ブレーカーが落ちた!?知っておきたい原因と対策

手遅れになる前に知りたい、ブレーカーを落とさないコツ

大事なお客様とのメール。あとはこの送信ボタンを押すだけ…と思ったら突然パソコンの電源がっ!?

停電かと思ったら、実はブレーカーが落ちてた。こんな経験、皆さんはありませんか?

普段めったに触らないけど、触る時はほぼ間違いなく何らかのトラブルが発生している。

今日はそんなブレーカーについて、簡単にご説明したいと思います。

ブレーカーの種類と仕組み

ブレーカーの写真

さて、まずは一般的なブレーカーの写真をご覧ください。少し古いタイプにはなりますが、皆さんのご家庭にもあるであろう一般的なブレーカーです。

このブレーカーですが、大きく分けると3種類のブレーカーがあり、それぞれ役割が異なるだけではなく、どの部分が落ちるのかによって対策が異なってきます。

A.アンペアブレーカー

写真の左側、黒い大きなスイッチが「アンペアブレーカー」です。

サービスブレーカーやリミッター、契約ブレーカーなんて呼ばれ方もしますが、全て同じブレーカーです。

その名が示す通り、電力会社と契約している電気容量を超えると落ちるブレーカーになります。

ちなみにアンペアブレーカーは電力会社の設備、他のブレーカーは居住者もしくは物件の所有者が所有する設備になります。

アンペアブレーカーが落ちる場合の対策は?

単純な話、

・使用する電気機器を減らす
・電力会社との契約容量を変更する

この2択になります。

しかし、オフィスや工場で使用している電気機器を減らすなんてことは難しいケースがほとんど。

例えば老朽化しているエアコンは消費電力が多い事が多々ありますが、こういった古い機械を入れ替え、省エネに努めれば何とかなるケースもあるにはあるのですが…

現実としては、契約容量を増やすのが現実的なラインだと思われます。

B.漏電ブレーカー

素人が手を出しにくく、かつ解りにくいのがこの漏電ブレーカーです。

こちらもその名が示す通り、漏電している場合落ちるブレーカーになります。

火災の原因となる漏電を防いでくれるこのブレーカー。

しかし、実際に漏電ブレーカーが落ちた場合、どの電気機器(もしくは回線等)が原因なのかを特定するのはなかなか骨が折れます。

最悪、室内全ての電化製品のコンセントを抜き、一個づつ動かしてみてブレーカーが落ちるコンセント(もしくは電気機器)を特定する…

なんて作業が必要な事も。

漏電ブレーカーが落ちる場合の対策は?

上記のように、原因を特定するのがめんどくさいのが漏電ブレーカーなのですが、放置するわけにもいきません。

漏電の場合

・コンセント(差し込み口)からの漏電
・雨漏りによる漏電
・電気機器の故障
・ブレーカーの故障

といった様々な原因があり、ネズミに配線をかじられて漏電…なんてことも実際あります。

放置すると火災など大きな災害につながりかねませんので、直ちに専門の業者に連絡をするのが無難です。

C.安全ブレーカー

ご自宅でブレーカーが落ちたケースだと、まず疑うのがこの安全ブレーカー。別名サーキットブレーカーとも言います。

先ほど掲載した写真を見ていただきたいのですが、この安全ブレーカーだけスイッチが複数あります。

複数部屋のある住居の場合、部屋ごとに電源回路を別け、個別に安全ブレーカーに接続するのが一般的です。

安全ブレーカーが落ちる場合の対策は?

このブレーカーは特定の電源回路に接続している電化製品が、多量の電力を消費した場合にブレーカーが落ちます。

ワンルームマンションなど電源回路の数が少ない家で

「電気ストーブをつけつつこたつをつけて、ホットプレートで調理しながら電子レンジを使ったらブレーカーが落ちた」

なんて経験、ありませんか?

特に暖房機器やドライヤー等、熱を生みだす機器は消費電力が多く、ブレーカーが落ちるきっかけになります。

よって、対策としては

「一度に多くの電気機器を同じ部屋で使わない」

という単純な話になります。

事務所・オフィスの場合は要注意

自宅でも十分問題なのですが、事務所の場合特に注意が必要です。

机の下にタコ足のコンセントがごちゃごちゃとしているような事務所。そう、あなたの事務所ですよ!!(笑)

どのコンセントがどの電源回路なのか、解らずに電化製品を使用していませんか?

・新入社員が増えたのでパソコンを新しく設置した。
・リースで最新の複合機を導入。
・福利厚生のため、コーヒーメーカーを導入。

作業中のパソコンが突然落ちると…うん、本当に想像したくないですね(苦笑)

特に長年同じ事務所でずっと入居されている場合、要注意ですよ?

まれにブレーカー自体の故障が原因でブレーカーが落ちるケースもあります。

なんにせよ、ご自身で原因が分からない際は、専門家に相談するように心がけてくださいね。

寒波到来!!体もお財布もあったまる賢い暖房の使い方 その2

寒気到来!!体もお財布もあったまる賢い暖房の使い方 その1

寒くなってきましたね~というお話をさせていただいた前回。暖冬とはいえ北海道や北陸など一部地域は大荒れの日もあり、いよいよ冬本番といった気候になってきました。

と言うわけで今回は賢い暖房の使い方シリーズ第二弾。暖房の光熱費についてお話していきたいと思います。

 

ストーブ・ファンヒーターの電気代

一口にストーブと言っても様々な種類があります。

今回は、メジャーな「ファンヒーター」・「石油」の2種類の光熱費を比較したいと思います。

今回比較対象としている機器は、価格.comにてこの記事を執筆段階(2024年12月)での売れ筋商品である製品をチョイスしました。

 

石油ストーブの光熱費

ストーブと言えばコレ。やっぱり石油でしょう!!って思うのはもう古い人間なんですかね…

僕が子供のころにはまだまだ石油ストーブは現役で、やかんでお湯をわかしたりさつまいも焼いたりと大活躍だったんですが。最近石油ストーブはめっきり見なくなりましたね。

価格.comのランキングでもあまり商品自体見かけない事を考えると、やはりストーブ自体が時代の流れに押されてあまり売れなくなってるのかもしれませんね。

今回比較の対象となるのはコロナSX-E3524WY。取扱説明書を確認してみると、時間当たりの燃料消費量は0.279 L/h。

ガソリン・灯油情報NAVI調べによると、大阪府の灯油の店頭販売価格の平均は、12月12日の段階で18リットルで2,124円。

これらの情報を元に、石油ストーブの1時間当たりの光熱費を計算してみると

2124円 ÷ 18リットル × 0.337リットル/時 = 39.76円

燃料が高騰している昨今から考えると、なかなか優秀な数値に。

ただ、前回調査委した時と比べると、灯油価格が高騰してるため、倍近くコストが上昇しているんですよね…

 

ファンヒーターの電気代

ファンヒーターはDyson Purifier Hot + Cool Gen1 HP10をチョイス。

空気清浄機能付きファンヒーターで涼風も出るため季節を問わず利用が可能。お値段は高めの最安値で51,000円。

こちらは電気料金28.35円/kwを元に電気代を計算してみましょう。

設定にもよりますが、ここは最大消費電力である1200wで計算してみましょう

1,400w(消費電力)× 28.35円/kw ÷ 1,000 = 39.69円

一昔前だと石油ストーブの方がお安いイメージだったんですが、ほとんど誤差範囲になっていますね。

ただ、どちらにも言える事ですが、光熱費は年々高くなっていますね…

 

ストーブとヒーターの違いは?

ところで皆さん、ストーブとヒーターの違いってご存知ですか?

石油や電気等、使用するエネルギーは違えど、もっとも大きなポイントとしては

・ストーブは本体の周辺を暖める
・ヒーターは部屋全体を暖める

という点になります。

設置している近辺を急速に温めたり、狭い範囲をあたためるのにストーブは向いていますが、部屋全体を暖めるのにはあまり適していません。

一方ヒーターは逆で、局部を温めるのには適していませんが部屋全体を暖めるのに適した暖房器具です。

つまり、効率的に暖かくなりたいのなら、

寒い部屋ではまずストーブをつけて温まり、その間にヒーターを入れておく

と言うのがベストな方法ですね。

【電気料金速報】政府の補助金が復活予定!!大手10社25年1月の電気料金は?

"【電気料金速報】電気料金の補助が終了!!大手10社12月の電気料金は?

今年も気が付けば12月。本当に月日が経つのが早く感じるようになりました(苦笑)

天気予報によると、暖冬だった去年と比べ、今年は平年並みの寒さとのこと。

ラニーニャ現象の影響で、日本海側を中心に大雪になる可能性もあるのだとか。

寒いということだと、職業上どうしても電気代が気になってしまいますね。

さて、今月の電気料金速報ですが、以外にも9社が下落、1社は据え置きということになりました。

 

今回の原因はLGNだけではなく…

先日、以下のようなニュースが報道各社より伝えられました。

大手電力10社は28日、1月請求分(12月使用分)の電気代を発表した。火力発電の燃料に使う液化天然ガス(LNG)や石炭の輸入価格が下がっていることなどから、関西電力を除く9社で値下げとなる。平均的な使用量に基づくと12月請求分よりも5〜104円安くなる。

 

出典:日本経済新聞社 1月電気代、9社が5〜104円値下げ 燃料価格下落で 
●https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC287RB0Y4A121C2000000/

値下げの報告っていつぶりになるんだろう…久しくお届けできていなかったのでうれしい限りですね。

 

それでは具体的な金額を見て見ましょう。

 

【2024年12月 使用量が平均的な家庭での電気代前月比】
●北海道電力:9,426円 -67円(値下げ)
●東北電力:8,730円 -52円(値下げ)
●東京電力:8,821円 -47円(値下げ)
●北陸電力:7,659円 -42円(値下げ)
●中部電力:8,559円 -67円(値下げ)
●関西電力:7,664円 +0円(据え置き)
●四国電力:8,491円 -52円(値下げ)
●中国電力:8,371円 -60円(値下げ)
●九州電力:7,548円 -5円(値下げ)
●沖縄電力:9,463円 -104円(値下げ)

 

今回の電気料金上昇の原因は?

今回の値下げは、原料となるLNG(液化天然ガス)や石炭の調達コストが減少したのが原因です。

正直なところ少し意外な気もしたのですが、このままの調達コストが減少することを祈るばかりです。

ちなみにガスについても、大手4社全てで値下がりとのことです。

※今回、2025年1月分の電気料金については、2024年7月~2024年9月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。

 

先月お伝えした政府の補助金政策ですが、来年1月使用分から3月まで、1kwあたり2.5円の補助が入る予定とのことです。

ざっと計算すると、一般家庭で575~650円程度の値下げでしょうか。

料金が安くなること自体は喜ばしいのですが、政府には一時的な処置ではなく継続的な価格下落につながる政策を期待したいですね。

マンションオーナー・管理組合が知っておくべき電気代削減ポイントとは?

マンションオーナー管理組合が気をつけるべき経費削減ポイント
マンションのオーナーさんや管理組合の理事さんが頭を悩ます毎月のマンション運営。
中でも毎月必要な経費については、なんとか削減したいと思っているオーナーさんも多い事と思います。

今日は管理会社を入れられていないオーナーさんも、逆に管理会社に任せきりの方も必見。マンションを運営・管理する立場にある人向けに、マンション運営における電気代の削減ポイントと方法をご紹介します。

共用部分の電気代を削減

各削減項目を単独で行うのではなく、複数の削減項目をまとめて行う事により、さらなる経費削減が見込めます。

共用部分の照明をLED化

マンションの規模が大きくなるにつれ絶大な効果をもたらすのがこのLED照明の導入です。

一般的に共用部分における電力消費量は、エレベーターで使用される電力が多いと思われがちですが、長時間つけっぱなしになる照明もかなりの電力を消費します。

導入に工事が必要ですし、初期費用もマンションの規模に応じてそれなりにかかってしまうのが問題です。

しかし、概算にはなりますが毎月の電気代が約30%も安くなる事も多く、LEDの耐久年数が長い事を考慮すると早めに導入される事でより大きなメリットが見込める削減項目になります。

新電力(PPS)への変更

スタート当初は何かとメディアでも取り上げられていた電力自由化。スタートからそれなりの年月が経過しましたが、いまだに元々加入していた電力会社から移行していない方がかなりの数いらっしゃるようです。
これはひとえに、


「ユーザーが現状維持で特に問題が無く、新電力(PPS)に変更することによるメリットが良く解らないどころか、手間を考えるとデメリットにしか感じない」

といった事が大きな原因かと思われます。

もちろん、電力自由化は適切な業者・プランを選定すれば電気代を削減することが可能で、特にマンションの場合、「マンション向けの一括受電サービス」を契約することにより通常より大きな恩恵を受ける事があり、マンションオーナーさんにもお勧めの契約形態です。

お住まいの地域によって対応している新電力会社が違うため、具体的にどこの電力会社が良いとは言いにくいのですが、関東・関西圏にはマンション向けの一括受電サービスを実施している業者が多く、検討してみる余地はあるかと思います。

ただし、デメリットとして一括受電サービスを導入すると、導入した物件の全ての部屋で同じ電力会社からの電気供給を受けることになるので、世帯ごとに個別の電力会社と契約することが出来なくなります。

導入を検討される際は、必ず事前に管理組合との念密な打ち合わせが必要不可欠となります。

電子ブレーカーの導入

弊社の主力、電子ブレーカーを導入し料金プランを主開閉器契約へ変更することにより電気料金の削減が見込めます。

そもそも電子ブレーカーによる電気料金の削減は、施設内に設置している全ての電気製品が、24時間ずっと稼働し続けるような施設ではない所が向いていると言われています。
マンションの共用部分はまさにそういった箇所で、エレベーターを設置されている建物ですとかなりの確率で電気代が削減できるかと思います。


※電子ブレーカーと主開閉器契約については、以下のページで詳しくご説明しています。
【電子ブレーカー】負荷設備契約と主開閉器契約 その2

あれこれ悩むより、まずはプロにご相談を

今回は弊社で提案できる3つの案件をお伝えしましたが、実は管理会社から提案されるケースもあったのではないでしょうか?
管理会社から提案があった場合、各案件に対して個別の業者が訪問することが多く、その都度管理会社への中間マージンが発生します。

「普段から付き合いのある管理会社。経費も安くなるんだし、あまり深く考えなくていいかな?」

そんな考えなら、思わぬ損をしてるかもしれませんよ?

弊社ではブレーカについては自社製品ですし、一括でお見積していただくことにより個別のお見積よりお得に導入していただくことも可能です。

お見積は無料で行いますので、マンションの電気代にお悩みの方はすぐご連絡を!!

家庭でLEDイルミネーション 気になる電気代は?

家庭でLEDイルミネーション 気になる電気代は?

気が付けば11月も終盤。師走の足音が迫ってきました。

12月に入るとちらほら見受けられるのがクリスマスイルミネーション。

うちの近所でも、自宅の壁をLED電球で綺麗に飾ったお宅がすでにあったりします。

前を通る際は楽しませてもらってるんですが、一番気になるのは電気代。期間中、一体どれだけの電気代がかかっているのか!?

皆さんも同じことを考えてる人は多いんじゃないんでしょうか?

今回はいつかわが家でもLEDイルミネーションを設置する日のために、電気代がどれだけかかるのか調べて見ました。

 

意外と安い!?LEDイルミネーション

LED電球の電気代の計算は意外と簡単です。以前照明の電気代についてご説明した記事に記載している公式と全く同じです。

電気料金単価 × 消費電力 × 点灯時間 = 電気代

実際には、これに稼働日数を掛けた数字が実際の電気代となります。

例えば、電球数が300個、消費電力が30wのLEDを1日6時間、30日間点灯。関西電力の従量電灯Aで単価が28.59円/kw(第三段階/24年11月)として計算すると…

0.02859円 × 30w × 6時間 × 30日 = 154.39円

先頭の「0.02859円」は、1kwあたりの電力単価が28.59円なので、1wあたりに換算するとこのような数字となります。

ちなみに参考にしたこのLEDは横幅2m、長さ1.5m、電球の数が300個のナイアガラと呼ばれるタイプです。

製品の種類や性能によって差はあるでしょうが、300個のLEDを1時間使うと0.6円かかると言うのは一つの目安になるかと思います。

 

電気代0円!!ソーラータイプのLEDも

今年LEDイルミネーションにチャレンジしてみようと思われている方にぜひ知ってほしいのが、「ソーラータイプ」のLED。

その名の通り、昼間太陽光で充電し、夜間は充電した電力で点灯するので電気代がかからないと言う代物です。

ただし、日照時間が少ないと、最悪夜間に点灯しないと言う事態に陥る事もあるので要注意。

太陽光と通常のコンセントからの電力供給の両方が可能なハイブリットタイプもあるので、そちらもお勧めですよ。

 

ご近所の迷惑にならないようマナーにはご注意

電気代とは直接関係ありませんが、あまり遅い時間までイルミネーションをつけっぱなしにしておくと近隣住民の方にご迷惑になる可能性があるのでご注意を。

暗くなると自動的に点灯し、設定した時間で自動的に消灯するコンセントがあるのでこちらを利用されるのをお勧めします。

値段も2000円くらいですし、お手頃です。

 

 

思ったよりLEDイルミネーションの電気代ってかからないもんなんだな…ってのが正直な感想ですね。

大規模なものは導入コストが大きすぎるので難しいかもですが、小規模なものなら子供のために用意してみるのも良いかもしれませんね。

【電気料金速報】電気料金の補助が終了!!大手10社12月の電気料金は?

"【電気料金速報】電気料金の補助が終了!!大手10社12月の電気料金は?

今年ものこすところはや2か月を切りました。

11月に入り、やっと秋の訪れを感じる日が出てきた今日この頃。皆さん、体調を崩されたりしてませんか?

今でこそ日中の最高温度が20少しあたりで推移していますが、先月27日にいたっては大阪の最高気温は27度。

服装選びに困っている人も多いんじゃないんでしょうか?

さて、今月の電気料金速報ですが、タイトルにほぼ答えが書いていますね。(苦笑)

残念ながら、今月は大手10社すべてが大幅な値上げになります。

 

今回の原因はLGNだけではなく…

先日、以下のようなニュースが報道各社より伝えられました。

電気料金やガス料金は、2024年8月から追加で実施されてきた政府による補助が10月の使用分で終了し、12月に請求される分から値上がりします。

 

出典:電気料金 ガス料金 値上がりはどのくらい? 12月請求分から 政府の補助終了で
●https://www.nhk.or.jp/shutoken/articles/101/014/36/

先月も補助金の削減で10社全てで大幅な値上げとなった電気料金。12月は補助金が0になるため11月よりも値上げ幅が大きくなっています。

 

それでは具体的な金額を見て見ましょう。

 

【2024年12月 使用量が平均的な家庭での電気代前月比】
●北海道電力:9,491円 +513円(値上げ)
●東北電力:8,782円 +596円(値上げ)
●東京電力:8,868円 +608円(値上げ)
●北陸電力:7,701円 +529円(値上げ)
●中部電力:8,626円 +595円(値上げ)
●関西電力:7,664円 +650円(値上げ)
●四国電力:8,543円 +598円(値上げ)
●中国電力:8,431円 +586円(値上げ)
●九州電力:7,553円 +622円(値上げ)
●沖縄電力:9,567円 +551円(値上げ)

 

今回の電気料金上昇の原因は?

もちろんLNG(液化天然ガス)や石炭の輸入コスト高…という原因もあるにはあるのですが、ここ2カ月については政府の電気料金の補助が削減され0になったことが最大の要因です。

若干地域差はありますが、先月の使用量が平均的な家庭での電気代前月比で350円前後、今月で600円前後の値上げ。

たった二カ月で1,000円、なんと元の金額より15%ほどの値上げとなります。

根本にあるのは、慢性的な原料価格の高止まり、円安による調達コストの増加に変わりはありません。

※今回、2024年12月分の電気料金については、2024年7月~2024年9月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。

 

石破首相は先月末、電気料金の支援について継続する考えを示唆していました。

どうせ支援するなら、寒い冬が近づく前に実施してほしいところですが…

さらに、アメリカ大統領選挙も目の前に迫ってきました。

選挙結果次第で更なる円安方向に進むと…いや、あまり考えたくはないですね…

来月の速報で、明るいニュースをお伝えでることを祈っておきましょう。

【電気料金速報】まだまだ続く値上げ傾向の電気料金。大手10社11月の電気料金は?

"【電気料金速報】まだまだ続く値上げ傾向の電気料金。大手10社11月の電気料金は?

先月の速報では、冒頭に「まだまだ残暑が厳しいですね」というお話をさせていただきました。

10月もはや8日。この8日間の中で、大阪の最高気温が30度を超えたのが4日もありました。

ちなみに2023年はどうかというと、10月に最高気温が30度を超えたことは1度もなかったようです。

毎年少しづつですが、着実に気候が変動しているような気がしますね…

 

今回の原因もLNG

先日、以下のようなニュースが報道各社より伝えられました。

ことし11月に請求される電力大手10社の電気料金は政府による補助金が縮小されることからすべての会社で300円から400円程度値上がりします。

 

出典:NKH 11月の電気料金 補助金縮小で電力大手10社で値上がり
●https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20240927/1000109500.html

残念ながら、11月の電気代についても前月同様、大手10社中8社で値上げ(残り2社は据え置き)となるようです。

 

それでは具体的な金額を見て見ましょう。

 

【2024年11月 使用量が平均的な家庭での電気代前月比】
●北海道電力:8,978円 +324円(値上げ)
●東北電力:8,186円 +384円(値上げ)
●東京電力:8,260円 +396円(値上げ)
●北陸電力:7,172円 +334円(値上げ)
●中部電力:8,031円 +403円(値上げ)
●関西電力:7,014円 +390円(値上げ)
●四国電力:7,945円 +374円(値上げ)
●中国電力:7,845円 +374円(値上げ)
●九州電力:6,931円 +375円(値上げ)
●沖縄電力:9,016円 +367円(値上げ)

 

今回の電気料金上昇の原因は?

普段だと、LNG(液化天然ガス)や石炭の輸入コスト高が値上げの原因…という話になるのですが、11月についてはいつもと事情が異なります。

政府が物価高対策として8月より実施していた電気代補助が、10月をもって中止となります。

例えば低圧契約の一般家庭・企業の場合、10月の電気代は 1kWあたり2.5円の補助が入っていました。

こちらが11月分からは適応されなくなるため、普段の上昇額と比較し各社400円程度の大幅な値上げとなっているのです。

ちなみにLNG等の輸入コストも相変わらずの上昇傾向。このままでは今年の冬の電気代が恐ろしくなってきますね…

※今回、2024年11月分の電気料金については、2024年6月~2024年8月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。

 

世間では石破内閣が発足。近々解散総選挙が実施されるようです。

どのような結果になるにしろ、国民の負担がもう少し軽減されるような政策を打ち出してくれると良いのですがね…

電子ブレーカーで経費削減!!マンション共用部へ導入のススメ

電子ブレーカーで経費削減!!マンション共用部へ導入のススメ

マンションの管理組合の方々も、マンション管理における経費削減については日頃から色々と討論されているのではないでしょうか?

そんななか当方のブログでもお伝えしている通り、毎月のように電気料金は上昇し続けています。

値上がりしようが値下がりしようが、電気代は支払わなくてはなりません。

しかし、毎月かかる発生する電気代を少しでも削減できるなら…マンションが存続する間ずっと発生する経費を削減できるならそれは大きなことではありませんか?

今回は当社でもお勧めしている電子ブレーカーの導入による電気料金削減のご提案について、マンション管理者様向けのメリットをご説明したいと思います。

そもそも電子ブレーカーって何?

従来型のブレーカーのほとんどは『バイメタル方式』という仕様です。簡単に言うと2枚の金属を使用し、温度変化による曲がり方の違いにより電流が過剰に流れた場合ブレーカーを落とす…と言うアナログな仕組みになります。

つまり、具体的に●●以上の電流が流れた場合ブレーカーを落とす…といった明確な電力使用量を定めブレーカーを落とす仕様ではありません。

(もちろんバイメタル方式のブレーカーは今でも現役であり、バイメタルだからといって悪いわけではありません)

一方、電子ブレーカーは実際に使用された電流をきっちりと計測し、プログラムによって管理、ブレーカーを落とす際もシステムによって厳格に管理されています。

なぜ電子ブレーカーが誕生したの?

簡単に言えば、電気料金の基本料を下げるために誕生しました。

平成7年に電気事業法の改正があり、新たに「主開閉器契約」という契約が産まれました。

電気を使用する施設にもよりますが、「主開閉器契約」を契約することにより電気代が削減できるケースが多々あります。

※「主開閉器契約」については、こちらをご覧ください。
●【電子ブレーカー】負荷設備契約と主開閉器契約

この「主開閉器契約」を結ぶ際活用されているのが「電子ブレーカー」になります。

先程ご説明した通り、電子ブレーカーでは利用する電力をきっちりと数値化。測定・管理が出来ます。

「主開閉器契約」とは、「事前にブレーカーで施設内で同時に使用できる電力量の上限を制限した契約」です。

少し専門的な言葉を使うと、「契約容量」というものを主開閉器契約では少なく抑えることができます。

電力量の上限は事前にきっちりと測定し算出するわけですが、算出した電気量にてきっちり施設を運用するには、デジタルで厳密な数値で電気使用量を管理できる「電子ブレーカー」が良いというわけなのです。

なぜ、マンションが電子ブレーカーの導入に向いているの?

そもそも、電子ブレーカーによる電気料金の削減は、施設内に設置している電気機器が24時間稼働しているような設備はあまり削減効果が見込めないケースがあります。

例えば工場のケースですと、24時間ずっと全ての機械を作動し続けている工場の場合、利用される電気量が常に一定であるため削減のしようがありません。

しかし、例えばガソリンスタンドの場合、主に電力消費量がかさむのは給油中です。お客様が居ない場合商品電力は大幅に減っているはずです。

ではマンションの場合はどうでしょうか?

消費電力で考えるのなら、まずはエレベーター。あとは、水回りのポンプ類や立体型の駐車場が挙げられます。

朝の通勤時間帯や夕方の帰宅時間等、ピークはあるもののエレベーターは24時間365日常時稼働すると言ったものではありませんよね?

また、立体式駐車場もしかり。これらの設備は照明などと比べ消費電力が高いのですが、常時使われるような設備ではありません。

このような設備は電子ブレーカー導入での電気代削減効果が出やすく、実際に導入されている施設も多々あります。

立体駐車場はともかく、エレベーターが設置されていないマンションはありません。

設置台数が多い場合、当然削減額も上昇しますので、マンション共有部分の電気代にお悩みの方はぜひ一度ご相談下さい。

【電気料金速報】10月はまたまた値上げ傾向。大手10社の電気料金は?

【電気料金速報】10月またまた値上げ傾向。大手10社の電気料金は?

気が付けばもう9月。まだ8月と勘違いしそうな残暑が続いていますが、皆さん体調を崩されたりしていませんか?

8月に比べ、幾分暑さは和らいできていると感じてはいるのですが、当分はエアコンのお世話にならざるを得ない状況が続きそうです。

そんな残暑が厳しい9月、お財布にも厳しいニュースが飛び込んできました。
 

今回の原因もLNG

先日、以下のようなニュースが報道各社より伝えられました。

ことし10月に請求される電力大手10社の電気料金は、火力発電の燃料となるLNG=液化天然ガスなどの輸入価格が上昇したことから、10社中8社で値上がりします。

LNGを原料とする大手都市ガス4社も値下げの見込みだ。

出典:NKH 10月の電気料金 大手10社中8社値上がり LNGなど輸入価格上昇で
●https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240829/k10014563911000.html

残念ながら、10月の電気代については大手10社中8社で値上げ(残り2社は据え置き))となるようです。

 

それでは具体的な金額を見て見ましょう。

 

【2024年10月 使用量が平均的な家庭での電気代前月比】
●北海道電力:8,654円 +30円(値上げ)
●東北電力:7,802円 +37円(値上げ)
●東京電力:7,864円 +46円(値上げ)
●北陸電力:6,838円 +11円(値上げ)
●中部電力:7,628円 +78円(値上げ)
●関西電力:6,624円  0円(据え置き)
●四国電力:7,471円 +16円(値上げ)
●中国電力:7,571円 +58円(値上げ)
●九州電力:6,556円  0円(据え置き)
●沖縄電力:8,649円 +44円(値上げ)

 

今回の燃料費調整制度の推移は?

いつも通りといえばそれまでなのですが、今回もLNG(液化天然ガス)と石炭の輸入コスト高が値上げの原因です。

LNGについては今年の5月に一旦価格が下がったのですが、そこから少しづつ上昇が続いている状況です。

※今回、2024年10月分の電気料金については、2024年5月~2024年7月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。

 

気温が落ち着いてくれれば電気使用量も減少するので、体感的にはそこまで値上げを感じないかもしれません。

出来れば冬までにはもう少し値下がりしてくれればよいのですが…

パナソニックが蛍光灯の生産中止へ。LED照明の生産を加速。

パナソニックが蛍光灯の生産中止を決定。LED照明の生産を加速。

先日ニュースを見ていて知ったのですが、長年蛍光灯を作り続けていたパナソニック社が、蛍光灯の生産を中止することを発表したようです。

実際のニュース記事はこちらから。

出典:Yahooニュース パナソニック、蛍光灯生産終了へ 27年末、長年の歴史に幕
(https://news.yahoo.co.jp/articles/c33883f7aa71d0a0dd1998c85343d9e09574f5d8)

なぜ蛍光灯の生産が中止になるのか

最近はLEDの普及が進み売り上げが低迷している蛍光灯。とはいうもののまだまだ需要がありそうではあるのですが、なぜ今回パナソニックは蛍光灯の生産を中止するという決断に至ったのでしょうか?

実は経営的な問題ではなく、環境問題についての世界条約が原因となっています。

2023年11月に開催された「水銀に関する水俣条約 第5回締約国会議」にて、一般照明用蛍光ランプの製造および輸出入を、2027年までに段階的に廃止することが決定されたのです。

コンパクト蛍光灯は2026年12月31日まで、環形蛍光灯や直管蛍光灯は1年後の2027年12月31日に生産・輸出入ともに禁止されます。

ただし、既に使用している蛍光灯の仕様、禁止日までに製造された蛍光灯の販売及び使用が禁止はされません。

蛍光灯を使用している方は、LEDへの変更を

事業所でもよくつかわれている直管蛍光ランプ・環形蛍光ランプは2027年末まで販売・製造が続けられるものの、LEDの交換の際に工事が必要なケースもあります。

廃止間際になると、駆け込み需要により業者の手配が難しくなったり、時間がかかってしまう恐れがあります。

また、昨今の円安傾向や各種資源価格の上昇により、LED照明も年々価格の上昇が続いています。

電気代も高騰が続いていますが、LEDの切り替えにより電気代は間違いなく削減が可能です。

弊社では、導入費用を抑えたLED照明の導入をご提案できます。

ご興味のある方は、お気軽にお問合せ下さい。

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