電気代が大幅値下げ!?再生可能エネルギーの世界事情 その2

【電気料金削減】電気料金が大幅値下げに!?再生可能エネルギーの世界事情

再生可能エネルギーの普及により、将来電気代が大幅に安くなる…かもしれない報道についてお伝えしている本記事の第二弾。

今回は、SBエナジー社長が報道番組内で語った「電気の価格は限りなくタダに近づくと思います」という発言について、その理由をお話したいと思います。

前回の記事をお読みだない方は、まずこちらをお読みください。

電気代が大幅値下げ!?再生可能エネルギーの世界事情 その1

 

他国より割高な、国内の再生可能エネルギー事情

すでにご自宅で太陽光発電を導入されている方やきちんと電気料金の明細を確認している方はご存知かと思いますが、日本国内における再生可能エネルギーの発電コストは決して安くはありません。

例えば関西電力の場合、平成29年度の太陽光発電における1kWhあたりの買取金額は、条件にもよりますが22.68円~30円になります。10kW以上2,000kW未満は一律22.68円になります。

仮に1月あたりの平均発電量を500kWhとすると、一般家庭の場合はほぼ22.68円/kWhと言っても差し障りは無いでしょう。

※出典:関西電力 買取単価および買取期間

 

厳密な話をすればキリが無いのですが、電力会社からすればこの22.68円がおおよその発電コストと言う事になります。

さて、これらを踏まえたうえで、前回もお伝えした世界の再生可能エネルギーの発電コストを見て見ましょう。

国名 エネルギー名 発電コスト(1kWh)
日本 風力 21円
太陽光 21円
石炭火力 12円
原子力 10円~
モンゴル 風力 4.0円
アラブ首長国連邦 太陽光(建設中) 2.6円(予定)
アメリカ 風力 5.1円
チリ 太陽光 3.1円
オーストラリア 風力 4.4~7.7円
ドイツ 太陽光 10.5円
デンマーク 風力 6.0円
南アフリカ 風力 5.5円

※自然エネルギー財団 ゲヴォルグ・サルクジアン世界銀行等の情報より

ご自宅で太陽光発電を導入されている方からすれば、ありえない数字ですね(笑)

 

なぜ発電コストが高いのか?

太陽光発電にの発電コストにおいて、建設予定レベルではありますがアラブ首長国連邦と日本では実に10倍ほどの差があります。

これには様々な理由があり、1個1個掘り下げていくとかなりのボリュームになるので主な要因を上げて見ると

 

  • 太陽光パネルなど機器の単価が日本は高い
  • 発電施設の建設費(人件費等)が日本は高い
  • 日本と海外での税制面の違い
  • 国策として大量の補助金が出ている国があり、設置する企業としても動きやすい
  • 日照時間の違いによる発電効率の違い

 

といった項目があります。

単純に、アラブより日本の方が「太陽光発電をするには向いていない国」と言う事なんですね。

さらに毎月私達の電気代に加算されている再生可能エネルギー発電促進賦課金は、その名の通りコストの高い再生可能エネルギーを電力会社が企業や一般家庭から買い取る資金に充てられます。

逆に言えば、このような仕組みが無ければ国内の電力会社は再生可能エネルギーを販売することが難しいと言う事になります。

 

どうすれば国内の再生可能エネルギーは安くなる?

ソフトバンクグループのSBエナジーがモンゴルのゴビ砂漠に建設していた風力発電所が、つい先日完成したようです。

この発電所は当面モンゴル国内の電力の供給に使われるのですが、2020年には日本まで電力を持ってこようと言う計画が動いているとのこと。

これは、ソフトバンクの孫社長が提唱した、「アジアスーパーグリッド」と言う構想の一部になります。

 

アジアスーパーグリッドとは?

北はロシア南部・西はサウジアラビア・南はシンガポールとアジア全域を送電網で結ぶ事により天候に左右されやすく安定供給が難しい再生可能エネルギーの永久供給を可能にする…というとんでもないプロジェクトです。

 

仮に日本で風が吹かず、太陽が雲で覆われていたとしてもアジアのどこかでは快晴で、風が強い地域もあるでしょう。

例えばゴビ砂漠には強烈な偏西風が吹き荒れています。今回SBエナジーはその偏西風に目を付けゴビ砂漠に巨大な浮力発電施設を建設しました。

日本国内での風力発電のコストは21円/kWh。今回のモンゴルでは4円/kWh。同じ施設を日本に建てた場合の発電コストと比較すると約1/4。

確かにこれだけ安い電力を日本国内に送電できるのなら、私達の電気代が安くなるかもしれませんね。

 

問題点は?

映像では、送電網における技術でいな所は可能であるとの報道内容でした。

しかし、実際にこの構想を実現するには問題もあります。

 

電気を他国に突然止められるリスク

例えば今回のゴビ砂漠で発電した電力を日本に送電する場合、ロシア経由で送電網を這わすか、中国>海底ケーブル経由で韓国と経由し日本に送電する2つのパターンが考えられます。

モンゴル国内で安定して発電できたとしても、送電網がある国と何かトラブルが発生した場合、電力供給が滞る可能性があります。

また、日本と該当国との問題ではなく、該当国の様々な事情(テロやストライキ・事故や天災等)によって送電が止まってしまう可能性は否定できません。

 

海外から電力を送電するための法整備が必要

そもそもこういった海外諸国との事業は何かと法整備が付き物です。日本に関しては他国とこのような協定を結んだ事が無く、これから法整備を整えていくような形になります。

原発再稼働が前提な日本の発電事情において、現在日本国内の発電電力における再生可能エネルギーの比率は6%。(ちなみに原発は0.9%)

2015年のデータではありますが、このような状況の日本が積極的に法整備を進めていくとはあまり考えにくいように思えます。

 

今後の展望は?

ゴビ砂漠では、将来的に原発13基分という途方もない量の発電計画が立てられています。

そんななか去年、中国・韓国・ロシアの政府系電力会社3社とこの構想を推進することで合意したそうです。

孫社長が目を付けた再背可能エネルギーのビジネス。今後世界中で様々な技術革新が進んでいくのは間違いなさそうです。

 

今日明日にすぐ電気代が安くなると言う事は無いでしょうが、10年・20年後にはもしかしたら今より大幅に電気代が下がっているかも…なんて事もあるかもしれませんね。

電気代が大幅値下げ!?再生可能エネルギーの世界事情 その1

【電気料金削減】電気料金が大幅値下げに!?再生可能エネルギーの世界事情

先日、夜に報道番組(報道ステーション)を眺めていた時の事です。電力関係の仕事をしている自分としてはビックリするようなニュースが流れてきました。

そのニュースの冒頭を要約すると…

 

「価格が下がり続けている海外の再生可能エネルギーを、国内に送電しようというプロジェクトがある」

 

いやいや、そんなの採算取れるんですか!?そもそも価格が安いって、一体どれくらいの価格なの!?

頭の中に多くの「?」が浮かびました。

 

そのまま報道番組を眺めていましたが、実現できるかどうかはさておき構想自体は非常に面白く、私自身色々と勉強になる事もありました。

もちろん、今日明日と言う事でありませんが、近い将来電気代が大幅に下がる時代が来るかもしれないようです。

 

今回は報道ステーションで放送された、「再生エネルギー革命~日本の挑戦」と言う特修をご紹介したいと思います。

 

再生可能エネルギーとは

このお話をする前に、そもそも再生可能エネルギーとは何かを知らない事には話が始まりません。

よって、まずは再生可能エネルギーについて、簡単に説明したいと思います。

 

再生可能エネルギーとは、石油や石炭・天然ガスと言ったいつか枯渇するエネルギーと違い、自然界に存在する「枯渇しないエネルギー」の事をさします。

ポイントとしては、「枯渇せず永続的に利用できる事」「地球上のどこにでも存在すること」「二酸化炭素を排出しない(増加させない)こと」といった3点。

具体例を上げると

 

●太陽光
●風力
●水力
●地熱
●太陽熱
●大気中の熱その他の自然界に存在する熱
●バイオマス(動植物由来のもの)

 

この7種類が施行令によって定められています。

近年日本でも、太陽光発電については各地でソーラーパネルの設置が進んでおり、「田舎の山間に大きなソーラーパネルが!?」なんて光景もよく目にするようになりました。

石油等に代わる次世代のエネルギーとして政府は導入・普及推進しているそうです。(その割にはあまり普及しているようには見えませんが)

 

アジアの再生可能エネルギーが今すごい!?、

ソフトバンクの子会社であるSBエナジーは、2017年10月6日、モンゴルのゴビ砂漠に建設中だった風力発電所が完成し、営業運転を開始したという報道がありました。

モンゴルの企業と共同出資で設立した会社が運営を行い、モンゴル国内向けに送電を開始。モンゴルの電力消費量の約5%を賄える量になるようです。

 

この報道から3日後、テレビ朝日の報道ステーションという番組で、とても興味深い特集が流れました。

「再生可能エネルギーへの挑戦」と題し、ソフトバンクグループのSBエナジーが再生可能エネルギーについてどのようなビジネス構想を持ち動いているのかと言う特集でした。

その中で驚いたのが、SBエナジー社長の発言。

 

「電気の価格は限りなくタダに近づくと思います」

 

いやいやいや、それは無いだろう!?とは思いましたが。

ただ、日本の電気料金の価格は下がるだろうと明言してもいました。

一体どういう理由で電気料金が安くなると言えるのでしょうか?

※テレビ朝日 報道ステーションの公式HPにて実際の映像が視聴できます。恐らく一定期間たつと削除されると思いますので、視聴はお早めに。

日本では、太陽光や風力の再生可能エネルギーは、高いとされているが、今世界では、驚異的な価格の低下が進んでいる。これまでの不安定で弱いエネルギーではなく、低コストで強いエネルギーという位置付けだ。モンゴル南部に広がる広大なゴビ砂漠で生み出された安い再生可能エネルギーを、各国の送電網と海底ケーブルでつなぎ、日本にまで持ってくる壮大な構想が動き始めた。

※出典:テレビ朝日 報道ステーション 再生エネルギー革命~日本の挑戦

 

そもそも国内の再生可能エネルギーは高すぎる!?

放送の中で、世界の再生可能エネルギーの生産コストが日本国内と比較しいかに安いかと言う事を伝えています。

以下、1kwhあたりの生産コストを比較してみると

国名 エネルギー名 発電コスト(1kWh)
日本 風力 21円
太陽光 21円
石炭火力 12円
原子力 10円~
モンゴル 風力 4.0円
アラブ首長国連邦 太陽光(建設中) 2.6円(予定)
アメリカ 風力 5.1円
チリ 太陽光 3.1円
オーストラリア 風力 4.4~7.7円
ドイツ 太陽光 10.5円
デンマーク 風力 6.0円
南アフリカ 風力 5.5円

※自然エネルギー財団 ゲヴォルグ・サルクジアン世界銀行等の情報より

 

こちろんこの値は単純な「生産コスト」であり、施設の建設費や国・自治体に支払う税金等、様々なコストが省かれていますし、どこまでがコストとして含まれているのかもわかりません。

地域的な影響ももちろんあります。年間の日照時間や風力などは地域によって大きく差が出ます。例えば東京に比べ年間の日照時間が20%も少ないロンドンと3年間日照りが続いたと言われるゴビ砂漠では発電量に雲泥の差が出るでしょう。

国により政策や補助金、税制の違いもありますし、そもそもエンドユーザーへの販売価格ですらないのですが、一つの指標として比較するには十分な数値ではないでしょうか?

しかし建設中とはいえアラブ首長国連邦発電コストが2.6円。政府の支援を受けて日本企業が落札した事業だそうですが、最終的には原発1基分の発電量を賄える事になるのだとか。

ちなみに大阪の現在の電気代はプランにもよりますが1kWhあたり約19円~30円ほど。仮に日本で同じコストで発電できるとするなら、いったいどれだけ電気代が安くなるんでしょうね?(笑)

 

さて、ここまでは海外の再生可能エネルギーの価格についてお話してきました。

次回は「なぜSBエナジー社長が日本の電気代は安くなると言ったのか?」についてお話したいと思います。

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【電気料金速報】11月の電気料金、なんと大手10社全社値下げ!!

【電気料金速報】11月の電気料金、なんと全社値下げ!!

このニュースを見た瞬間、思わず目を疑っちゃいましたね(笑)

いきなり結果をお伝えしちゃいますが、11月の電気料金は大手10社全てで値下げになる模様です。

 

11月の電気代はなんと全社で値下げ!!

本日、以下のようなニュースが報道各社より伝えられました。

大手電力10社が、11月の電気料金を前月比で一斉に引き下げることが20日、分かった。

火力発電の燃料となる原油や液化天然ガス(LNG)の価格下落を反映し、標準家庭で20~40円程度の値下げになる見通し。

全社が下げるのは2016年7月以来、1年4カ月ぶり。

※出典:時事通信 11月電気料金、全社値下げ ガス全4社も引き下げ

 

1年4ヶ月ぶりですか~。全社値下なんて出来事が過去にもあった事自体がある意味びっくりだったんですが(笑)

まぁ、昨年の上昇傾向を見てきた私にとっては、本当に驚きましたね。

では、詳しい値動きを見て見ましょう。

 

11月の電気代の値上げ幅は?

今回は、大手10社すべてで値下げになります。

では各社の値上げ幅一覧を見て見ましょう。

 

【2017年11月 電気代の値下げ幅】
●北海道電力:-30円(値下げ)
●東北電力:-23円(値下げ)
●東京電力:-28円(値下げ)
●北陸電力:-23円(値下げ)
●中部電力:-20円(値上げ・見込)
●関西電力:-20円(値上げ・見込)
●四国電力:-23円(値下げ)
●中国電力:-31円(値下げ)
●九州電力:-20円(値下げ・見込)
●沖縄電力:-41円(値下げ)

 

※金額は2017/9/20時点での見込みになります。

ちなみに、先月の上昇幅はと言うと…

 

【2017年10月 電気代の値下げ幅】
●北海道電力:-32円(値下げ)
●東北電力:横ばい
●東京電力:-5円(値下げ)
●北陸電力:-19円(値下げ)
●中部電力:+13円(値上げ)
●関西電力:+5円(値上げ)
●四国電力:-16円(値下げ)
●中国電力:-5円(値下げ)
●九州電力:-5円(値下げ)
●沖縄電力:-32円(値下げ)

 

中部・関西・九州の3社についてはまだ明確な数値が確定していないのですが、おおよそ20円ほどの値下げになる見込みです。

北海道・沖縄については連月の大幅値下げ。なお、3ヶ月前も両電力会社は値下げしています。

この傾向がしばらく続くといいんですけどね。

 

今回の燃料費調整制度の推移は?

今回の値下げについても、燃料調整費の調整が原因となっています。

前回もお伝えしましたが、原油価格については下落傾向が続いています。これはあくまで今回の燃料調整費の対象となる期間(2017年6月~8月)の話であり、現状は少しづつではありますが値上がり傾向にあるようです。

しかしLNG(液化天然ガス)についての価格が下落、コレが今回の電気料金の全社値下げに大きく貢献したというわけです。

※今回、2017年10月分の電気料金については、2017年6月~2017年8月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。

 

余談と言えば余談なのですが、大手都市ガス4社の12か月連続での値上げもついにストップしました!!

寒くなれば当然ガスの使用量も増えるでしょうし、これは嬉しいニュースですね!!

【電気料金速報】10月の電気料金、大手7社は値下げ!!

電気代UPに悩む女性

【電気料金速報】9月の電気料金、大手10社中6社で値上げ!!

気が付けば暑い8月も今日で終わり。明日からの学校を嘆く子供を横目に家事が楽になると喜んでいるお母さんも多くいらっしゃるんでしょうね(笑)

先月の速報では明日9月からのの電気料金は概ね値上げになるとお伝えさせていただいましたが、10月はどのような感じになるのでしょうか?

 

10月の電気代は値下げ傾向

先日、報道各社が伝えた情報は以下のようなものでした。

大手電力10社は30日、10月の家庭向け電気料金を発表した。燃料となる原油の価格下落を受け、7社が9月よりも値下げする。

都市ガス全4社は液化天然ガス(LNG)価格の上昇に伴い、12カ月連続で値上げする。

※出典:毎日新聞 10月電気料金、7社値下げ ガスは12カ月連続値上げ

 

9月は2社を除いて値上げの月でしたが、どうやら10月は全体的には値下げ傾向にあるようですね。

では、詳しい値動きを見て見ましょう。

 

10月の電気代の値上げ幅は?

今回値下になったのが北海道・北陸・東京・中国・四国・九州・沖縄の7社。

逆に値上げになったのが中部・関西の2社。

横ばいになったのが東北になります。

 

では各社の値上げ幅一覧を見て見ましょう。

 

【2017年10月 電気代の値下げ幅】
●北海道電力:-32円(値下げ)
●東北電力:横ばい
●東京電力:-5円(値下げ)
●北陸電力:-19円(値下げ)
●中部電力:+13円(値上げ)
●関西電力:+5円(値上げ)
●四国電力:-16円(値下げ)
●中国電力:-5円(値下げ)
●九州電力:-5円(値下げ)
●沖縄電力:-32円(値下げ)

 

ちなみに、先月の上昇幅はと言うと…

 

【2017年9月 電気代の値上げ幅】
●北海道電力:-21円(値下げ)
●東北電力:+10円(値上げ)
●東京電力:+15円(値上げ)
●北陸電力:-2円(値下げ)
●中部電力:+29円(値上げ)
●関西電力:+26円(値上げ)
●四国電力:横ばい
●中国電力:+5円(値上げ)
●九州電力:+8円(値上げ)
●沖縄電力:-7円(値下げ)

 

今回も燃料調節費の影響による値上げなので仕方が無いと言えば仕方が無いのですが、関西電力は2ヶ月連続の値上げです。

原発稼働による値下げについては、関西のメディアでかなり報道されていたんですが、値上げについては全然報道されていませんね。

当たり前と言えば当たり前なのですがねw(笑)

 

ちなみに関西電力ですが、11月も値上げになるのなら原発稼働で安くなる前と同じような水準になるかもしれませんね。

 

今回の燃料費調整制度の推移は?

今回の燃料調整費についてポイントを上げるとするならば、前回と同じく原油価格は下落しています。

しかし、LNG(液化天然ガス)については価格が上昇しており、今回値上げとなった関西電力・中部電力についてはLNGの使用量が価格上昇に反映。

LNG火力発電所の比率が高い両電力会社が先月に引き続き値上げになった…言う状況です。

※今回、2017年10月分の電気料金については、2017年5月~2017年7月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。

 

大手都市ガス4社については、12か月連続で価格が上昇しているようです。

LNGの価格動向次第では、今後電気代についても上昇してくるかもしれませんね。

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【電気料金速報】9月の電気料金、大手10社中6社で値上げ!!

電気代UPに悩む女性

【電気料金速報】9月の電気料金、大手10社中6社で値上げ!!

熱い日が続いていますね~出社して一番初めの仕事はエアコンの電源を入れるところから始まる今日この頃です。

さて、先月(8月分)は原発稼働で値下げを宣言した関西電力を除き、大手10社のほとんどが値上げと言う状況でした。

電気消費量が上がる夏場、9月の電気代はどのようになるのでしょうか?

 

9月の電気代も値上げ傾向

先日、報道各社が伝えた情報は以下のようなものでした。

大手電力10社は28日、9月の家庭向け電気料金を発表した。

火力発電の燃料となる液化天然ガス(LNG)などの価格上昇が続いているため、6社が8月よりも値上げする。都市ガス全4社も11カ月連続で値上げする。

※出典:毎日新聞 電気料金9月、6社が値上げ ガス4社も

 
あれ、原油価格は値上げしたって話は聞かなかったんですけどね…

どうやらLNGの調達コストが今回の値上げ傾向の原因のようですね。

 

9月の電気代の値上げ幅は?

今回値上げになったのが東北・東京・中部・関西・中国・九州の6社。

逆に値下げになったのは北海道・北陸・沖縄の3社。

横ばいになったのが四国になります。

 

では各社の値上げ幅一覧を見て見ましょう。

 

【2017年9月 電気代の値下げ幅】
●北海道電力:-21円(値下げ)
●東北電力:+10円(値上げ)
●東京電力:+15円(値上げ)
●北陸電力:-2円(値下げ)
●中部電力:+29円(値上げ)
●関西電力:+26円(値上げ)
●四国電力:横ばい
●中国電力:+5円(値上げ)
●九州電力:+8円(値上げ)
●沖縄電力:-7円(値下げ)

ちなみに、先月の上昇幅はと言うと…

【2017年8月 電気代の値上げ幅】
●北海道電力:-4円(値下げ)
●東北電力:+18円(値上げ)
●東京電力:+26円(値上げ)
●北陸電力:横ばい
●中部電力:+29円(値上げ)
●関西電力:-189円(値下げ。原発稼働の影響)
●四国電力:+5円(値上げ)
●中国電力:+13円(値上げ)
●九州電力:+10円(値上げ)
●沖縄電力:-11円(値下げ)

 

せっかく下がった関西電力の電気代ですが、早くも値引き分の1割ほどが値上がりになりましたね(苦笑)

なお、ガス料金なんですが、大阪ガスが22円、東京ガスと東邦ガスが21円、西部ガスが14円と軒並みの値上げ状態。

実は11ヶ月連続の値上げ何だとか。

ガスの自由化の話もありますが、オール電化の促進等ガス業界はかなり厳しい時代なのかもしれませんね。

 

今回の燃料費調整制度の推移は?

先程ちらっとお伝えしましたが、実は今回の燃料調整費の算出期間である4月~6月は、原油価格は下落しています。

しかし、LNG(液化天然ガス)の調達コストが毎月のように増加。実に11ヶ月連続での上昇になり、管内の電力生産量において、火力発電所の比率が高い電力会社が軒並み電気料金の値上げにつながっていると言う状況なのです。

※今回、2017年9月分の電気料金については、2017年4月~2017年6月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。

 

先月の速報では、9月は燃料調整費は原油価格が低く推移しているため下がるかも?なんて発言をしていたんですがねぇ。

来月LNGの価格が上がれば1年連続の値上げになります。

いいかげん落ち着いてくれてもいいと思うんですけどね…

新電力事業者はなぜ電気代を安く提供できるの?

新電力事業者はなぜ電気代を安く提供できるの?

電力自由化も、制度が開始してから1年以上が経過しました。

以前のように毎日様々な新電力事業者がテレビCMを流しているようなことは少なくなってきたように思います。(少なくとも大阪ではですが)

ところで皆さんは、新電力事業者に契約を替えると電気代が安くなる(※電気の利用量等、条件によっては安くならないこともあります)という事はご存知かと思いますが、なぜ安くなるのか疑問に思ったことはありませんか?

普通に考えると、いくら新電力に加入している企業が他業種で有名な大企業だとしても、すでに何十年も電力事業を営んできた大手10社のほうが電気代を安くできそうなものなのですが…

今回はこの辺りのカラクリをお話したいと思います。

 

そもそも、大手電力会社の電気代は高かった!?

元々国内の電力事業は東京電力や関西電力といった大手10社がエリア毎に市場を独占していました。

電力会社も企業である以上利益を追求します。100円で売れるとわかっているものを理由もなく値下げする企業はありませんよね?僕が社長だとしても、わざわざ値下げしろなんて話はしないでしょう。

しかも同じエリア内にはライバルとなる企業がいません。そりゃ企業努力もなおざりになっていたんだと思います。

 

大手だからこそ必要な設備投資費

鉄塔電気代には、単純に電気を生産する費用(燃料代など)以外にも様々な費用が上乗せされています。

例えば大手電力会社の場合、発電所や変電所だけでなく、各契約者のもとへ電力を届ける送電線網も所持しています。これらの設備を維持していくには、莫大な費用がかかります。

落雷等で一部地域に停電が発生した場合、大至急停電から復旧するための人員の確保。しかも24時間体制で…です。

これらの人件費やら設備管理費等、毎月にかかる経費がきっちり利用者の電気代に反映されているわけですね。

一方、新電力企業は送電線網を大手電力会社より借りて営業しています。もちろん使用料は支払わなくてはならないのですが、維持管理に必要な費用やそもそも自社で送電線網を準備するコストを考えると利用者に上乗せする費用は大手電力会社と比較し少なくなる…という事なのです。

 

電気料金以外の本業とのセット割

電気代のイメージ例えば当ブログ記事でも度々紹介している関西電力と大阪ガスの新電力プランについてですが、どちらも電気(もしくはガス)のみを契約するより、同じ企業でまとめて契約することにより電気・ガス共に利用料金がお安くなる…という仕組みです。

1世帯当たりの売上(利益)が上がるわけですから、企業としては値下げしやすいというわけですね。これは非常に分かりやすい仕組みです。

他にも通信事業社のプランでは携帯電話やインターネットと新電力をまとめて契約することにより、ポイントのキャッシュバック率が上昇、結果グロスで考えるとお安くなる…といったプランがあります。

 

もちろん、電気代を削減するためだけに携帯電話をキャリア変更するのは抵抗があるかと思いますが、今何かしらの支払いや契約がある企業が新電力事業者として営業している場合は、一度プランを調べてみるのも良いかもしれませんね。

【電気料金速報】7月は値下げ。では8月の電気料金は?

【電気料金速報】7月は値下げ。では8月の電気料金は?

気がつけば月末。もう今年も半分が過ぎたんですねぇ。

さて、先月(7月分)は大手10社中7社が値下げという非常に珍しい結果だったのですが、翌月である8月はどのような感じなのでしょうか?

 

8月の電気代は、一部地域で値上げ

先日、報道各社が伝えた情報は以下のようなものでした。

大手電力会社10社のうち6社が8月の家庭向け電気料金を7月よりも値上げする見通しであることが19日、分かった。

燃料となる石炭などの価格上昇が背景。都市ガス全4社も値上げの見通し。

※出典:毎日新聞 6社が8月値上げへ 家庭向け、都市ガス4社も

 
先月は大体値下げだったんですが、残念ながら8月は多くの地域で値上げとなりそうです。
 

7月の電気代の値上げ幅は?

今回値下げになるのが沖縄・北海道。そして原発稼働後に値下げを明言している関西の3社。

横ばいになったのが北陸。

値上げになったのが値上げ幅の大きい順に中部・東京・東北・中国・九州・四国の6社です。

 

では各社の値上げ幅一覧を見て見ましょう。

 

【2017年8月 電気代の値下げ幅】
●北海道電力:4円
●東北電力:+18円(値上げ)
●東京電力:+26円(値上げ)
●北陸電力:横ばい
●中部電力:+29円(値上げ)
●関西電力:値下げ予定(価格未定)
●四国電力:+5円(値上げ)
●中国電力:+13円(値上げ)
●九州電力:+10円(値上げ)
●沖縄電力:11円

ちなみに、先月の上昇幅はと言うと…

【2017年7月 電気代の値上げ幅】
●北海道電力:19円
●東北電力:横ばい
●東京電力:+5円(値上げ)
●北陸電力:15円
●中部電力:+13円(値上げ)
●関西電力:6円
●四国電力:15円
●中国電力:13円
●九州電力:横ばい
●沖縄電力:23円

 

これから電気の使用量が増えてくる夏場に突入します。ここ最近は梅雨なのに雨が少なく熱い日が続いていますね。

先月はせっかく値下傾向だったんですけどねぇ。

ちなみに関西電力ですが、本日株主総会がありこの場でも8月より値下げする旨、発表がありました。

金額についてはまだ未定なのですが、判明次第報告させていただきますね。

 

今回の燃料費調整制度の推移は?

毎日新聞の記事では「燃料となる石炭などの価格上昇が背景」とありますが、実は5月の原油・LNG・石炭の価格は4月と比べて下落しています。

※今回、2017年2月分の電気料金については、2017年3月~2017年5月の間に調達した原料のコストが電気料金に反映されます。

4月は全体的に少し高めの価格だったので、その影響が出ているのかもしれませんね。

 

ただし原油については先日のニュースでも報道されていましたが低い水準で推移しています。

単純に低ければいいというわけではないのですが、こと燃料調節費に関しては9月については減少するかもしれませんね。

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関西電力、ついに電気料金値下げを表明!!

関西電力、ついに電気料金値下げを表明!!

当ページの電気料金速報でも度々お伝えしてきましたが、先日関西電力が電気料金の値下げを表明しました。

 当社はこの度、電気料金値下げの実施時期を8月1日とすることとしました。

 

当社は、高浜発電所3、4号機が運転を再開し、本格運転を実現すれば、電気料金の値下げを実施したいと考えており、高浜発電所4号機が並列し、発電を開始して以降、値下げについて検討を始めています。

 

現在運転中の高浜発電所4号機に加え、今後、高浜発電所3号機についても、工程が順調に進むと、7月上旬に本格運転を再開する予定です。

 

中略

 

今後、値下げ幅の算定や、届出書の作成等の準備を進め、具体的な内容が決まり次第、速やかにお知らせさせていただきます。
※出典:関西電力 電気料金の値下げの実施時期について

 
具体的な金額は明記されていないとはいえ、日時を表明してくれたのはうれしいですね。
 

なぜこの時期に発表?

8月1日に値下するのはともかく、どうせなら値下げ幅も一緒に発表したらいいのに…って思われた方も多いはず。

しかし、現在関西電力が置かれている状況を考えると、少しでも早く発表したいという心理がうかがえます。
 

電力自由化は、関西電力に大打撃

電気代のイメージ一時期に比べてだいぶん落ち着いてきた感のある新電力ですが、この4月までの統計で関西電力は約4.9%もの顧客が流出しました。

これは毎年のように赤字が続き、毎月のように上がる電気料金を受け、新電力の移行先も選択肢が多い関西エリアでは多くの顧客が流失してしまったという事実があります。

今後も流出が進む可能性があることを考慮すると、一刻も早く何らかの対策を打たなくてはならない…というのが関西電力の考えでした。

今年度始まったガスの自由化で若干の顧客が戻ってきたとはいえ、まだまだ予断を許さないような状況。

電力の消費量が上がるこの季節、このタイミングでの値下げ発表は関西電力にとって必然だったのでしょう。

 

結局いくら下がるの?

正確な金額の発表はまだなのですが、「3%を軸に検討する」との情報がありました。

ちなみにこの3%と言う数字ですが、関西電力の本年5月における標準家庭での電気料金は6836円/月。

3%ということは…「205円」ですね。

正直、値下げはありがたいですがあまりインパクトは無いですよね。

この辺りは関西電力も重々承知のはず。他の新電力参入企業の関西電力の値下げをふまえて新たな対策を打ち出すでしょうし、(特に大阪ガス)今回の値下げ発表は関西電力にとって、他の新電力事業者に対する宣戦布告と言った感じであるかもしれませんね。

太陽光発電に陰り!?四国電力が出力抑制!?

太陽光発電の住宅

太陽光発電に陰り!?四国電力が出力抑制!?

タイトルだけ見ても「なんのこっちゃ!?」と思われる方の方が多いかもしれませんね。

咀嚼してみますと

「太陽光発電で売電してる方の収益が今後減るかもしれませんよ?」

といった意味になります。

いやいや、ただでさえ電気代が高い中、どういった理由でこのような事が起こるのでしょうか?

 

そもそも、出力抑制とは?

まずは「出力抑制」とは何かが解らないと話になりませんね。

出力制御とは、電力会社が発電事業者に対して電力の発電を抑制したり、発電を停止する要求を出す事により出力量を管理する制度の事です。


「あれ、夏になったら節電にご協力下さいとか言われるのに、なんで出力を管理するの?」

そう思われた方、実にいい質問です!!

 

出力制限による管理が必要なワケ

実は電力会社が使うような大容量の電力溜めておける蓄電池はまだありません。自動車のバッテリー程度ならともかく、何万世帯もの消費電力を溜めておけるような蓄電池は技術的にもコスト的にもまだまだ難しいそうです。

よって電力会社は、「毎日管内の地域で使用する電力を想定し、必要な分だけ電力を作り、送電する」という作業を延々と行っているのです。

さて、ここで問題になってくるのが近年急速に発電量を伸ばしつつある再生可能エネルギーである「太陽光発電」です。

 

地球にやさしい太陽光だけど…

今回のタイトルにある「四国電力」。やっと登場です。

四国電力の佐伯勇人社長は24日の記者会見で、四国内の事業者らから買い取る太陽光発電の導入量が1年後に現在より40万キロワット多い約250万キロワットになるとの見通しを示した。

需要の少ない今年4月には太陽光発電の最大出力が一時、需要の6割強に達した。

火力抑制などで需給バランスを保ったが、調整余地が乏しくなっている。さらに増える来年には出力制御に踏み切る可能性もある。
※出典:日本経済新聞社 四国電の電力供給、太陽光が一時6割超 来春に出力抑制も

 

先程お伝えした通り、電力会社は電気を溜める事が出来ず、必要な分だけ生産して送電しています。その電気の中には一般家庭から太陽光発電で発電された電力を買い取っている分も含まれます。

需要と供給のバランスが安定している際は問題ないのですが、このバランスが崩れると変電設備等の設備に負担がかかり、最悪大規模な停電が発生する事も。

 

上記の記事にもある通り、太陽光発電による発電量は年々増加傾向にあります。

Co2を発生させないこの再生可能エネルギーは地球温暖化対策として非常に有効なのですが、火力発電と比較し安定した発電が難しいという欠点があります。

例えば日中の日照時間が少なくなるような日が続いた場合、当然発電量は落ちますよね。さらに、発電設備自体は年々増加する一方。

電力会社としては、太陽光発電からどれくらいの電力が生産されるのかがよみにくいという状況のようです。

 

出力制限がかかるとどうなる?

さて、ここまで散々脅かしてきた今回の記事ですが、今日明日心配しなくてはならない…と言うわけではありません。
(あくまで、現状ではという話ではありますが)

出力制限は、発電量の多い施設(500kw以上)から順に出力制限の対象となり、以下50kw~500kw、10~50kw、10kw未満と順次制限の対象となります。

細かいルールについては管轄の大手電力会社によって異なりますが、一般家庭向けの10kw未満については、どの電力会社も一番最後に規制する形となっています。

そもそも東京電力・中部電力・関西電力圏内については、50kw以下の発電設備については出力制限の対象外となっています。

こういった状況にもかかわらず、「将来的に太陽光の出力制御を行う可能性がある」という四国電力社長の発言。

しばらくは注視しておいた方がいいかもしれませんね。

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高浜3号機再稼働 関西電力の電気代はどうなる?

ガスタンク

高浜3号機再稼働 関西電力の電気代はどうなる?

電力自由化については、当ブログでも長い間色々な記事をお伝えしてきましたが、もしかすると、今後関西電力エリアについては新たな動きがあるかもしれません。

タイトルにも記載している通り、先日の6月6日、関西電力の高浜3号機が再稼働を開始しました。

高浜原発3号機(福井県)が6日再稼働したことで、関西電力の発電電力量に占める原発比率は拡大に向かう。

東日本大震災前に4割を超えていた原発比率は、震災後の安全基準の強化などに伴う全面停止で、一時はゼロになったが、今年度は1割を超える見通し。

原発を主軸に据えた電力供給に回帰している。
※出典:産経WEST 高浜3号機再稼働、関電が原発比率拡大へ…石油火力は休止

 

関西電力の原発依存度は高い!?

原発依存度のイメージ実は東日本大震災前の平成22年時関西電力は11基の原発を稼働し、年間の発電量における約44%を原発でまかなっていました。

この値は東京電力など他の大手電力会社と比較しても高い数字になります。

ところが震災後様々な利用により原発は稼働を停止。平成26年と28年には稼働する原発が0となり、発電コストの高い石油火力発電所に頼らざるを得ない状況が続いています。

ちなみに石油火力発電所は原子力発電と比べて発電コストが3~4倍ほど高いそうです。そりゃ、電気代を値上げしなきゃ関西電力としてはまずい…というわけなのです。

実際問題、他の大手電力会社と比べ、関西電力の電気料金は割高になっています。

 

電気代の値下げの時期と金額は?

高浜3号機は7日午前2時半ごろ臨界に達する見込みで、営業運転開始後の7月上旬以降に電気料金の値下げを実施したいとのこと。

もちろんこれは順調にいけばと言う話なのでしょうが、電力自由化による顧客流出の懸念が大きく、早めに値下げを打ち出すことによりこれ以上の流出を防意図がありそうです。

 

現に電力自由化開始以降、関西電力より約70万件の顧客が新電力事業者へと流出。ちなみにこのうち約30万件は大阪ガスに奪われたそうです。

さらに今年よりはじまったガスの自由化により関西電力は大阪ガスより14万件の顧客を獲得。今後の価格設定次第ではさらに顧客を奪う可能性があり、大阪ガスとしては今回の原発稼働は脅威と感じている事でしょう。

 

ちなみに肝心の下げ幅ですが、「3%を軸に検討する」との事。

関西電力の本年5月における標準家庭での電気料金は6836円/月。

3%ということは…「205円」ですね。

 

ご存知の方も多いかと思いますが、この5月に電気代は大きく上昇しました。

主な原因としては再生可能エネルギーを普及させるために料金に上乗せする「賦課金」が、5月から増額されることと、いつもの燃料費調整制度ですね。

なお、関西電力の5月の値上げ金額は「190円」。4月については「54円」の値上げ。

うーん、値下げはうれしいんですけど、あまり値下げされたという実感はわかないかもしれませんね。

 

ただし、関西電力の価格設定次第では今後新電力事業者が新たな価格設定をする事は容易に想像できます。

まだまだ関西の電力事情は落ち着かないのかもしれませんね。

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