寒気到来!!体もお財布もあったまる賢い暖房の使い方 その1

寒気到来!!体もお財布もあったまる賢い暖房の使い方 その1

ここ最近、朝の冷え込みがきつく感じますが体調を崩されたりされていませんか?

毎週のように今シーズン最大級の寒波が…といったニュースが流れ、近畿でも降雪が観測される地域が数多く見受けられます。

さて、寒さも深まる今日この頃。みなさんが普段どういった暖房機器を使用されていますか?

石油ストーブやホットカーペットを押し入れから引っぱり出したり、エアコンの掃除をしたりとご家庭でも何種類かの暖房機器をお持ちかと思います。

しかし、電気代の事を考えた場合どの機器が一番効率が良いのか御存じですか?

このシリーズでは、体だけではなくお財布もあったかくなる(かも知れない)暖房の効率的な使い方と電気代(光熱費)についてのお話です。

 

まず知っておきたい暖房の種類

漠然とはわかっているけど、きっちり説明しろと言われると難しいのが暖房の種類です。
大きく分けると暖房には2つの種類があります。

 

対流式暖房

対流式暖房とは、その名の通りお部屋の空気を暖め、空気の対流により部屋の空気を暖める暖房機器です。
部屋全体を暖める能力が高い半面、床や壁を暖める能力が低いため部屋の温度の割には体感温度が低く感じがちになります。

素早く室内を暖められるというメリットがありますが、機器を消してしまうとすぐに室温が下がってしまいます。

 

対流式暖房の種類

対流式暖房の代表的な機器としては、以下のようなものになります

 

エアコン

暖房と言えばまずエアコンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

夏は冷房・冬は暖房と使い分けができるだけではなく、除湿や空気清浄といった機能を有している機種もあり暖房機器としても非常に優秀です。

本来対流式暖房であるエアコンは局部を温めることが苦手なため、室温の割には体感温度が低くなりがちですが、性能のよい機種になると人がいる場所を自動的に判断し効率的に体感温度を上昇させる機種もあります。

デメリットとしては、導入に工事が必要である点と他の暖房機器に比べて導入コストが高いこと。

繁忙期になると、設置工事で数週間待たされるなんて事も…

あと、対流式暖房全体に言える事ですが、どうしてもほこりを巻き上げると言う性質があります。

 

ファンヒーター

石油・ガス・セラミックなど、利用するエネルギーによって違いはありますが概ねランニングコストが安いというメリットに加え、導入の手軽さからも普及している暖房機器です。

大型のものになれば部屋全体を温めることも可能ですし、小型のものはトイレや脱衣場等スポットで利用することも可能。小回りが利くのも大きな利点です。

石油・ガスについては始動後比較的早い段階で室内を暖めることができます。
ただし、電気を使うセラミックヒーターは他の機種に比べやや即効性が劣りますのでご注意を。

デメリットとしては、

【石油ファンヒーターのデメリット】
●灯油の備蓄・管理に手間がかかる
●独特のおいがあり、定期的な換気が必要

【ガスファンヒーターのデメリット】
●初期費用がかかる(専用の工事が必要)
●独特のおいがあり、定期的な換気が必要

【セラミックファンヒーター】
●他のファンヒーターに比べて光熱費(光熱費)が高め
●広い部屋の温度を上げるのは苦手

と言ったところでしょうか。

 

輻射式暖房

一方、輻射式暖房は暖房機器から出る赤外線を利用し暖める機器で、赤外線が当たっている場所を暖めるため室内全体を暖めるような力はあまりありません。

ただし、電気ストーブや床暖房・こたつなどに代表される輻射式暖房は体感温度を上昇させやすいため、室温が低かったとしてもすごしやすい環境が得られやすいと言うメリットがあります。

 

輻射式暖房の種類

輻射式暖房の代表的な機器としては、以下のようなものになります

 

電気ストーブ

部屋全体を暖めるのではなく、ストーブに近づき暖を取るといった用途に使われる暖房機器です。

比較的手ごろな値段で入手できるのも魅力の一つです。

しかし、御存じの方も多いかとは思いますが、電気ストーブに限らず熱を発生させる電化製品(ドライヤーやホットプレート等)は使用する電気量が大きく、ランニングコストが多くかかってしまいます。

 

ハロゲンヒーター

電気ストーブとよく似た暖房機器ですが、違いは発熱にランプを使用している点。電気ストーブと比較し素早く温度が上昇します。

本体自体は数千円から購入可能ですが、やはり電気代が高いので日常的に広い部屋を暖める暖房としては適していません。

 

こたつ

日本人ならコレを忘れたらダメでしょう!!私も大好きな「コタツ」です。

「赤外線が当たっている場所を暖めるため室内全体を暖めるような力はあまりありません。」という説明にドンピシャで当てはまる暖房機器です。

洋室では若干使いにくい、場所を取る、布団の洗濯が面倒といったデメリットがあります。

 

床暖房

最近よく目にするようになった床暖房。実はわが家にもリフォームした時に設置しました。

床を直接暖めるので体感温度も上がりやすく、非常に快適です。

また、ストーブやこたつと違い火災の心配が非常に少ないと言うのもメリットの一つでしょう。

ただし、初期費用に多大なコストがかかるうえ、日々の電気代(ガス代)についても使い方によってはバカにならない金額になる事も。

 

 

さて、次回ではこれらの暖房機器のランニングコストを比較し、どういった利用方法をすれば体もお財布も温かくなるのか考えて見たいと思います。