者の方が世帯主である家庭に、「電力の自由化、いかがですか~?」と、営業をかけても、なかなか響かないのは容易に想像できます。

さらに、関東・関西以外の地方では、「そもそも選択できる事業者自体が少ない」といった事実もあります。業者が少ないという事は、競争自体も起きにくい。そもそもニーズが都市部に比べて少ないので仕方ないとは思いますが、変更したくても変更できない(する意味が無い)世帯があるのも事実のようです。

経済産業省 資源エネルギー庁のHPによると、平成28年5月23日現在、登録小売電気事業者は301社ほどあるとの事。誰もが知ってる大手企業が多々見受けられ、とりわけエネルギー業界以外の企業も多数参入している点を考えると、今後、業界の競争が激化してくることは間違いないかと思います。
今までエリア毎に独占していた電力業界に自由競争を…という政府の目論み通りになってきているわけです。
この辺りについては、また別の回に詳しくお伝えしたいと思います。

【経済産業省 資源エネルギー庁 HP】
http://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/summary/retailers_list/

【電力自由化(発送電分離)】そもそも、電力自由化って何?

新電力・電力自由化のTOP

そもそも、電力の自由化って?

4月よりいよいよ解禁になった電力自由化による発送電分離。
テレビでも様々な企業がCMを流しているので「電力自由化」もしくは「発送電分離」という単語はお聞きになられたこともあるかと思います。

有名タレントや自社のキャラクター、はたまた有名漫画家などを起用したCMは、どれも私たちに強く印象付けるユニークなものばかりです。皆さんも、電力自由化関連のCMを挙げて下さいと言われればいくつくか思い当たるものがあるのではないでしょうか?
(筆者は白い犬を街中で見かけると、お父さんのイメージがわいてきますね(笑))

さて、こんな電力自由化のお話ですが、「それじゃぁ、電力自由化っていったいどういう事なの?」という事を明確に返答できる方はまだまだ少ないのが現状です。

で、電力の自由化というのは・・・

  • 「電気料金が安くなるんだよね?」
  • 「何か、ポイントがたまってお得とか?」

はい、こんなイメージを持たれているあなた。
かく言う私も、つい最近までそんな1人でした(笑)

正直なところ、電力自由化について知らずにいても普段生活するうえではさほど問題にはならないでしょう。ただ、知っていると年間かなりの額の電気料金を削減できたり、マイレージで無料で美味しいものが食べれたり…といった特典があるかもしれません。

また、事業主様にとって、経費削減は至上命題。電話1本で年間いくらかの電気料金を削減を削減できるなら取り組んでみる価値はありそうです。

本コラムでは、数回のシリーズにわたり電力自由化についてのメリット・デメリットを個人・事業主様の立場で易しく解説できればと考えております。

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