ホームページを全面的にリニューアルいたしました

お知らせ

日頃より弊社ホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

この度、ホームページを全面的にリニューアルいたしました。

より使いやすいホームページを目指して、デザインとページの構成を見直しました。

これまで以上に、お客様に有益な情報をお伝えできるように努めて参ります。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

【COOLBIZ】環境省推奨の室温28度の意味って知ってますか?

【COOLBIZ】環境省推奨の室温28度の意味って知ってますか?

ここ最近、全国で7月なのに30度を超える真夏日が続いています。なんなら35度を超える猛暑日が発生する地域も多々あり、異常な事態が続いています。

暑いのが苦手な私には、毎日の通勤で事務所につく頃には汗だくになっているとっても嫌な季節が始まってしまいました・・・(苦笑)

ところで、この時期になるとメディアでもちょくちょく取り上げられるようになるCOOLBIZ(クールビズ)。

百貨店でも専門のコーナーが設けられる時期になっていますが、オフィスの室温は28度になっていますか?

総務省によると、「オフィスの室温を28度を目安にして夏を快適にすごす」事により、Co2削減に取り組みましょう…といった案内がなされています。

最近では単純な電気代の削減だけではなく、サステナブルファッションやテレワークの推進等、時代の変化とともに新しいアプローチも増えてきています。

今日は体にもお財布にも地球にも優しい、クールビズについて少し掘り下げてお伝えしたいと思います。

 

そもそも、COOLBIZって何!?

まずは基本的なところから。

総務省のHPによりますと…

地球温暖化対策の一環として、2005年から政府が提唱する、冷房時の室温28℃を目安に夏を快適に過ごすライフスタイル。

 

冷房温度の適正化とその温度に適した軽装や取組を呼びかけており、人の居場所を見分け気流を制御する機能を有する省エネ型エアコンへの買換え、西日よけのブラインド、日射の熱エネルギーを遮蔽する効果がある緑のカーテンなど、気軽にできるアクションなどを呼びかけています。

 

昨年度のクールビズ実施率は「71.5%(家庭部門)」となっており、引き続き取組を推進していきます。

※出典:総務省 平成30年度クールビズについて

ポイントなのは、「冷房時の室温28℃を目安」ってとこですね。

 

28℃はあくまで目安です

これは総務省も伝えてる事ですが、エアコンの温度設定を28℃にしたところで、必ず室温が28℃になるとは限りません。

例えば西日のよく当たる大きな窓があったり、オフィスの空調がフロア毎にまとめて設定されるタイプだったり、人やOA機器の稼働状態だったりと、室温が上昇する原因は様々です。

そもそも使用しているエアコンの性能も違うのだから、「一律28℃に設定しなさい!!」と言うのは、少し無理があるとは思います。

総務省もそのあたりは良く解っており、あくまで「快適に夏を過ごすための目安となる温度」が28℃なのです。

 

なぜ28℃なの?

正直なところ、暑がりの私はスーツで室温28℃では汗が噴き出てしまいますが皆さんはどうでしょうか?

ご存知の通り、COOLBIZは例えばノーネクタイや半袖、ポロシャツ等薄着で就業する事により体感温度を下げる事が前提となっています。

(財)省エネルギーセンターによると、「上着を脱いでネクタイをはずすと体感温度が2℃下がる」という報告がなされています。

つまり、室温28℃時の「軽装」と室温26℃時の「スーツ」の温熱感はほぼ同じでる。よって、衣服の量をコントロールする事により体感温度を下げて快適な職場環境を整えよう!!

と言う話なんですね。

 

総務省も体調を壊してまで節電しなさいとは言っていません。あくまで体調に配慮しつつ可能な範囲で節電にご協力くださいといったスタンスです。

とは言うものの、取引先に行くのにノーネクタイでは…と言う方もまだまだいるのが事実。

節電と言う観点だけでなく、仕事がしやすい環境づくりといった点からも、COOLBIZが広まっていくと良いなと思いますね。

環境省のHPでは、脱炭素の観点からクールビズの解説を行う特設HPを設置しています。

ご興味のある方は、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか?

●デコ活(脱炭素につながる新しい豊かな暮らしを創る国民運動) | 環境省
クールビズ/COOLBIZ|COOL CHOICE 未来のために、いま選ぼう。
https://ondankataisaku.env.go.jp/decokatsu/coolbiz/

【電気代削減】オフィス電気機器を丸ごと節電!~パソコン編~

【電気代削減】オフィスの電気機器を丸ごと節電!~パソコン編~
このシリーズでは、オフィスでよく使われる電気機器で必要になる電気代と節電方法をご紹介。
機器によってはご自宅の節電にもなるのでぜひ試してみてくださいね。

今回は、多くの人が毎日使っているであろうパソコンに関する情報をお伝えします。

そもそもパソコンの電気代はどれくらいかかるの?

まずは現状市場に出回っているパソコンがどれくらいの電気代がかかるのかをお伝えしたいと思います。

そもそも、パソコンには大きく分けてデスクトップパソコンとノートパソコンの2種類があります。タブレットもパソコンと言えばパソコンかもしれませんが、今回は割愛します。

当たり前の話ですが、ひとえにパソコンと言ってもその性能はマチマチ。年式や使用年数によっても消費電力は変わってきます。

よって今回は、同一メーカーでほぼ似たような性能のデスクトップパソコンとノートパソコンを比較してみたいと思います。

※今回、周辺機器については計算しておりません。

デスクトップパソコンの場合

某パソコンメーカーの現行モデルを調査。価格は140,000円ほどでディスプレイ付き。事務用に使うなら十分すぎるほどのスペックを持ったパソコンです。

【デスクトップパソコン 消費電力の一例】
・デスクトップパソコン(CPU coer i7 ) 標準時:5w 最大:272w
・24インチIPS液晶モニター 標準時:16w 最大:42w
※メーカーのカタログスペックを参照
※電気代は、1w=25.61円で計算

ちなみにデスクトップパソコンの電気代は、ノートパソコンに比べて割高になります。
主な原因としては以下のような理由です。

■ディスプレイと本体の両方に電力が必要である。

単純な話、ディスプレイと本体がバラバラになっているので、消費電力が多くなります。
また、ディスプレイがノートパソコンと比較し大きいので、単純に消費電力が増えるという事情もあります。

■ノートパソコンと違い、携帯することがない

そもそも持ち運ぶことを考慮していないデスクトップパソコンは、「バッテリー」を搭載していません。技術の進歩により、パソコン自体の消費電力は下がってきていますが、ノートパソコンに搭載している機器と比較すると、どうしてもデスクトップパソコンは消費電力という面では劣っていることが多いのが現状です。

その反面、同じ価格帯でもノートパソコンよりデスクトップパソコンのほうが性能が良い事が多いですけどね。

ノートパソコンの場合

【デスクトップパソコン 消費電力の一例】
・15インチノートパソコン(CPU coer i7 ) 標準時:8.1w 最大:65w
※メーカーのカタログスペックを参照
※周辺機器は接続していないものとする
※電気代は、1w=25.61円で計算

えーっと、標準で8.1wですか?時間当たりの電気代は…0.3円ほどですかね?デスクトップパソコンと比べ、標準時・最大時共にかなり消費電力が抑えられています。

一昔前のノートパソコンは、新品でフル充電でも3時間も電源が持てば良いほうだったんですが。最近は使い方によっては6時間以上余裕で持つようなパソコンもありますからね。

本当に技術の進歩は素晴らしいですね。

ただし、気をつけなければならないのは、この値はあくまでメーカーが提示しているカタログスペックということ。

車を購入されたことのある方ならお分かりになるかと思いますが、燃費はカタログ通りの値にはなりません。これはパソコンに関してもしかり…です。

パソコンの節電テクニック

ここまでデスクトップパソコンとノートパソコンの消費電力を見比べてみました。この値を見て

「これだけ消費電力が少ないなら、節電なんて意識しなくていいのでは?」

とか、思いませんか?

2011年と少し古いデータにはなりますが、マイクロソフトのHPにOSの種類とデスクトップ・ノートパソコン毎の平均消費電力が掲載されています。

OS 平均消費電力
Windows XP DesktopPC 102W
Windows Vista DesktopPC 80W
Windows 7 DesktopPC 52W
Windows XP NotePC 36W
Windows Vista NotePC 31W
Windows 7 NotePC 16W

※マイクロソフトHP 消費電力基本情報: アイドル時の消費電力 (W)より
https://technet.microsoft.com/ja-jp/windows/hh146894

最新のノートパソコンの消費電力が7w。10年以上前のデスクトップパソコンは104w。実に10倍以上の差があります。

さらに、古いパソコンは処理速度も遅く、作業時間も長くなりがち。その分パソコンの起動時間も長くなるということです。

パソコンはつけっ放しのほうが電気代が安い?

一時期パソコンはつけっ放しのほうが電気代が安いという話があり、私も実践していました。これはパソコンは電源の投入時、終了時に一番電力を使うことから、マメに電源を切るよりは数時間ならそのままつけっ放しのほうが電気代が安くなる…という話でした。

しかし、パソコンの消費電力が少なくなってきている今、起動時の消費電力も抑えられており、今では電源を消したほうが電気代が安くなることが多くなっています。

目安としては、パソコンの消費電力にもよりますが2時間ほど席をはずす場合は電源を落とした方がよさそうですね。

ディスプレイの輝度(ブライトネス)を下げる

デスクトップ用のLEDディスプレイは、工場出荷時の設定で輝度という値が最大に設定されていることがあります。輝度とは画面の明るさで、この値を下げることにより消費電力の削減につながります。

もちろん、下げすぎると実務に影響が出ますので、作業がしにくくならない程度に下げてあげることが重要です。

一番の節電は、買い替え!?

これを言ってしまっては身も蓋もないのですが、古いパソコンを使われている場合は、買い替えされるこで節電につながる可能性があります。

特に必要以上に性能の高いPCを使われている場合、ある程度性能を落としたほうが消費電力が落ちる可能性があります。(高性能なパソコンほど、消費電力が高くなる傾向があります。)

節電とは少し離れた内容になってきていますが、壊れたパソコンの復旧という時間と経費の浪費を抑える意味でも、一度ご検討されてはいかがですか?

【電気代削減】オフィス電気機器を丸ごと節電!~エアコン編~

【電気代削減】オフィスの電気機器を丸ごと節電!~エアコン編~
オフィスでよく使われる電気機器で必要になる電気代と節電方法をご紹介するシリーズの第二弾!!

前回はパソコンについて色々とお話をさせていただきました。

今回のテーマは「エアコン」です。

地球温暖化が進んでいるのか、6月の割に暑い日が続いていますね。

関東の方では、史上初めて6月で最高気温が40度越えをマークしたとか。

もうすぐ7月。本格的な真夏日が続くようになる前に、今から節電対策しちゃいませんか?

まずはお手軽な 温度調節

今すぐにでも実践できる削減方法がコレ。1度温度を調整するだけで、なんと10%もの電気代が削減になるそうです。

もちろん機種によって差はあるかと思いますが、一番手っ取り早く出来る方法ですね。

ただし、闇雲に温度だけ下げる(上げる)と、社員の皆さんの不満を買う事も…

そんな事態にならないように冬用の対策としてエアコンの温度設定と一緒に行ってほしい対策をご紹介します。

加湿器を有効に使おう

湿度が高いと、体に感じる温度がずいぶんと違います。

寒い冬は何かと乾燥しがち。風邪の対策にもなりますので加湿器を上手に併用してみて下さい。

エアコンの風は下向きに

暖かい空気は上の方に溜まります。なので、エアコンの風を下向きにしてあげることで室内の空気を循環し、部屋全体の温度を均一化しようと言う作戦です。

ただし、いくら寒いからと言って直当たりにならないようには気をつけて下さいね。

実は自動設定が有効

メーカーによって色々と呼び方が変わりますが、温度設置を自動に設定してあげることで一番効率の良い運転をエアコンが自動で行います。

メーカーによっては「省エネ設定」の方が良いケースもありますので、取扱説明書をご確認ください。

コレが鉄板 フィルター掃除

エアコンの節電と言えばコレ。フィルターのまめな掃除で2割ほど電気代が削減できる事も!?

これは、フィルターの汚れたエアコンは空気の循環効率が悪くなり、その結果多くの電気を消費するようになるのです。

毎日の業務の中では、なかなかエアコンの掃除って出来ないものなんですよね。

この季節の変わり目をチャンスにして、この際フィルターの掃除してみませんか?

とは言うものの、業務用エアコンの場合、モノによっては素人さんだと掃除しにくい機種があるのも事実です。

そういった場合は、素直に業者に頼むのが得策の場合もあります。

意外と忘れがちな室外機のお掃除

これは可能な事務所と不可能な事務所にわかれるかと思いますが、室外機も綺麗に清掃してあげることにより電気代の削減につながります。

他にも冷房の場合、室外機に直射日光が当たらないように日よけをしてあげると、電気代の削減につながりますよ。

電子ブレーカー + 契約変更で電気代が大幅ダウン

電力会社との契約でが「負荷設備契約」の場合、電子ブレーカーを導入し契約プランを「主開閉器契約」に変更すること、電気料金の固定費にあたる「基本料金」を約40%削減する事が可能です。

電子制御による快適な環境づくり

上記電子ブレーカー + 契約変更では、電気代の基本料金は削減できますが、使用料金については削減できません。

弊社取扱商品であるACSは、エアコンの電流を測定しながら稼働状況を随時監視し、機器を痛めないように最適なタイミングで動作を制御することにより大幅な電気代の削減を実現しています。

オフィスの電気代のうち、約半分はエアコンが占めている事が多く、この電気代を削減することは会社にとって大きなメリットになります。

ご興味のある方は、弊社までお問合せくださいね。

簡単にできる、エアコンが占める電気代の計算方法

簡単にできる、エアコンが占める電気代の計算方法
ここ最近年々熱くなっているような気がしませんか?

まだ6月なんですけど、最近は平気で最高気温は30度を超える地域がちらほらと。

下手すれば熱中症になることもあるかもなので気を受けてくださいね。

そんな中これから猛暑の夏に向けて気になるのがエアコンによる電気代の増加。この時期、自宅やオフィスの電気代の大部分を空調機が占め、場合によっては電気代が前月比で倍になってしまう事も。

ただでさえ高い電気代。ご利用中のエアコンが一体どれくらい電気代を使っているのか気になりませんか?

今回は概算ではありますが、ご利用中のエアコンの消費電力を元に、月額の電気代がどれくらいかを計算する方法をお伝えします。

エアコンの対応畳数ごとににおおよその電気代をまとめてみたので、そちらも参考にして下さいね。

エアコンの電気代の計算方法

さて、まずはご使用中のエアコンの取扱説明書をご準備下さい。

無ければ型番さえわかれば、インターネットで取扱説明書がダウンロードできる事が多いので調べてみてください。

あまり古いと、見つからない可能性もあるんですがね。

期間消費電力量から電気料金を計算

さて、取扱説明書の後半に「仕様」と書かれた場所があるかと思いますが、そちらに期間消費電力量という項目があるかと思います。

この値を利用すれば、大まかではありますがエアコンでかかる年間電気料金を知る事が出来ます。

期間消費電力量とは(社)日本冷凍空調工業会が策定した、一定の条件下でエアコンを動作させたときのおおよその消費電力量の目安です。

期間消費電力量について詳しくは、下記のページをご覧ください。

https://www.jraia.or.jp/product/home_aircon/e_saving_energy.html
※(社)日本冷凍空調工業会 HP

期間消費電力量を使った電気代の計算式

以下が期間消費電力を使った計算式になります。1kwあたりの電気料金については、東京都の従量電灯プランを参考にしています。
期間消費電力量 × 1kWhあたりの電気料金
●例:期間消費電力:717kw 1kwあたりの電気料金が26.00円の場合
717kw × 26.00円 = 18,642円

 

消費電力量から電気代を計算する

期間消費電力量を使った計算では、年間の電気料金の計算になり、夏場だけの電気料金を計算することはできません。

よって、一定の特定の期間のみの電気代を計算するためには、この方法でも計算できません。
※新品でエアコンを購入する際には比較対象として非常に役に立つかと思います。

ここで再度取扱説明書をご覧ください。スペック(仕様)のところに「消費電力」という項目がありませんか?

恐らく、冷房使用時と暖房使用時にわかれて記載されているかと思います。

これは単純に冷房なら冷房運転時の消費電力と言う事なのですが、この値を使いおおよその電気料金を計算することが出来ます。

消費電力を用いた電気代の計算式

消費電力量 × 1kWhあたりの電気料金
●例:消費電力:590w 1kwあたりの電気料金が26.00円の場合
590w × 26.00円/kw = 15,34円
この値が、1時間エアコンを利用した場合の電気代の目安になります。

エアコンのタイプ別電気料金の概算

以下、対応畳数別に消費電力・電気代をまとめてみました。

エアコンの対応畳数 消費電力 電気代/時 電気代/日 電気代/月
6畳用エアコン 590w 15.3円 183.6円 5,508円
8畳用エアコン 770w 20.0円 240.0円 7,200円
11畳用エアコン 890w 23.1円 277.2円 8,316円
15畳用エアコン 1,720w 44.7円 536.4円 16,092円
  • エアコンは全て同じメーカーの売れ筋の物で比較
  • 1日12時間、1月は30日で計算

実際に、自宅の電気代と比較してみると?

ここで、自宅の夏場の電気代と比較してみましょう。

この記事を書いた時点ではまだ8月分の請求が来ていないので、昨年のデータを元に比較します。

  • 6月分:4,530円
  • 7月分:8,126円
  • 8月分:8,943円
  • 9月分:4,633円

自宅は妻と二人暮らし。妻はエアコンが苦手なので、電気代がかなり安く抑えられています。

とは言うものの、夏場になるとエアコンを使う機会が増えるので、大体4,500円ほど電気代が上がっています。

消費電力より、わが家の電気代を計算

この当時、まだ妻は働いていて日中は基本職場。大体僕が帰宅する1時間前には戻ってるようです。

1階には15畳用のエアコンが1台。2階には8畳用のエアコンが2台。

15畳用は1日7時間ほど稼働。8畳用は2台で8時間ほど稼働します。

これを踏まえ、わが家のエアコンでかかった電気代を計算してみましょう。なお、わが家の1w当たりの電気代は、29.26円/wで計算しています。

  • 15畳用: 50.3円 × 7時間 × 30日 = 10,563円
  • 8畳用: 22.5円 × 8時間 × 30日 = 5,400円
  • 合計: 15,963円

うーん、結構な金額のずれがありますね(笑)

もちろん電気料金が違うので誤差が出るのは当たり前ですが、誤差分を計算したとしても15畳用で1,500円、8畳用で600円ほど。

差額を差し引いたとして約14,000円。実際の電気代が4,500円くらい(のハズ)なので、ざっと3倍くらいの差になります。

消費電力による電気代計算時の注意点

ここで注意事項が1つ。

消費電力とは常にその電力を消費し続けるのではなく、使用する環境や設定温度により大きく異なります。

メーカーのHPにも記載されていますが、厳密に「あなたの家のエアコンは、○○時間使ったら○○円ですね」と、正確な電気料金を出すのはほぼ不可能です。


上記の電気代の計算で用いた「消費電力」とは、エアコンの性能をフルに使い、最大出力で電気を使い続けた場合の電力になります。

実際にはそのようなケースは無く、消費電力で示された値より低い数値で電力を消費しているのが実情です。

例えばパナソニック社製のエアコンの取扱説明書には、「定格消費電力」という記述があり、そこには425w(110~780)といった記述がなされています。

この425wという値は実際に消費する電力の目安で、110~780wまで使用状況によって消費電力は変動しますよ~という意味になります。

メーカーによって仕様の記載方法は様々ですが、電気屋さんにあるカタログには上記のような数値で掲載している場合がありますので一度確認してみるのもいいかもしれませんね。

これらの点を踏まえたうえで、あくまで1つの目安として計算していただければ…と思います。

 

一度ご自宅の電気代について計算されてみてはいかがですか?

思わぬ電気代削減につながるかもしれませんよ?

【電子ブレーカー】こんなトラブルに要注意!! トリップ編

トラブルに要注意!! トリップ編
今までのシリーズでは、電子ブレーカーの有用性についてご説明しましたが、今回は趣向を変えて、導入の際に気をつけていただきたい点についてお話したいと思います。

さて、タイトルにある「トリップ」ですが、これは「遮断」つまり、「ブレーカーが落ちる」という事です。主開閉器契約では、予め使用する電気容量を決めて電気を使用するわけですが、この契約容量を超えてしまうと「トリップ」つまり、「ブレーカーが落る」わけです。

私共が電子ブレーカーを設置したお客様の中には、今のところこういった事例は発生しておりません。しかし、実際問題インターネットで検索してみると、電子ブレーカー設置後にブレーカーが「落ちる」事は現実として起こっているようです。

なぜ、電子ブレーカーが「落ちる」のか?

一番大きな原因としては、事前調査が不十分な場合、もしくは販売側の経験不足といった事でしょうか。解りやすい例では、季節変動を考慮していないケースや、設置先の繁忙期を考慮していない等、事業者側の経験不足が挙げられます。

調査不足の原因1:季節を考慮していない

一番わかりやすい例が、季節による電力消費の増減に対して読みが甘い事があげられます。私達にとっては基本中の基本なのですが、夏場・冬場のエアコンの使用量の増加等本来ならばもっとも解りやすい事案にもかかわらず、解りやすいがゆえに業者もチェックが甘くなってしまう事があるようです。

調査不足の原因2:設置場所の聞き取り不足

特定の時期に生産量が増加する工場等、設置先の施設により電気の使用量は様々です。そういった個別案件に対して事業者側が「恐らく、こういう値になるだろう」という推測で話を進めるのであはなく、設置場所の責任者の方にしっかりとヒアリングを行う事も非常に重要です。

電子ブレーカー本体の品質

最近は安価な海外産ブレーカーも多く流通しているのが実情です。海外産がすべて悪い!!というわけではありませんが、現場の人間に言わせると、国内産と比べ粗悪な商品が多いのも事実です。もちろん、ブレーカー本体が安ければ導入時のコストが安くなるというメリットもあります。まぁ、実際に安く売るかどうかはメーカーの卸値ではなく販売会社の価格設定の方が大きいのですが…

当社では、国内で実績のある株式会社ジュエルシステム社の電子ブレーカーをお勧めしております。他のメーカーはOEMとして販売意をしている企業もある中、国内の自社工場で生産しています。また、ISO9001:2008(品質)・ISO14005(環境)を取得しているあたりも信頼のおける企業である証拠と言えるでしょう。さらに、一般社団法人 電気安全環境研究所のJET認証を取得。電気用品安全法を順守し第三者認証機関による品質管理が行われている証拠であるJET認証だけではなくPSEマークも取得。弊社が株式会社ジュエルシステム社の電子ブレーカーを採用する大きな理由の一つとなっています。

国産なので万が一の故障の際にも迅速な対応が可能でありますが、今のところ当社では故障したケースが無いのでわかりません(笑)

冒頭でもお伝えしましたが、電子ブレーカーは上手に利用すれば電気代を大幅に削減できる可能性があるのは事実です。必要以上に警戒するのではなく、正しい知識を身に付け、上手に電気代削減に役立てていただければ幸いです。

電気代について知る その2【燃料調整費】

電気代について知る その2【燃料調整費】

ご自身の電気代の明細について、正しく知ってもらおうと言うテーマの第二弾です。

前回の記事では、再エネ促進賦課金をご紹介しましたが、今回は「燃料調整費」についてご説明します。

ちなみに、前回の「燃料調節費」については以下のリンクからどうぞ。

電気代について知る【再エネ促進賦課金】

 

検針票

さて、前回でもお見せしたわが家の電気代の明細です。

画像の下の方に赤枠で記載している部分、燃料費調整額コレが今回のテーマとなる「燃料調節費」です。

 

燃料調節費とは?

わが家の電気代だと、8,789円のうち301円を占めるこの費用。いったいどういったものなのでしょうか?

経済産業省 資源エネルギー庁のHPを見ると、以下のような説明があります。

燃料費調整制度は、事業者の効率化努力のおよばない燃料価格や為替レートの影響を外部化することにより、事業者の経営効率化の成果を明確にし、経済情勢の変化を出来る限り迅速に料金に反映させると同時に、事業者の経営環境の安定を図ることを目的とし、平成8年1月に導入されました。

平成28年4月以降は、旧一般電気事業者の小売部門(みなし小売電気事業者)の特定小売供給約款における契約種別ごとの料金に適用することとなっている。

※出典:経済産業省 資源エネルギー庁HP

これだけではなかなかわかりにくいですよね。

要約すると、「石油・石炭・液化天然ガスを使って発電してるんだけど、これらの燃料コストは月によって変動するから電気代に反映させてね」という制度です。

そもそも電気の販売価格を変更する場合、電力会社は国に変更の旨を申請しなくてはなりません。もちろん申請から施行まではかなりの期間を要するため、毎月変動する燃料コストを電気代に迅速に反映させるため、このような制度が出来たのです。

 

どのような形で反映されるの?

燃料費調整制度では、該当する電気代の月の5か月前・4ヶ月前・3ヶ月前の燃料調達コストの平均を算出し、請求額の上乗せされます。

例えば5月分の電気代の場合、12月~2月の「石油」「石炭」「LNG」の調達コストの平均を算出、燃料調整費として請求されるわけです。

詳しい値は各電力会社のHPでも告知されていますが、おおよその金額を知るだけなら明細に記載されている値だけで十分だと思います。

 

基本的に調達コストは市場の動向と同じで「石油」の市場価格が上がれば燃料調節費も上昇しますし、逆に市場価格が下がれば燃料調整費も下落します。

年々電気料金が上昇している原因の1つは、この「燃料調節費」です。

電力会社が直接的な原因ではないとはいえ、電気代の上昇はなるべく控えてほしいものですよね。

覚えておきたい避難時における電気の対策

台風の中の通勤・通学

今年も梅雨の季節が近づいてきましたね。

ここ数年、梅雨の時期になあるとどこかしらの地域で天候不良による大規模な災害が発生しているのニュース等で見かけられた方も多いのではないでしょうか?

そんなわけで、今回のテーマは「避難」です。

災害時避難指示が出た場合、もしくは被災後に注意すべき点について、「電気」という観点からまとめてみたいと思います。

 

避難時はブレーカーを落とそう

避難時にはブレーカーを落とし、ガスの元栓も閉めてから避難しましょう。

そんな事をしたら冷蔵庫の中のものがダメになるじゃない!?

と、思われるのはごもっとも。しかし、二次災害を防ぐ意味でブレーカーを落とすことはとても重要です。

例えば水害により近辺が停電。翌日電気が復旧した場合、浸水した冷蔵庫に通電した結果、火災の原因になる…と言った事が発生します。

避難
避難時はまずは人命優先で安全を確保することが第一です。

しかし、可能であるのならその後の二次災害は避けるに越したことは無いですよね?

緊急時に無駄な時間を少しでも省くために、事前に室内のブレーカーの位置・操作方法を確認しておきましょう。

賃貸にお住まいの方は、ご自宅のブレーカーの位置を知らない方もいらっしゃるのではないですかね?

 

ブレーカーを上げるのは要注意!!

床上・床下に浸水した場合、通常は漏電ブレーカーが作動し、自動的にブレーカーが落ちるため感電するようなことはありません。

しかし、被災後自宅に戻られてからブレーカーを上げる際には要注意です。

当たり前の話ですが、水が引いてない状態では絶対にブレーカーを上げてはいけません。出来れば浸水している場合、水が引いた後電気工事士に確認してもらった方が安全でしょう。

また、水没した家電についてはそのまま動作させず、メーカーや販売店に確認してもらってからの方が良いでしょう。

 

可能ならば、家電は高い場所に避難を

洪水の場合、お使いの家電が水没すると故障してしまい使い物にならなくなるケースが多々あります。

人間とっさのときにはなかなか的確な判断が出来ないものですが、もし時間に余裕があるのであれば動かしやすい家電だけでも二階や高い所に移動させておく事をお勧めします。

わが家も避難する際、テレビとパソコン、AV機器など可能なものは二階に移動させてから避難しました。

 

水没した家電について、ネットでは「綺麗に掃除し、きっちりと乾燥させた後動けばOK」といった記事も見受けられます。

しかし、多量のゴミが内部に付着している事が多く、一時的には正常に動作しても後にショートし火災の原因になるような事があります。

万が一水没した家電は素人判断をせず、メーカーや販売店、電気屋等専門家に確認してもらった方が良いでしょう。

 

まとめ

こうやって見ると、「電気」と言う点のみで考えると意外と気をつけなければならない事は少ないように感じますね。

しかし、非常時は電気のことだけ考えていればいいわけではありません。

今回色々と調べた結果、平時にきっちりと確認・準備することが何より大切だなと実感させられました。

そういえばまた今週末も台風が接近しますね。何事もなければ良いんですけどねぇ。

電気代について知る【再エネ促進賦課金】

電気代について知る【エネ発電賦課金】

関西電力は、はぴeみる電というWEB上で電気料金の明細を確認できる便利なサイトがあります。

そういえば最近はアクセスしていなかった事を思い出し、久々にアクセスしてみることに。

少し大きめの画像ですが、コレがその明細です。(個人情報等、一部の情報は削除しております。)

 

検針票

はい、関西電力と契約している、わが家の電気代(5月分)の明細です。

前年度から+12.5%の使用量UP。子供が大きくなってきているし仕方がないかなぁ・・・という気もします。

とまぁ、わが家の家計の話は置いておいて、注目して頂きたいのがこちら

赤枠の部分、「再エネ促進賦課金」ですね。

消費税(相当額)799円よりも高い、1095円も取られてますが。
結構バカにならない金額なんですけど!?

皆さんももし検針票がポストに投函されているのであれば、明細を確認してみて下さい。

そこには「再エネ促進賦課金」の文字が記載されているかと思います。

※東電管内では「発電賦課金」という記載になっているかと思います。
ご契約されている電力会社により表記は若干異なるようです。

今日は、この「再エネ促進賦課金」についてのお話です。

 

そもそも、「再エネ促進賦課金」って何?

実は過去の電気代速報でも少しお話しているのですが、正式名称を「再生可能エネルギー促進賦課金」と言い、毎月の電気使用量とは別に徴収される費用です。

一口に再生可能エネルギーと言ってもその種類は様々。

メジャーな所で言うと、太陽光発電・風力発電。地熱やバイオマス(動植物を燃やした熱やガス化したものを利用)なんてものも。

これらの再生可能エネルギーはエコでクリーンな半面、発電コストが高いというデメリットがあります。

太陽光発電を導入されている方はご存知かと思いますが、太陽光で発電し、あまった電力は電力会社に買い取ってもらえます。

これらの買取金額に、再エネ促進賦課金は当てられているわけです。

ちなみにこの費用ですが、1kwあたりの金額が全国一律で決まっており、電気の使用量に比例して増減します。

 

太陽光発電を使ってないのに払わなきゃいけないの?

再エネ促進賦課金は、電気を利用する全ての世帯(工場等事業所も)が負担しなくてはなりません。

本制度を促進している経済産業省 資源エネルギー庁によりますと

再生可能エネルギーは一度発電設備を設置すると自然の力で繰り返し発電が可能です。
再生可能エネルギーの電気が普及すれば、日本のエネルギー自給率の向上に有効です。エネルギー自給率が向上すると、化石燃料への依存度の低下につながり、燃料価格の乱高下に伴う電気料金の変動を抑えるといった観点から、すべての電気をご利用の皆様にメリットがあるものだと考えています。

 

また、本制度によって買い取られた再生可能エネルギーの電気は、皆様に電気の一部として供給されているため、電気料金の一部として再エネ賦課金をお支払いいただくこととしております。

※出典:経済産業省 資源エネルギー庁 なっとく!再生可能エネルギー

 

とのこと。

電力会社がどうこうというより国が国策として促進している事業ですので、この制度は当面維持されていくと考えるのが妥当でしょう。

仰られていることはすごく解るんですけどね。ただ、電気代が上がるのはやっぱり悲しい…

 

毎年上がり続ける再エネ促進賦課金

実はこの「再エネ促進賦課金」、毎年上がり続けてます。

制度のスタート時である平成24年からの価格推移を見て見ると…

対象年度 再エネ促進賦課金単価 標準家庭の負担額
平成24年度 0.22円/kWh 66円/月
平成25年度 0.40円/kWh 120円/月
平成26年度 0.75円/kWh 225円/月
平成27年度 1.58円/kWh 474円/月
平成28年度 2.25円/kWh 675円/月
平成29年度 2.64円/kWh 792円/月
平成30年度 2.90円/kWh 870円/月
平成31年/令和元年度 2.95円/kWh 885円/月
令和2年度 2.98円/kWh 894円/月
令和3年度 3.36円/kWh 1008円/月
令和4年度 3.45円/kWh 1035円/月
令和5年度 1.40円/kWh 420円/月
令和6年度 3.49円/kWh 1047円/月

※標準家庭の負担額は月の電気使用量を300kwとして計算

 

とまぁこんな感じで右肩上がりです(苦笑)

例外的に、令和五年度は原油価格の上昇による市場価格の高止まりの影響で、単年のみ再エネ賦課金単価が大きく下落しました。

しかし、2024年になると、きっちり以前以上の価格で大幅な値上げとなってしまいました。

 

令和6年度の再エネ促進賦課金は2024年4月1日~2025年3月31日が対象となります。

電気代速報でもお伝えしている通り、燃料費調節制度の上昇により毎月上がる電気代に加え、5月は冬場の消費電力がひと段落してくる時期。

真冬に比べて支払う量が減った電気代を見ると、あまり値上げされてるとは感じにくいのかもしれませんね。

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