仮想通貨で電気が変わる!?知られざる電気との関係 Vol.02

仮想通貨で電気が変わる!?知られざる電気との関係

最近は仮想通貨関連の報道も幾分落ち着いてきたようにも見えたのですが、先日タリアの仮想通貨取引所BitGrailからアルトコインの一種であるNano(XRB)が流失する騒ぎに。

被害額はNano 1700万XRBと、直前の価格1250円/XRBで換算すると約211億円という途方もない金額が損害にあったとのこと。

あまりに桁がおおきすぎてイマイチ実感がわきませんが、まだまだ仮想通貨業界は報道各社をにぎわせそうですね。

 

さて、いきなり脱線から入ってしまいましたが、今回も仮想通貨と電気のお話です。

いきなりですが、みなさん「仮想通貨のマイニングってご存知ですか?

実際に仮想通貨を取引している人でも、「マイニング」をご存じない方は多いのではないでしょうか?

 

実はこのマイニング、私達の電気料金に影響与えるかもしれない…というのが今回のテーマになります。

 

仮想通貨のマイニングとは?

この記事は電気業界の話を取り上げるのが目的ですのであまり詳しくは書きませんので簡単に説明しますね。
(本気で説明するとそれだけで1記事は楽に書けちゃいますので)

 

BITコインを始めとする仮想通貨は、通貨の発行や取引に必要である国や銀行といった中央機関が存在しません。

本来通貨とは、国や銀行の信頼を担保に発行され、価値のあるものとして認識され・流通します。

また、流通する通貨の数量も、国や銀行がコントロールしています。

 

しかし、仮想通貨には中央機関は存在ないため、このままでは誰がどれだけの仮想通貨を保持し、いつ使ったのかがわかりません。

ですので仮想通貨では、通貨の入出金を記録する取引台帳をインターネット上で分散し保存。非常に多くの人々(パソコン)が取引台帳を管理する事により仮想通貨取引の整合性を保つような仕組みが導入されています。

この台帳に取引情報を追記し、整合性を合わせる作業を「マイニング」と呼ばれています。

 

マイニングについては、以下のページに詳しく書かれていますので、興味のあある方はどうぞ

※出典:bitFlyer
ビットコインを生み出す採掘(マイニング)

 

実はこの「マイニング」個人でも参加する事が可能なんですが、なんとお金になります。

取引台帳に追記することに成功した場合、少量の仮想通貨を貰える仕組みになっており、例えばBITコインの取引台帳に追記出来た場合、BITコインが貰えちゃうんですね。

 

ここに目を付けた企業は以外に多く、GMOやSBI、DMMなどの大手企業が新たなビジネスチャンスとしてこぞって参入しています。

これは国内だけの話ではなく世界的にも広がっている話で、日本国内についてはむしろ遅いくらいの状況です。

さて、ここまで「電力」なんて言葉はまったくでていませんね(笑)

 

しかし、このマイニングを行うのに世界中で莫大な電力が消費されていると言うニュースが飛び込んできました。

次回はこの辺りについてお話したいと思います。